しかしボルは『散文のエッダ』では以後2度と触れられない。スカルド詩[注釈 1]や『詩のエッダ』においては、オーディンは時々「ボル(ブル)の息子」[4]と呼ばれる。しかしボルに関する詳しい事は何も知られていない。他の文献にも名前が見られない。神話における彼の役割も不明である。そして、彼が古代北欧において信仰された形跡もない。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ ごちゃまぜ詩人ソルヴァルドの詩でオーディンが「ブールの嗣子ボルの子」と呼ばれており、この箇所が『詩語法』に引用されている(『「詩語法」訳注』13頁)。
出典^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』229頁などにみられる表記。
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』9頁、『エッダ/グレティルのサガ』(松谷健二訳、筑摩書房〈筑摩文庫〉、1986年、ISBN 978-4-480-02077-2)9頁などにみられる表記。
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』229頁。
^ 『巫女の予言』など(『エッダ 古代北欧歌謡集』9頁)。
関連項目
ブーリ、ベストラ
天地創造
参考文献
谷口幸男「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』第43巻No.特輯号3、1983年。
V.G.ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。
男神
ウル
オーズ
オーディン
クヴァシル
ダグ
テュール
デリング
トール
エーギル
ニョルズ
ヴァーリ
バルドル
ヴィーザル
ヴィリとヴェー
ヒューキ
フォルセティ
ブラギ
フレイ(イングナ・フレイ|ユングヴィ)
ヘイムダル
ヘズ
ヘーニル
ヘルモーズ
マグニとモージ
マーニ
ミーミル
メイリ
ロキ
ローズル
女神
イズン
イルムル(英語版)
イルパ(英語版)
エイル