ボス・ベイビー
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あらすじ

ティモシー・レズリー・テンプルトン(ティム)は空想が大好きな7歳の少年で、ワンワン株式会社に勤める父親のテッドと母親のジャニスと幸せな毎日を過ごしていた。ある日、テンプルトン家の元に黒いスーツを着用し、サングラスをかけた赤ちゃんがやって来た。この日からテッドとジャニスは赤ちゃんを大事にし、ティムは嫉妬する日々が続いた。ティムは赤ちゃんの行動を不審に思い、部屋に忍び込むと、大人の声で商談をしていた。ティムは詰め寄り、その赤ちゃんは「ボス・ベイビー」と名乗った。ボス・ベイビーは、自分には任務があるとティムを脅した。

数日後、再びボス・ベイビーの元へ潜入すると、近所の赤ちゃんでボス・ベイビーの部下であるジンボ、ステイシー、三つ子とプレゼンをしていた。世間では赤ん坊に匹敵するほど子犬のブームが到来していた。さらに、ワンワン株式会社では新種の子犬を発売することが決まっており、ラスベガスでのイベントで発表しようとしている。ボス・ベイビーたちに課せられた任務とは、ワンワン株式会社が発売予定の新しい犬の種類を突き止め、それを妨害することだったのだ。一部始終を録音したテープをめぐるボス・ベイビーとの揉み合いで、両親から外出禁止を言い渡されたティム。ボス・ベイビーは幻想を見せながら事情を説明する。赤ちゃんボスは、スーパーミルクを飲むといつまでも赤ちゃんでいられる。現在はビッグ・ボス・ベイビーがリーダーで、ワンワン株式会社の企業秘密を持ってくるように言われ、成功すれば会社で出世すること、失敗するとリストラされ、ティムと永遠に暮らさなければならないことを説明する。この日からティムはボス・ベイビーと仲良くし、テッドとジャニスから外出禁止が解かれ、ワンワン株式会社の仕事参観に行くことになった。

秘密の部屋に入ることに成功したティムとボス・ベイビーは企業秘密を見つけたが、ユージーンという男に見つかってしまう。ユージーンはフランシス・フランシスという男の前に連れて行った。フランシス・フランシスの正体は、過去のビッグ・ボス・ベイビーだったのだ。しかし、スーパーミルクに対する乳糖不耐症のため、年をとり、その地位を現在のビッグ・ボス・ベイビーに奪われたという。フランシスはベイビー株式会社への復讐のためワンワン株式会社を設立して対抗し、子犬の成長を止め、いつまでもかわいいままにする新商品「フォーエバー・ワンコ」を作り、ロケットで打ち上げ世界中にばらまく、という野望を話した。そのためにはスーパーミルクが必要なため、フランシスとユージーンはボス・ベイビーからスーパーミルクを取り上げた。

テッドとジャニスはラスベガスでの「フォーエバー・ワンコ」のイベントに参加するため、フランシスとともに出発した。家ではティムとボス・ベイビーはユージンに子守として監視されていたが、彼を足止めして補助輪つきの自転車で空港へ向かった。空港についたティムとボス・ベイビーだったが、ボス・ベイビーが時折幼児化するようになってしまったため、飛行機の中に逃げられてしまった。そこで空港に大勢いたエルヴィス・プレスリーの物まねをする人たちとともに機内に乗り込み、機内では「機長の息子」の振りをしてラスベガスへ向かった。

ラス・ベガスのイベント会場でティムとボス・ベイビーを見つけたフランシスは、テッドとジャニスを箱に閉じ込めてしまった。ティムとボス・ベイビーは2人を救いに向かい、フランシスをスーパーミルクのプールの中に落とすことに成功した。テッドとジャニスを救い出し、フォーエバー・ワンコはロケットから開放した。フランシスは赤ちゃんに戻り、ユージーンに連れ去られていった。

任務をやりとげたボス・ベイビーは、テンプルトン家から去ることになった。複雑な気持ちになったティムは、ボス・ベイビーへ初めて手紙を書いた。ボス・ベイビーベイビー株式会社に戻りヒーロー扱いを受けるものの、どこか寂しさを感じていた。その時ティムからの手紙を読むと、ティムの弟へ転職する誘いが書かれており、大量のおもちゃが一緒に入っていた。それを見たボス・ベイビーは、スーツを脱ぎ捨てると一目散にベルトコンベアへ飛び乗り、ファミリーゲートをくぐった。後日、テンプルトン家にセオドア・リンジー・テンプルトンがやって来て、正式にティムの弟となった。大人になったティムは、リンジーの隣で自分の娘にこの話を聞かせていた。ティムには次女が生まれたのだ。長女は、妹となる赤ちゃんをみると、スーツをきてウインクをしたように見えた。
登場人物 / キャスト

出典は劇場公開用パンフレット(2018年[9])。
セオドア・リンジー・テンプルトン/ボス・ベイビー(Theodore Lindsey Templeton / The Boss Baby)
声 - アレック・ボールドウィン(英)、ムロツヨシ(日/劇場公開版)、チョー(日/機内上映版)ベイビー株式会社で働く赤ちゃん。黒いスーツにネクタイを締め、ブリーフケースを持ち歩いている。任務のためにテンプルトン家に派遣され、ティムの弟として迎え入れられる。
ティモシー・レズリー・テンプルトン/ティム(Timothy Leslie Templeton / Tim)
声 - マイルズ・バクシ(英)、芳根京子(日/劇場公開版)、杉村透海(日/機内上映版)想像力が豊かな7歳の男の子。父親のテッドと母親のジャニスの3人家族で、幸せな生活を送っていたが、ボス・ベイビーが現れ、全てが変わってしまう。
テッド・テンプルトン(Ted Templeton)
声 - ジミー・キンメル(英)、石田明(日/劇場公開版)、大西健晴(日/機内上映版)ジャニスの夫であり、ティムの父親。ワンワン株式会社に勤めている。
ジャニス・テンプルトン(Janice Templeton)
声 - リサ・クドロー(英)、乙葉(日/劇場公開版)、佐々木優子(日/機内上映版)テッドの妻であり、ティムの母親。ワンワン株式会社に勤めている。
フランシス・フランシス(Francis E. Francis)
声 - スティーヴ・ブシェミ(英)、山寺宏一(日/劇場公開版)、多田野曜平(日/機内上映版)元ビッグ・ボス・ベイビーであり、現在はワンワン株式会社の社長。ベイビー株式会社への復讐のため、「フォーエバー・ワンコ」を作ることを企てている。
ユージーン・フランシス(Eugene Francis)
声 - コンラッド・ヴァーノン(英)、立木文彦(日/劇場公開版)、後藤光祐(日/機内上映版)フランシス・フランシスの弟で、手先として扱われている。
ウィジー(Wizzie)
声 - ジェームズ・マクグラス(英)、銀河万丈(日/劇場公開版)、山岸治雄(日/機内上映版)ティムの部屋にある、ガンダルフがあしらわれた目覚まし時計。


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