ペイ・パー・ビュー
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2007年には8イベントで合計480万件(総額2億5500万ドル)を販売してこれが現在の年間最多販売記録となっている[6]。2008年は9イベントで合計380万件(総額1億9200万ドル)、2009年は3イベントで合計320万件(総額1億6700万ドル)、2010年は6イベントで合計375万件(総額2億ドル)、2011年は7イベントで合計450万件(総額2億6200万ドル)、2012年は4イベントで合計400万件(総額2億3800万ドル)、2013年はHBOとShowtime合わせて4イベントで合計397万件(総額2億5200万ドル)を販売した[7]
SHOWTIME PPV

1995年、HBOと並びアメリカの2大ボクシング放送局であったShowtimeが、マイク・タイソンのキャリア後期からペイ・パー・ビュー放送に参入した。

2013年、ShowtimeにHBOからフロイド・メイウェザー・ジュニアが移籍してきたことで、Showtimeはペイ・パー・ビュー放送に復帰した。

しかし、Showtimeも2023年で37年間続けてきたボクシング中継を打ち切り、ボクシングのペイ・パー・ビュー放送からも撤退した。
FOX PPV

2016年1月、地上波放送局のFOXが、プレミア・ボクシング・チャンピオンズと契約を結んで約20年ぶりにボクシング中継に復帰した。プレミア・ボクシング・チャンピオンズの方針としてビッグマッチでも地上波での放送にこだわりペイ・パー・ビューでの放送を行っていなかったが、方針を変え2019年3月16日のエロール・スペンス・ジュニアvsミゲル・アンヘル・ガルシアからペイ・パー・ビュー放送を開始した。

しかし、2022年10月でプレミア・ボクシング・チャンピオンズとの契約が終了したことで、FOXはボクシング中継を打ち切り、ボクシングのペイ・パー・ビュー放送からも撤退した。
ESPN PPV

ESPNは、当初はESPN GamePlanやESPN Full Courtとして大学アメリカンフットボールや大学バスケットボールをペイ・パー・ビュー放送していた。

2003年6月28日にLatin Furyの前座試合をペイ・パー・ビュー放送したことでボクシングのペイ・パー・ビュー放送に参入。2005年3月のシェーン・モズリー対デビッド・エストラーダから本格的にペイ・パー・ビュー放送を開始。29.95ドルという低価格で販売した[8]

2017年7月、トップランクがESPNとテレビ契約を交わしたことで、ESPNは2019年4月20日のテレンス・クロフォードアミール・カーンでペイ・パー・ビュー放送に復帰した[9]

2021年11月20日、テレンス・クロフォード対ショーン・ポーターで、初めて従来のケーブルテレビや衛星放送では放送せずに、インターネット配信「ESPN+」のみでの独占配信を実施した。しかしペイ・パー・ビューの販売件数が低調だったとことで、クロフォードは「アプリケーションをテレビで使う方法がわからない人がたくさんいたんだ。高齢者やテクノロジーに疎い人はアプリの入手方法がわからないんだ。そしたら彼らは買わないよね」と不満を漏らした[10]。ESPN+はこれ以降は、従来のケーブルテレビや衛星放送でも同時に放送している。
DAZN PPV

DAZNは、サービス開始当初はボクシングのビッグマッチにおいての主流であったペイ・パー・ビューから月額サブスクリプションへの変換を訴え、「ペイ・パー・ビューは死んだ」などペイ・パー・ビューを否定するプロモーションしていたが、方針を変え2022年5月7日のサウル・アルバレスディミトリー・ビボルからペイ・パー・ビュー放送を開始した[11][12]。なお、DAZNのペイ・パー・ビューはDAZNのみの独占配信ではなく従来のケーブルテレビや衛星放送でも同時に放送している[13]
Amazon Prime Video PPV

プレミア・ボクシング・チャンピオンズと契約を結んだことでAmazon Prime Videoはボクシング中継に参入し、初中継となった2024年3月30日のティム・チューセバスチャン・フンドラからペイ・パー・ビュー放送を開始した。なお、Amazon Prime Videoのペイ・パー・ビューはAmazon Prime Videoのみの独占配信ではなく従来のケーブルテレビや衛星放送でも同時に放送している[14]
ボクシングのPPVイベント

ペイ・パー・ビューの販売件数は、主催したボクシングプロモーターや制作したテレビ局が公式に発表することはまずなく、ボクシングメディアやスポーツメディアの関係者への取材によって報じられることがほとんどである。

-1988年以降のボクシング主要PPV販売件数-開催年月日イベント販売件数テレビ局備考
1988年06/27_6月27日
マイク・タイソン vs. マイケル・スピンクス0700_70万件[15]HBO
1990年10/25_10月25日ジェームス・ダグラス vs. イベンダー・ホリフィールド1000_100万件[15]SHOWTIME35ドル[15]
1991年03/18_3月18日マイク・タイソン vs. ドノバン・ラドック 10960_96万件SHOWTIME
1991年04/19_4月19日イベンダー・ホリフィールド vs. ジョージ・フォアマン 1400_140万件[16]HBO
1991年06/28_6月28日マイク・タイソン vs. ドノバン・ラドック 21250_125万件[17]SHOWTIME


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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