サーフィンと共通する技術(パドル、ゲッティングアウト、ドルフィンスルー、テイクオフ、ボトムターン、トップターン、オフザリップ/リッピング、ローラーコースター、カットバック、リエントリー、フローター、プルアウト、アイランドプルアウト等)については、サーフィンの項を参照。
ビーティング(beating)
前進するためにバタ足をすること。キッキング(kicking)ともいう。ゲッティングアウトなどの移動の際や、テイクオフの際に行う。フィンを履くことでよりスピードを付けられる。ライディング中は基本的には行わない。
ドロップニー(Dropknee)
ボードの上に片膝立ちをした状態で乗るスタイル。ニー(knee)とは膝のことで、膝を落とすという意味であり、略してDKとも呼ばれる。ハワイのジャック・リンドホルム(Jack Lindholm)が第一人者であり、当初はジャックスタイルと呼ばれた[9]。ドロップニーは技ではなくライディングスタイルであり、競技ではドロップニー自体が評価されるのではなく、ドロップニーでどのようなマニューバーを描いたか、どのような技をかけたかが評価される。そのため通常の腹ばいスタイルよりも不安定で不利になるため、JPBA(日本プロボディボード連盟)等の試合ではドロップニースタイル限定で競技を行うドロップニークラスが設けられている。なお通常の腹ばいスタイルは、ドロップニーと区別してプローン、もしくはプローンスタイルと呼ばれる。サーフィンのように完全に両足で立つスタンディングスタイルもある。
スピン(Spin)
波の面に対し水平に回転する技。ボディボードならではの技で、見た目の華麗さや初心者には容易には出来ない難易度の高さから、非常に人気のあるテクニックである。腹ばいで回るという意味でベリースピンと言うこともある。スピンにはその回り方によっていろいろな呼び方がある。
フォワードスピン(Forward spin)
波を横方向へ走り沖側の方向へ回転をかけて回るスピン。レギュラーの波なら時計回り、グーフィーの波なら反時計回りとなる。一般的にスピンと言ったらフォワードスピンを指す場合が多い。
リバーススピン(Reverse spin)
波を横方向へ走り岸側の方向へ回転をかけて回るスピン。「リバース」は逆を意味する。波の斜面がきつくなるほどフォワードスピンより難易度が高くなる。なおスープ前などの平らな場所ではフォワード・リバースの難易度の差はほとんどなく、ノーズを持つ手の方向へ回転をかけるのがフォワードスピン、その逆がリバーススピンとされている。
エアリアルスピン(Aerial spin)
波のリップから飛び出し、空中でスピンをする。スピンがフォワードスピンの場合はエアフォワード(Air Forward)ともいう。
エアリバース(Air Reverse)
波のリップから飛び出し、空中でリバーススピンをする。エアリアルリバーススピン、または略してエアリバとも呼ばれる。
当てリバ(Hit & Reverse)
当て込みリバーススピンの略称。崩れる波に当て込みながらかけるリバーススピン。Hit & Reverseは作道雅明プロ監修の「ボディボード上達講座」[10]の中で紹介された呼称である。
ハンドスピン(Hand spin)
手を水中に引っ掛けることで回転を与えるスピン。比較的容易に回すことができるが、レールワークを使わないため競技での評価は低い。
エルロロ(El rollo