これまでは、プロボクサーがオリンピックを含むアマチュアの大会に出場(復帰)することは認められていなかったが、2010年よりアマチュアの国際統括団体であるAIBA が中心となり、プロ大会「ワールド・シリーズ・オブ・ボクシング(WSB)」が開始され、オリンピック予選を兼ねて行われる。これに伴い名目上オリンピックボクシングもプロに門戸が開かれた形となる。
2013年からはAIBA直轄の本格的プロ組織「AIBAプロボクシング・プログラム(APB)」を発足することも発表されている[26]。詳細は「国際ボクシング協会#APB」を参照
リオデジャネイロオリンピックを目前に控えた2016年、AIBAは規定を改正しプロの参加が全面解禁された[27]。詳細は「2016年リオデジャネイロオリンピックのボクシング競技#プロ解禁」を参照
日本では日本ボクシング連盟(JABF)がプロボクサーのみならずあらゆるプロスポーツ選手経験者の選手登録を長らく認めなかったが、JABFへの登録を希望するプロでの世界チャンピオン経験者である高山勝成が日本スポーツ仲裁機構へ仲裁を申し立てたのを機に、2018年10月以降、元プロの登録が解禁された。ただし、現役プロ(ボクサーライセンス保持者)の登録は以降も認めておらず(海外では解禁した国もある)、プロ引退から6か月が経過する必要がある。なお、2023年3月時点で日本人の元プロボクサーがオリンピック、世界選手権などの国際大会に出場を果たした例はまだない。詳細は「高山勝成#日本ボクシング連盟(アマチュア)時代」を参照
脚注[脚注の使い方]
出典^ “ ⇒プロボクサー新人テスト受験要項”. 日本ボクシングコミッション. 2013年3月11日閲覧。
^ “ ⇒親権者の承諾書・書式”. 日本ボクシングコミッション. 2013年3月11日閲覧。
^ “世界の流れに沿ったJBCのルール改正”