2017年、収録曲が全てカバーソングであるCD3枚組のアルバム『トリプリケート』を発売した。 2020年、自身のYouTubeチャンネル
2020年代
「最も卑劣な殺人(英語版)」(3月26日発表)
「アイ・コンテイン・マルチチュード(英語版)」(4月17日発表)
「偽預言者(英語版)」(5月8日発表)
6月19日、上記の3曲を含む、8年ぶりとなるオリジナルアルバム『ラフ&ロウディ・ウェイズ』を発売した[129]。
2020年4月に日本公演(追加公演を含めて4会場15公演[130])を予定していたが、世界的な新型コロナウイルス感染症の流行のため中止となった[131]。12月7日、ユニバーサル ミュージック グループが、ディランの全楽曲の著作権を取得したと発表した[132]。
2022年1月24日に米国のソニー・ミュージックエンタテインメントは、今後の新曲を含むディランの全楽曲の原盤権を取得したことを発表した[133]。 ディラン・ファンのフォーク歌手は1960年代から岡林信康、高田渡、加川良などかなりの人数がいた。だが、レコードの売上は伸びなかった。レコードの売上が伸びる契機となったのは、ディランの影響を強く受けた吉田拓郎が[134][135]、1970年代初頭にラジオの深夜放送や音楽誌の取材などでディランを熱心に語ったことが一つの原因であるといわれている[136][137][138]。従来ディランは日本での知名度はあってもレコードは売れなかったが[136][137]、この影響によりCBSソニーが販売していたディランのレコード売上は以前の5倍になった[139]。1973年には吉田拓郎の選曲により、ソニーからディランのベスト盤『BOB DYLAN; Gift Pack Series10』が発売された[140]。みうらじゅんや浦沢直樹は、吉田拓郎を通してディランを知ったと語っている[136][138][141][142]。また、ガロの大ヒット曲「学生街の喫茶店」の歌詞にも「ボブ・ディラン」が登場していた。ディラン・ファンの作家も多く、村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』や伊坂幸太郎の『アヒルと鴨のコインロッカー』などの文学作品にも登場する。
影響・語録など
「ディランは最高だった」 - ジョン・レノン
「自分達が難解な歌詞を曲にできるようになったのは、ボブ・ディランが売れた前例のおかげ」 - スティーリー・ダン
「ボブ・ディランのような歌詞を、フィル・スペクターのようなサウンドに乗せて、ロイ・オービソンのように歌いたかった」 - ブルース・スプリングスティーン
ディラン効果 …歌のあるフレーズが頭の中から離れない「イヤーワーム」の別称。一説にディランの歌がイヤーワームを起こしやすかったことから。
日本への影響
ディランに影響を受けたミュージシャン
ザ・ビートルズ
ブルース・スプリングスティーン