2005年5月、ブラッド・ピットとケイト・ブランシェットへの出演交渉に入った[10]。さらに2006年9月、ティルダ・スウィントン、ジェイソン・フレミング、タラジ・P・ヘンソンへの交渉が開始された[11]。撮影開始を間近に控えた10月、ジュリア・オーモンドがデイジーの娘役でキャストに加わった[12]。
撮影一部の場面はニューオーリンズの ガーデン・ディストリクト (ニューオーリンズ)
『ベンジャミン・バトン』は製作インセンティブを活用するためにルイジアナ州ニューオーリンズが舞台とロケ地に選ばれ、撮影開始は2006年10月に予定された[13]。撮影は2006年11月にニューオーリンズで開始された。2007年1月からはブランシェットが撮影に参加した[14]。フィンチャーはニューオーリンズのアクセスの良さや都市のセットを賞賛し、ハリケーン・カトリーナからの復興は製作の邪魔にならなかったと述べた[15]。2007年3月、2ヶ月間に及ぶ撮影を行うために製作班はロサンゼルスに移った。合計主要撮影期間は150日間を予定した。延長された期間は視覚効果会社のデジタル・ドメインでブラッド・ピット演じるキャラクターの変容の効果を作るため充てられた[16]。フィンチャーは実際の演技から顔の変形データをキャプチャーするため、スティーブ・パールマンが開発したコントゥール(英語版)というカメラシステムを使った[17]。全ての撮影は2007年9月に完了した[18]。 『ベンジャミン・バトン』の映画音楽はフランスの作曲家のアレクサンドル・デスプラが作曲した。ソニー・スコアリング・ステージのハリウッド・スタジオ・シンフォニー 劇場公開は元々2008年5月を予定していたが[20]、同年11月26日に延期された[21]。その後更に変更され、アメリカ合衆国とカナダで12月25日、メキシコで2009年1月16日、イギリスで2009年2月6日、イタリアで2009年2月13日に公開された[22]。 アメリカ合衆国とカナダでは2988劇場で封切られ、初日に1187万1831ドルを売り上げたが、初日興行収入ランキングでは『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』に次いで2位であった[2]。
音楽
公開
興行収入