ベルン
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

ベルン市(Stadt Bern)は6つの市区(Stadtteil)から成り、その下に32の統計地区(Statistischer Bezirk)がある[5]。統計地区はさらに以下のような区分がされており、それぞれ異なる区分目的を有している[6][7]

市区(Stadtteil、6区):市内区(Innere Stadt、第一区)、レンクガッセ=フェルゼナウ区(Langgasse-Felsenau、第二区)、マッテンホフ=ヴァイッセンビュール区(Mattenhof-Weissenbuhl、第三区)、キルヒェンフェルト=ショッシャルデ区(Kirchenfeld-Schosshalde、第四区)、ブライテンレーン=ロレーヌ区(Breitenrain-Lorraine、第五区)、ビュンプリッツ=オーバーボッティゲン区(Bumpliz-Oberbottigen、第六区)。最近の境界変更は2001年で、ボインデンフェルト統計地区が第五区から第四区に変更となった。


統計地区(Statistisch Bezirk、32区):市政の統計的評価のために1960年から設けられており、各種の年報の最小単位である。口語では地区(Quartiere)と呼ばれることがある。


大地区(Gebrauchlich Quartier、114区):ベルン市の市区行政委員会と協働して、より地元に密着した行政を展開するために、2011年に改定された行政単位。大地区ごとに格差が生じないようにするため、可能な限り均一の規模で市区を区分している[6][7][8]。統計地区と同名のことがあるが、まったく別の区分であり、地図上の範囲も一致しない場合が多い。


小地区(Kleinquartiere、792区):大地区と同時に2011年に改定された、最小の行政単位。地域密着型の同質な行政のための単位であり、個人情報が特定されてしまう程度小さな単位なので小地区の統計は公表されない。


学区(Schulkreise、6区):学校教育の方針を決定し、学校を運営する。市区の区分と多少異なる部分がある。


文化財保護区(Denkmalpflege Quartiere、12区)


企業国勢調査区(Betriebszahlungsquartiere、164区):1975年の連邦企業国勢調査の際に定められ、労働状況の評価を行う。


国勢調査区(Volkszahlungsquartiere、292区):1980年の連邦人口家計国勢調査の際に定められ、可能な限り同質の1000人以下の住民を単位とする。

市区(Stadtteil)

ベルン市の都市部の中心はベルン旧市街で、ほぼ市内区となっている。市内区は1798年ナポレオン・ボナパルトフランス軍統治以来、色による5地区で区分されている。市内区の北にはブライテンレーン地区(Breitenrain)やロレーヌ地区(Lorraine)がある第五区があり、市内区の東のショッシャルデ地区(Schosshalde)から南のキルヒェンフェルト地区(Kirchenfeld)にかけて第四区がある。アーレ川の上にこれらの地区へ向かって、北から時計回りにロレーヌ橋(Lorrainebrucke)、コーンハウス橋(Kornhausbrucke)、ニーデック橋(Nydeggbrucke)、キルヒェンフェルト橋(Kirchenfeldbrucke)が架かっている。アーレ川の西岸地方では、市内区の北西にレンクガッセ地区(Langgasse)のある第二区と、南西にマッテンホフ地区(Mattenhof)やヴァイッセンビュール地区(Weissenbuhl)のある第三区がある。ビュンプリッツ地区(Bumpliz)やベツレヘム地区(Bethlehem)がある第六区は、さらに西にある。最西端には、1919年にベルン市に編入となったオーバーボッティゲン地区(Oberbottigen)があり、オーバーボッティゲン、ニーダーボッティゲン(Niederbottigen)、ブッフ(Buch)、リートバッハ(Riedbach)、マッツェンリート(Matzenried)などの集落のほか、いくつもの個別の農場がある。

市区統計地区面積
(ヘクタール)人口外国人の割合
第一区
市内区
(Innere Stadt)

黄区(Gelbes Quartier)
緑区(Grunes Quartier)
赤区(Rotes Quartier)
黒区(マッテ地区)(Schwarzes Quartier、Mattequartier)
白区(Weisses Quartier)844,68820.3 %
第二区
レンクガッセ=フェルゼナウ区
(Langgasse-Felsenau)

エンゲリート(Engeried)
フェルゼナウ(Felsenau)
レンクガッセ(Langgasse)
ミューズマット(Muesmatt)
ノイフェルト(Neufeld)
シュタットバッハ(Stadtbach)113419,76119.2 %
第三区
マッテンホフ=ヴァイッセンビュール区
(Mattenhof-Weissenbuhl)

ホッリゲン(Holligen)
マッテンホフ(Mattenhof)
モンビジュー(Monbijou)
ザントレーン(Sandrain)
ヴァイッセンビュール(Weissenbuhl)
ヴァイッセンシュタイン(Weissenstein)69331,35023.1 %
第四区
キルヒェンフェルト=ショッシャルデ区
(Kirchenfeld-Schosshalde)

ボインデンフェルト(Beundenfeld)
ブルンナデルン(Brunnadern)
グリフェンヒューベリ(Gryphenhubeli)
キルヒェンフェルト(Kirchenfeld)
ムーリフェルト(Murifeld)
ショッシャルデ(Schosshalde)84427,13020.7 %
第五区
ブライテンレーン=ロレーヌ区
(Breitenrain-Lorraine)

アルテンベルク(Altenberg)
ブライテンレーン(Breitenrain)
ブライトフェルト(Breitfeld)
ロレーヌ(Lorraine)
シュピータラッカー(Spitalacker)38425,70618.4 %
第六区
ビュンプリッツ=オーバーボッティゲン区
(Bumpliz-Oberbottigen)

ベツレヘム(Bethlehem)
ビュンプリッツ(Bumpliz)
オーバーボッティゲン(Oberbottigen)
シュテッカッカー(Stockacker)202334,64335.1 %
ベルン市全体5162143,27824.1 %

注釈[脚注の使い方]^ スイス連邦憲法では正式な首都は定められていない。法律上ベルンは「連邦都市」とされており、これを事実上の首都と見なしている。

出典^ a b cAktuelles - ベルン市公式サイト
^ ベルヌ条約による。
^ Lexikon des Mittelalters. Bd. I. Munchen/Zurich: Artemis 1980 (ISBN 3-7608-8901-8), Sp. 1968.
^ Lexikon des Mittelalters. Bd. I. Munchen/Zurich: Artemis 1980 (ISBN 3-7608-8901-8), Sp. 1968. - Gerhard Kobler: Historisches Lexikon der deutschen Lander. 6. Aufl. Munchen: C.H.Beck 1988 = Darmstadt: Wissenschaftliche Buchgesellschaft 1999, S. 57.
^ベルンの市区と統計地区
^ a b ベルン市の大地区(Gebrauchliche Quartiere)
^ a b ベルン市街図と大地区 map.bern.ch より。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:42 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef