大学の名前には二つの偽りがある。「ボストン」の名は、大学が昔ボストンにあった時からの名残であるが、現在はボストン市から10km(約6マイル)ほどはなれた郊外にある。また、「カレッジ」から単科大学をイメージする人が多いが、実際は大学院を持つ総合大学。
学生[1]
2018年現在の学生数は14,513人。そのうち9377人が学部学生で4730人が大学院学生。学部学生のうち53%が女性、47%が男性。学生の出身地はアメリカ50州全部と世界100カ国弱にまたがる。学生の70%がカトリック。白人が圧倒的に多く(67%)、ヒスパニック系(12.4%)、アジア人(11.6%)が続く。日本人は少なく(2018年現在学部5人、大学院11人)、その多くが上智大学などからの交換留学生が占めている。 受験状況は年々厳しくなっている。志願者数は4年連続記録を更新しており、2018年は学生募集数約2,400人に対し志願者数31,000人という狭き門であり本校への入学は極めて難関である。2019年のデータによると、ボストン・カレッジの併願校には同じイエズス会のジョージタウン大学、同じカトリック系のノートルダム大学、さらにはハーバード大学、コーネル大学、ペンシルベニア大学、ブラウン大学のアイビー・リーグやそれに並ぶ大学等と共に志願する学生が多くとても人気が高い。[2] 志願者数は2003年から2018年にかけて22,424人から31,084人と大幅増加。そのため、合格率は31%(2003年)から28%(2018年)と徐々に減少。2008年には過去最少の合格率を(26%)を記録した。[3] 受験で考慮される大学進学適性試験(SAT)の合格者25-75%の成績は1340-1480点。[4] 志願者は学部4個から1個を選ぶ。米国の志願者には早期受験と通常受験の二種類がある。早期受験は2パターンあり、11月までに志願書を提出すると12月中旬に、12月までに志願書を提出すると2月中旬に合格・不合格の結果が出る。早期受験で合格した場合、ボストン・カレッジに入学する義務が発生する。通常受験の場合、12月までに志願書を提出し、4月の中旬には結果が出る。 受験に必要なものは次の通り。 国際受験者の場合、上記のほか、英語力の十分性を示す必要がある。 なお、ボストン・カレッジは援助費が必要か否かは受験の時点で考慮しない、数少ない私立大学のひとつである。 学生の評価に基づいて行われたカーネーギ・コミュニケーションズの2004年の調査では、ボストン・カレッジは全米17位[1] で高校生の人気は8位である。 2016年度フォーブス誌 "Top Colleges" ランキングでは全米22位。雑誌ビジネスウィークによる2007年の経営大学順位によればボストン・カレッジのビジネススクール、CSOMは14位に位置する。[2] また、U.S. News and World Report の学部ランキングのよると、2020年のボストン・カレッジの順位は全米37位[3]だった。これは卒業生の寄付率や、大学基金が低く、学生への援助金が少ないため順位が落ちているという説がある。
受験
受験書
エッセイ
正式な高校成績書
高校教師の推薦2通
高校レポート及び高校の教育カウンセラーの推薦
大学進学適性試験の点数
受験費
評価
学部ランキング
US NEWS学部ランキング(America's best Colleges): 第37位
Center for College Affordability & Productivity学部ランキング: 第11位[4]
US NEWS主要研究大学院ランキング
物理学: 第86位 ⇒[5]
化学: 第50位 ⇒[6]
生物学: 第122位 ⇒[7]
コンピューター工学:ランク外
数学: ランク外
経済学: 第31位 ⇒[8]
政治学: ランク外
社会学: 第41位 ⇒[9]
英語学: 第58位 ⇒[10]
歴史学: 第56位 ⇒[11]
心理学: 第66位 ⇒[12]
専門職大学院
経営学大学院: 第48位[13]
法科大学院: 第31位[14]
教育学大学院: 第19位[15]
教育研究組織ビジネススクールがあるフルトンホール
大学は9つの教育研究組織(以下スクールという)から構成される。