名古屋地区での中日戦の平均視聴率も2020年に2桁台を相次いで記録しており[35][36]、日本ハムが10年ぶりの日本一を決めた2016年10月29日に日本テレビ系列で放送された『日本シリーズ第6戦「広島対日本ハム」』(マツダスタジアム)の札幌地区での平均視聴率は50.8%を、瞬間最高視聴率は66.5%を各々記録[37]。ソフトバンクが4年連続の日本一を決めた2020年11月25日にフジテレビ系列で放送された『日本シリーズ第4戦「ソフトバンク対巨人」』(福岡PayPayドーム)の北部九州地区での平均世帯視聴率も27.8%を、瞬間最高視聴率は38.2%を各々記録した[38]。一方関東地区の独立局[注釈 7]でも放送が増加し、キー局である日本テレビでも地上波関東ローカルで巨人主催試合中継の週末・祝日デーゲームを放送している。
ラジオでは聴取者に中高年が多いことや、編成の柔軟性がテレビより高い[注釈 8]ことから2000年代以降も放送されることが多かったが、デーゲームの増加や聴取率低迷、radikoの普及を理由にラジオ大阪やTBSラジオ(DeNA主催試合のJRN系列局への裏送りのみ2022年まで継続)のように撤退する放送局も現れた[39][40][41][42]。特にTBSラジオの撤退以降はキー局の文化放送[43]やフランチャイズ球団が無い地方局では野球中継を縮小、あるいは撤退する動きが相次いでおり、フランチャイズ球団のある地方でもSTVラジオや九州朝日放送のように縮小する局が現れている。その一方でフランチャイズ球団がない地方でもスポンサーがある程度見込めるなどの場合は枠を維持している例がある。 2000年代頃からはインターネットを活用した中継を行う事例が多くなりつつある。但しこれらは放映権の関係から視聴可能な球団は配信業者ごとに異なっており、単一業者で12球団視聴可能なサービスは2019年まで存在していなかった。また日本シリーズはネット配信の導入が遅く、全試合の配信が行われるようになったのは2018年からである。
インターネット中継
ニコニコ生放送は、2012年のシーズンから東北楽天ゴールデンイーグルス、福岡ソフトバンクホークス、横浜DeNAベイスターズの主催ゲーム全試合の配信を開始した[44]。2014年のシーズンからは、新たにオリックス・バファローズが[45]、2016年シーズンからは阪神タイガース二軍が[46] 加わっている。
2015年のシーズンからは横浜DeNAベイスターズの主催ゲーム全試合をDeNA直営のライブ配信サイト・ライブ配信アプリ『SHOWROOM(ショウルーム)』にて独占配信に踏み切った。
2016年から2017年まで、ソフトバンクがスポナビライブの名称で、読売ジャイアンツと広島東洋カープ主催試合を除くシーズン全試合を配信した(但し阪神の主催試合は5分ほど遅らせて配信)。