電子情報技術産業規格には次のような定義がある[9]。なお、電子情報技術産業規格、および日本産業規格、一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会
[10]では「ヘッドホン」及び「イヤホン」表記である[9][11]。なお、過去の日本のNHK規格ではイヤフォンとヘッドフォンの区別はされず、ヘッドバンドを有し両耳に当てる形状のものは両耳載頭型イヤフォンとされ、さらにステレオ型、モノラル型として分けられていた[12]。 上の「技術上の定義」で形状の違いによる技術的定義を説明したので、その流れで当節でも、まずは形状の違いによる分類から解説し、つづいて人間の外耳への音の伝え方による分類を解説し、最後に核心部分である#変換器の原理による分類について解説する(なお最後に解説する変換器の原理の違いが音質に一番影響しており、実は最重要な違いである)。 耳覆い形は大きく耳を覆い込む形状で装着時には十分な空洞ができるもの[9]。 イントラコンカ形は耳甲介腔にはめて使用するもので、音響出力孔が外耳道近くになるように設計されたもの[9]。耳甲介腔に収まるサイズのものは1982年に開発されインイヤー型などともいい後にヘッドホン市場の大半を占めるほど一般的に普及した[13]。 スープラコンカ形は耳甲介腔の周辺にある隆起に載せて使用するように設計されたもの[9]。
技術上の分類
全体形状による分類
耳覆い型(ヘッドバンド型?軽量オープンエア)
ヘッドバンド型かつ密閉型の例。通常は「密閉型ヘッドフォン」などと呼ぶ。(オーディオテクニカ ATH-A500)ヘッドバンド型。空洞はさほど無いタイプ。
ヘッドバンド型
ヘッドバンドを頭の上に乗せるものである。「オーバーヘッド型」とも呼ばれる。1970年代までヘッドホンの装着スタイルはヘッドバンドの形態に限られていた[13]。耳に良く密着し、密閉型では音漏れしにくいものが多い。しかし、持ち運ぶときにかさ張る、髪型が乱れるなどの理由で敬遠されやすい。折り畳み型もある。
軽量オープンエア
1979年に発売された非常に軽量な機種で戸外に音楽を持ち出す文化を生み出すきっかけとなった[13]。
イントラコンカ型(インイヤー型、インナーイヤー型)インイヤー型
スープラコンカ型
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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