ペンネーム
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活動家名
かつて社会主義共産主義の活動家によく見られた例で、政治活動を行うときに使う本名以外の名前。著述活動もこの名で行っているため、ペンネームと呼ぶ事もある。党派によってはその党派組織内部で用いられたことから、「組織名」という言い方もある。本来は地下活動などのための偽名・変名であるが、公で活動できる立場になった後もその時の名前を継続して用いた。また本人は地下活動を行った経験が無くても、先人の例に倣って、活動家名を用いる事がある。有名な例がヴィリー・ブラント。他にも、ウラジーミル・レーニン(本名は姓がウリヤノフ)、ヨシフ・スターリン(本名は姓がジュガシヴィリ)、不破哲三(本名:上田建二郎)、日向翔(本名:荒岱介)、倉川篤(本名:松崎明)、雨宮処凛(本名:河村信子[要出典])、砥川春樹(本名:土井敏邦)、志葉玲(本名:金井玲[6])、桜井誠(本名:田誠)など。また、志葉玲の場合は活動当初は金井玲という本名で記事の執筆、講演活動、ドキュメンタリー映画の制作を行っていたが、後にペンネームを用いている場合がある。さらに、広河隆一(本名:廣河隆󠄁一)や長沢栄治(本名:長澤榮治)のように、活動家の本名が旧字体の場合はわかりやすいように旧字体の部分を新字体で記載する場合もある。なお、選挙制度が自書式投票であるために日本の議員・首長立候補者で名前が難読、あるいは画数の多い漢字の場合は、投票用紙に書く事が困難、あるいは誤字によって自らへの投票が無効になる可能性が考えられるため、例えば増山麗奈増山れなとして選挙運動を行うように、選挙期間中は名前の一部をひらがなで表記する場合が多々みられる。はたともこ(本来は「秦知子」)の場合は、姓名ともに・かつ戸籍名そのものをひらがな表記に改名した。
雅号
一般に日本の書画陶芸漢詩などの分野で用いる。吉田寅次郎の「松陰」のように政治活動などでも雅号で呼ばれる場合もある。
名跡屋号俳名
名跡は日本の伝統芸能においてある芸を継承する者が代々襲名する名。屋号は本来商店主やその家族が用いるものだったが、江戸時代中頃から歌舞伎役者が一般に用いるようになった。俳名も歌舞伎役者が広く自由に使う別名。例えば本名を堀越夏雄という歌舞伎役者の、現在の名跡は「十二代目 市川團十郎」、屋号は「成田屋」、俳名は「柏莚」。
亭号
落語家が用いる。主なものとして三遊亭・古今亭・林家・月亭・明石家・春風亭・笑福亭など。また落研などアマチュアは、プロのそれと似させてもいるが異なった独特の名前を使う。
芸名
歌手俳優芸人などといったタレントが使う。変わった表記としては平仮名とカタカナが混在したもの(つボイノリオ、いソノてルヲなど)、一文字だけ漢字にした名(いとうまい子 旧名及び本名:伊藤麻衣子)も。声優業界でも芸名で活躍する人も増えている(堀江由衣田村ゆかり椎名へきる優希比呂神奈延年など)。こぶしのぶゆき(小伏伸之)やてらそままさきうえだゆうじなどのように、主にファンや人名用読み・漢字表記に慣れていない人などのために、わかりやすくかなカナ)表記の芸名にした人もいる。
四股名年寄名跡
四股名は現役の大相撲力士が、年寄名跡は引退した親方が使う。四股名は親方の現役時代のそれから一文字を採るのが普通。また日本相撲協会を離れた後も相撲評論家格闘家タレントなどとして四股名や年寄名跡を引き続き使う例(舞の海曙太郎小錦など。力道山はこの角界当時の四股名をプロレスラー転身後も継続使用している[注釈 1])もある。
リングネーム
プロレスラーキックボクサープロボクサーなどが使う。
登録名
主にプロスポーツ選手が、競技団体への登録に用いる。日本のプロ野球などでは長らく本名が使われていた(在日韓国・朝鮮人などは通名・外国人では発音しやすいように短縮形を用いる例もあった)が、近年ではイチローを筆頭とし、本名の下の名前だけや愛称が由来のもの(例・山本昌)など、さまざまな形式での登録名が目に付くようになった。なお、国際試合では認められない(サブローは本名の「大村三郎」で北京五輪に出場した)。
源氏名
遊女が好んで源氏物語五十四帖の名を名乗ったことから転じて、現在では主に水商売に就いている人が使う。また、本来は一般向けの分野(表舞台)で活躍する声優アニメゲームスタッフ漫画家などが、成人向け・PCゲーム向け(主にアダルトゲームアダルトアニメ業界関連)の世界で使う芸名に対し、俗に指して呼ぶこともある。
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