ホラー小説
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見世物小屋の一団を描いた映画『フリークス』の原作『スパーズ(英語版)』の著者として知られるトッド・ロビンズ(英語版)は、『オールストーリー』といった大手パルプ誌に、狂気や残酷さを売りにした作品を度々投稿した[4][5]。その後、ホラー作家に活躍の場を与えに来たかのようにウィアード・テイルズ[6]アンノウン・ワールズといった専門誌が登場した[7]

クトゥルフ神話をはじめとするコズミックホラーの開拓者として知られるハワード・フィリップス・ラヴクラフトや、幽霊もの(英語版)の再定義を行ったことで知られるモンタギュウ・ロウズ・ジェイムズといった、20世紀初頭に活躍した大物ホラー作家の一部は、これらの雑誌を利用した。

草創期の映画も様々な面においてホラー小説の影響を受けていた一方、ホラー映画およびホラー小説を原作とした映画も一ジャンルとして確立し今日まで生き続けている。ハワード・フィリップス・ラヴクラフト

「冷気」(1925)、「アウトサイダー」(1921)、「死体安置所で」(1926)をはじめとするラヴクラフトの作品群における「動く屍」の描写は今日におけるゾンビものの先駆けとして知られる。また、1954年にリチャード・マシスンが発表した『地球最後の男』もジョージ・A・ロメロをはじめとするゾンビ映画の製作者たちに影響を与えた作品として知られている。
現代ホラースティーブン・キング

キャリー』、『シャイニング』、『IT-イット-』、『ミザリー』等多数の作品で知られるスティーヴン・キングは現代ホラーで最も知られている作家の一人である[8] 。1970年代初頭から、キングの作品は多くの読者の支持を集め、2003年には長年の功績がたたえられ全米図書協会から表彰を受けた[9] 。他に著名な現代ホラー作家として、ディーン・R・クーンツクライヴ・バーカー[10]ラムジー・キャンベル,[11]ピーター・ストラウブ、そして『タイタス・クロウ』シリーズで知られるブライアン・ラムレイや、映画『ザ・フォッグ』の原作者であるジェームズ・ハーバート(英語版)、などがいる。現代のベストセラー作の中にも、ホラー小説に関連したジャンルの作品がいくつかある。たとえば、人狼ものと現代ファンタジーを融合させたキャリー・ヴォーン(英語版)の『キティ・ノーヴィル(英語版)』や、官能的ゴシック小説作品を多く出してきたアン・ライス、映像化もされたR・L・スタインのオムニバスホラー『グースバンプス』などがある。また、他ジャンルとのクロスオーバー作品も増えている。たとえば、ダン・シモンズの『ザ・テラー 極北の恐怖(英語版)』は古典ホラーの「もし」を描いた歴史改変SFであり、セス・グレアム=スミスの『高慢と偏見とゾンビ 』はジェーン・オースティンの小説『高慢と偏見』のパロディとしても知られている。また、マーク・Z・ダニエレブスキーの『紙葉の家』( en:House of Leaves)は恐怖をより突き詰めた複雑怪奇な作品であり、全米図書賞の最終候補作になったことでも知られている。
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