ヘゲモニー政党制
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現在の中華人民共和国および朝鮮民主主義人民共和国は憲法に自国をヘゲモニー政党制と表記されている[注釈 1][4]

開発独裁型国家 - スハルト政権時代のインドネシア朴正煕全斗煥政権時代の韓国?介石?経国政権での戒厳令下の中華民国台湾)(党国体制も参考)、シンガポールなど、いわゆる「開発独裁」型国家も野党が存在するものの、選挙制度などが圧倒的に政権政党に有利にできているため、実態としてはヘゲモニー政党制であるといえる。

プラグマティズム指向型

1940年代から1990年代までの
メキシコにおける制度的革命党の長期政権。

2001年からのロシア[5]統一ロシアによる長期政権。

脚注[脚注の使い方]
注釈^ 中国共産党賈慶林中央政治局常務委員中国人民政治協商会議議長が2009年に人民日報に寄せた『中国の特色ある社会主義路線の上で、中国共産党の指導する多党協力と政治協商制度を不断に整備し、発展させる』によれば、「中国共産党の指導する多党協力と政治協商制度は、西側の二大政党制多党制のような、一方が政権に就けばもう一方が下野する権力争奪型の政党関係とは違い。も、一党制のような権力独占型の政党関係とも異なり、民主的に協議し、互いの心の底まで打ち明けて親しく交わる、斬新な協力型の政党関係なのである」とされており、一党制では無く「中国共産党の指導する多党協力」だと主張されており、サルトーリのヘゲモニー政党制に該当する。

出典^ a b c ヘゲモニー政党制(読み)ヘゲモニーせいとうせい ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 ヘゲモニー政党制 (コトバンク)
^中国の政党制度と一党・多党制との4大相違点人民日報日本語版 2009年11月2日)
^ 仲井斌『もうひとつのドイツ』朝日新聞社、1983年 P167-168
^ 一党独裁制と議会(宮本悟)(公益財団法人 JIIA日本国際問題研究所)
^ AKELA, JAY CHANDRA. “The Party System In Post-Soviet Russia: A CASE STUDY OF THE PARTY UNITED RUSSIA”. World Affairs: The Journal of International Issues 21, no. 2 (2017): 34-49.. doi:10.2307/48531461. 

参考文献

ジョヴァンニ・サルトーリ『現代政党学』(普及版)、
岡沢憲芙・川野秀之訳、早稲田大学出版部、2000年(原著:1976年)。

関連項目

一党優位政党制

大政翼賛会 - かつての日本の大政翼賛会は政党が自主解散して合流することで一国一党体制を目指したものの、1942年第21回衆議院議員総選挙(翼賛選挙)では定数の二割弱が尾崎行雄鳩山一郎安倍寛ら翼賛会非推薦の議員によって占められていた。

人民民主主義

包括政党

一党独裁制

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