ベリー・ゴーディー
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2006年5月5日ミシガン州立大学で、2007年5月20日オクシデンタル大学で、それぞれ卒業式の告辞のスピーチを行い、それぞれから名誉学位を得た。

2009年、the Michigan Rock and Roll Legends Hall of Fame 殿堂入り[4]
モータウン所属アーティストについての発言

2009年3月20日、ゴーディーは、彼が売り出した最初のグループであり最初に100万枚の売上を達成したアーティストであるミラクルズが、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星を獲得したことを祝うため、ハリウッドにいた。グループの功績をたたえて、ゴーディーは「ミラクルズがいなかったら、モータウンは今日のようなモータウンにはなっていなかった」と述べた[5][6][7][8]

2009年7月7日、ロサンゼルスで行われたマイケル・ジャクソン葬儀でスピーチしたゴーディーは、「キング・オブ・ポップ」という言い方は、ジャクソンの業績を考えれば最善の表現ではないことを示唆した上で、「史上最も偉大なエンターテナー」とジャクソンを評した。
ミュージカル『モータウン』

2011年5月15日、ゴーディはモータウンに関するブロードウェイミュージカル製作進行中であるということを発表した。この作品は1960年代のできごとを中心に、いかにしてレコード会社を軌道に乗せていったかを物語る。ゴーディはこの作品によりモータウンの評判が上がり、モータウンの衰退に関する誤解を解きたいと考えた[9]

モータウン』は2013年3月11日、ラント・フォンティーヌ劇場でプレビュー公演が開幕し、4月14日に正式に開幕した[10]。2015年1月に閉幕したが、2016年夏に再演が上演された[11]
私生活

ゴーディーは、結婚と離婚を3回繰り返し、ヘイゼル・ジョイ(Hazel Joy)、ベリー・ゴーディー4世(Berry Gordy IV)、テリー・ジェームズ(Terry James)、シェリー(Sherry)、ケネディ(Kennedy)、ケリー(Kerry)、ロンダ・ロス(Rhonda Ross)、ステファン(Stefan)の合計8人の子供をもうけた。ゴーディーが設立した音楽出版社「Jobete」は、最初の3人の子供たちの名の、最初の2文字を繋げたものである(Joy、Berry、Terry)。

1953年に結婚した最初の妻テルマ・コールマンとの間には、ヘイゼル・ジョイ(Hazel Joy)、ベリー・ゴーディー4世(Berry Gordy IV)が生まれたが、1959年に離婚した。ヘイゼル・ジョイは1973年にジャーメイン・ジャクソンと結婚し、1988年に離婚した。

1960年春、ゴーディーは2番目の妻レイノマ・メイベリー・ライルズ(英語版)と再婚した[12][13]。結婚前の1959年6月25日に生まれていた2人の子供ケリー(英語版)は、後のレコード会社の役員になっている。この2度目の結婚は、1964年の離婚まで続いた。

1964年3月15日には、ベリー・ゴーディーとその愛人マーガレット・ノートン(Margaret Norton)の間に、息子ケネディ・ゴーディーが生まれた。ケネディは、後のモータウン所属ミュージシャン、ロックウェルとして知られている。

1971年8月13日、ベリー・ゴーディーは、長年親しい関係にあったモータウンの歌手・ダイアナ・ロスとの間にロンダ・ロス・ケンドリック(英語版)をもうける。

1975年9月3日には、ナンシー・レイヴィスカ(Nancy Leiviska)との間に男児ステファン・ケンド?ル・ゴーディー(Stefan Kendal Gordy)をもうける。ステファンはレッドフーという芸名で、音楽グループLMFAOにて、甥(ベリー・ゴーディーの孫)スカイラー・ゴーディー(Skyler Gordy、芸名:スカイブルー)とともに活動している[14]

シェリーは、ジーナ・ジャクソン(Jeena Jackson)との間の娘である。

1990年7月17日、ベリー・ゴーディーは8年間交際してきたグレイス・イートン(Grace Eaton)と結婚し、3年後の1993年に離婚した[15]

ゴーディーは、カリフォルニア州パームデザートに住んでいる[16]
ポピュラー文化の中で

2006年のミュージカル映画『ドリームガールズ』に登場するレコード会社の役員カーティス・テイラー・Jr.は、ゴーディーをモデルに「ごく薄いヴェールをかぶせただけの人物」とされている[17]。この映画は、1981年のミュージカル『ドリームガールズ』に基づいているが、映画版では、よりはっきりとゴーディーとモータウンの実話に引き寄せた表現が盛り込まれており、舞台もシカゴからデトロイトに移されている。映画に描かれたテイラーは、アーティストたちに対して汚い手を使う無神経な人物として描かれており、映画の公開後にはゴーディーはじめモデルになった人々が映画を批判する事態となった。ゴーディーはこの映画における描写は「100%違っている」と言い、スモーキー・ロビンソンは「モータウンとベリー・ゴーディー、そしてスプリームスを、否定的な姿でゴテゴテと描いている」と述べた[18]2007年に、この映画の製作に当たったドリームワークスパラマウント映画は、ゴーディーに対して公開の謝罪を行い、「われわれが製作したフィクションの作品によって引き起こされた誤解」について遺憾の意を表明した。ゴーディーは、この謝罪を受け入れた[17]

2007年の映画『Talk to Me』は、実在したワシントンD.C.のDJピーティー・グリーン(Petey Greene)の実話に基づいているが、この映画の中でグリーンは、ゴーディーを「ポン引き野郎」で「ペテン師」だと罵倒し、モータウン側の弁護士とグリーンの上司の両方から反発を受ける。このため、放送中の謝罪を強いられたグリーンは、ゴーディーは若い黒人ミュージシャンを指図して、その演奏能力を活かしてゴーディーのためにもっと金を稼ぐよう仕向けているが、ポン引きではない、と述べ、ゴーディーはポン引き同様の仕組みを操る良きビジネスマンであると、皮肉たっぷりに述べた。グリーンの上司は激怒するが、ほとんど黒人である聴取者たちはグリーンに同意し、ラジオ局の聴取率は上昇する。

脚注[脚注の使い方]
出典^ a b c Bayles, Martha (1996). “page 151?152”. Hole in Our Soul: The Loss of Beauty and Meaning in American Popular Music. University of Chicago Press. pp. 461 pages. .mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 0-2260-3959-5. https://books.google.co.jp/books?id=iyx7toBG6XYC&pg=PA152&lpg=PA152&dq=%22berry+gordy+ii%22&source=web&ots=d4HQpD0OPR&sig=IIv9SwVZ_4Vj-c53OxD0ywD4fmg&redir_esc=y&hl=ja 2008年1月8日閲覧。 
^ “Emi Picks Up Another 30% Of Jobete For $110 Million”. allbusiness.com. 2010年12月15日閲覧。
^ ベリー・ゴーディー 著、吉岡正晴 訳『モータウン、わが愛と夢』TOKYO FM 出版、1996年.


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