ウェアラブルコンピュータのディスプレイ装置や、スポーツ[5]、医療[6] など幅広く利用されている。「バーチャル・リアリティ」、「バーチャル・リアリティヘッドセット」、および「スマートグラス」も参照
軍事ヘッドマウンテッドディスプレイ「Mounted Soldier System」を装備したアメリカ陸軍の戦車兵VRパラシュート訓練機(2006年)VR射撃訓練装置(2014年)
アメリカ軍など一部の軍では戦闘機で使用するヘッドアップディスプレイ (HUD) の代替として実用化がされている(JHMCSなど)が、ヘルメットの重量増加によるパイロットへの負担が懸念されている(戦闘機は激しいマニューバを行うため、ヘルメットの重量増加がパイロットに与える影響は大きく、例えばヘルメットの重量が100g増加した状態で9Gの旋回を行った場合、パイロットへの負担は900g分増加する事になる)。したがって戦闘機用ヘッドマウンテッドディスプレイの開発においては、必要な性能を満たしつつも、重量増加をどれだけ抑えられるかが課題だった。その後カーボンファイバーの加工技術が発達したため、非常に軽量なヘルメットが開発されているが、その分コストが問題となっている。
訓練用としては、パラシュートや射撃の訓練において屋内でも大型スクリーンを使わずに映像を見せるために利用されている。