ホリプロ
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2012年には「アニメビジョン開発室」を立ち上げて、2011年の「次世代声優アーティストオーディション」出身の田所あずさ等女性声優に加えて男性声優では岸尾だいすけ(2014年1月まで所属)等を所属させる[13][12]等声優マネージメント事業にも進出。2018年6月にホリプロインターナショナルを新たに設立し、山崎エリイを除いた「次世代声優アーティストオーディション」出身者全員とMay'nが設立時に同社へ移籍している。

2018年8月8日、2010年に行われた『キャンパスター☆H50』以来8年ぶりとなる男性オーディション『HORIPRO Men's STAR AUDITON?未来のスターはキミ? それとも隣のカレ?』を開催することを発表した[14]。2018年10月中旬から11月中旬に行われる書類選考通過者の面接及び同年12月初旬に行われるファイナリストによる合宿とワークショップを経て[14]2019年1月13日に決勝大会が行われ、群馬県出身の中学3年生・鍛治原日向がグランプリを受賞した[15]。グランプリ受賞者は、ホリプロ所属の俳優・藤原竜也主演でWOWOWで映画化・連続ドラマ化することが発表された作家・吉田修一の小説『太陽は動かない』への出演が予定されている[16]

2020年5月27日、脚本家・藤井清美氏の企画で「20分×4本」のリモートドラマを制作・配信することを発表[17]。配信はU-NEXTYouTube。6月1日の0時00分「木村了×佐津川愛美」「きいた×唯月ふうか」、6月9日(配信時間調整中)「石井正則×馬渕英里何」ともう一組。U-NEXTは6月9日?全4話一挙配信スタート(配信時間調整中)。

2020年6月、株主総会にて創業者の堀威夫がファウンダー最高顧問から勇退、完全に第一線から退いた[18]

2022年6月、堀義貴がホリプロ社長を退任するが、ホリプロ・グループ・ホールディングス 代表取締役社長CEOとして引き続きグループの最高経営責任者を担う[19][20][21]。今後は持ち株会社である株式会社ホリプロ・グループ・ホールディングスがグループを統括し、ホリプロはホールディングスの下で並列するグループ会社となる[22]

2023年10月15日、ホリプロ初のエンタメホールSUPERNOVA KAWASAKIを川崎市にオープン[23]

特徴

自社企画の新人発掘イベントを幾つか主催しており、中でも「ホリプロタレントスカウトキャラバン」は女性アイドルの登竜門として有名で、多くの人気タレントを輩出している。

同社の広告・ポスター等で所属芸能人の名前を書くときは、現在は必ずといって良いほど和田アキ子等が一番上に来る(先輩であり創業時より在籍する守屋浩等が一番上に来る事もある。)。

所属タレントのアルバイトは禁止されている事が所属歴のあるタレントの口から語られている[24]

入寮制度があり、後日有名になった者でも若手時代には寮暮らしをしている。

所属タレントへの報酬の支払については、浮き沈みが極めて不安定な芸能界において歩合制を原則とする他の芸能事務所とは異なり、基本的には定額報酬制(固定給とも言われるが、あくまで専属マネジメントに関する委託契約に係る事業報酬の支払規定の一種であり、厳密には異なる)を取っているとされる。所属タレントの小島瑠璃子等は、普通のOLと同じぐらいの給料だと発言したことがある[25]。また和田アキ子等でさえ長者番付(2006年に廃止)に載らないくらいとも言われている。和田や生前40年以上在籍した鈴木ヒロミツ等の他にも、長年所属しているタレントが同業他社と比較して多いのが特徴である。業界に於けるホリプロの影響力は非常に強く、定額制であることを差し引いても所属タレントには様々なメリットがあると言われている。どんぶり勘定も少なくない芸能事務所において、会計歳入歳出の管理に非常に厳格であることで知られている。
お笑い育成

1990年初頭、お笑いブームの影響とアイドルの衰退の影響があったこともあり、お笑い芸人の育成を強化するために、お笑い勉強会を開設した。事前のオーディションで合格すると、無料で週一回のホリプロの勉強会に参加できるようになる。お笑い部門は形態が異なっており、1990年代から所属していた芸人はホリプロ所属、子会社のM2カンパニー出身の芸人、およびホリプロが子会社化してから所属した芸人はホリプロコム所属となっている。女性芸人も2011年までは全員がホリプロ所属だったが、それ以降は女性芸人もホリプロコム所属となった。

勉強会では、まず最初にネタ帳の提出をしなければならない。その後、ホリプロのお笑い担当の幹部にネタ見せをする。上層部のOKが出ればその中で何組かがライブへ出られる。

勉強会はお笑い養成所の中で吉本興業等と並んでトップクラスの厳しさを誇る。参加者に対して「帰れ!」「辞めてしまえ!」など厳しい怒声が飛ぶことは日常茶飯事で、ときにはネタ帳を破り捨てられたりすることもあったという(おぎやはぎが『ごきげんよう』(フジテレビ)で暴露)。礼儀にも厳しく、遅刻すればネタを見せられないという罰則がある。このように厳しい養成所ではあるが、活躍している芸人の殆どがホリプロコムの前身にあたるM2カンパニー出身者か、吉本等の別の事務所出身者であることが多く、直接ホリプロのお笑い部門に在籍した人物が売れっ子になった人物は少ない。また、賞レースで活躍している人物も少ない。おぎやはぎ等も、実際にホリプロのオーディションに参加したことがあり、ネタを披露したところお笑い担当の幹部から酷評されたという。しかし、同じネタをプロダクション人力舎等のオーディションで披露したところ絶賛されたことをラジオで語っている。後におぎやはぎは、プロダクション人力舎でデビューした。

2002年4月には、ホリプロのお笑い芸人養成学校として「目黒笑売塾」が開校された。
関連プロダクション

[1]

ホリプロ・ブッキング・エージェンシー[2] - 俳優等中心のマネージメント等を行う。

ホリプロ・インプルーブメント・アカデミー

ホリプロコム - 2003年設立。ホリプロ本体所属のお笑い芸人等を、移籍したM2カンパニー所属のお笑い芸人等とともに当該会社に統合する。

新音楽協会 - ミュージシャン・作詞作曲編曲家のマネージメント及び音源等の企画制作。

ホリ・エージェンシー - モデルエージェンシーとして設立。現在は通常の芸能プロとしての営業等がメインとなっている。

ホリプロ・エンターテイメントグループ(HoriPro Entertainment Group, Inc.) - 海外の音楽版権ビジネス等を中心に行っている。

ホリックス(HORIX) - 映像製作会社。劇場映画・テレビドラマ等の企画・製作等を行っている。旧ホリ企画制作。

ブース

プロダクション・パオ

Depeche(デペッシュ) ⇒[3] - 資本業務提携。男性モデルエージェンシー。

ステラキャスティング[4] - 2013年6月設立。CMキャスティング及びイベント企画制作、通販事業等を行う。

ホリプロインターナショナル - 2018年6月設立。声優及びアーティスト部門等を分離独立。

ホリプロデジタルエンターテインメント - 2018年7月設立。新種のデジタルコンテンツ等でのマーケティング及びマネージメント等を行う。

その他

千葉商科大学サービス創造学部の公式サポーター企業

創業者の堀威夫は、宇都宮ビジネス電子専門学校(UBDC)及び宇都宮アート&スポーツ専門学校の名誉顧問を務める。

脚注[脚注の使い方]
注釈^ 有限会社青春社は、創業家の資産管理会社で、株式の81%を創業者の堀威夫が保有するほか、他3名の株主も親族である。

出典^ a b 株式会社ホリプロ 第72期決算公告
^ “株式会社ホリプロ 堀威夫”. ニッポンの社長. 2014年4月7日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2011年6月24日閲覧。
^ “MBOの実施及び応募の推奨に関するお知らせ”. ホリプロ. 2011年12月17日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2011年12月16日閲覧。
^ 2010年10月18日 読売テレビ情報ライブ ミヤネ屋』内の“井上公造の芸能裏マンデー”から。


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