プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
ヴェーバー研究者の折原浩はこれに対して、羽入の『マックス・ヴェーバーの犯罪』における指摘自体に多くの錯誤があるなどの問題点を指摘し、「学術書ならぬキワモノ本」と強い批判を加え、『ヴェーバー学のすすめ』をはじめ[5]とする複数の反論書を出版した。
日本語訳
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(大塚久雄訳、岩波文庫+ワイド版)
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の《精神》』(梶山力訳、安藤英治編[6]、未來社)
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(中山元訳、日経BPクラシックス、2010年)
『緒言 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 プロテスタント諸信団と資本主義の精神』戸田聡訳、北海道大学出版会「宗教社会学論集 第1巻 上」、2019年。全3巻(全4冊刊予定)
解説書
牧野雅彦『新書で名著をモノにする 「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」』 光文社新書、2011年
橋本努『解読 ウェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」』 講談社選書メチエ、2019年
荒川敏彦『「働く喜び」の喪失 ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を読み直す』「いま読む!名著」現代書館、2020年
仲正昌樹『マックス・ウェーバーを読む』 講談社現代新書、2014年
山之内靖『マックス・ヴェーバー入門』 岩波新書、1997年
脚注^ “Books of the Century”. 2012年10月10日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2015年2月21日閲覧。
^ “The Protestant Ethic and the Spirit of Capitalism”. 2015年2月21日閲覧。
^ 山之内靖『日本の社会科学とヴェーバー体験』、筑摩書房、1999年
^ 羽入辰郎『マックス・ヴェーバーの犯罪―『倫理』論文における資料操作の詐術と「知的誠実性」の崩壊』、ミネルヴァ書房、2002年
^ 折原浩『ヴェーバー学のすすめ』、未來社、2003年
^ 梶山訳は、戦前に刊行された最初の日本語訳で、編者はウェーバ研究者、詳細な校訂を行っている。なお安藤英治編著『ウェーバー プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 有斐閣新書 1977年 がある
外部リンク
⇒Die protestantische Ethik und der Geist des Kapitalismus ドイツ語の原文
⇒The Protestant Ethic and the Spirit of Capitalism 英語版
梶山力訳『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(1939年 有斐閣) 国立国会図書館デジタルコレクション
⇒マックス・ウェーバーをめぐる羽入-折原論争の展開 - 羽入・折原の論争について橋本努がまとめたもの。
関連項目
働かざる者食うべからず - この有名な成句はキリスト教由来である。本来の意図はどうあれ、キリスト教は、労働を聖化し、資本主義や共産主義を生みだす土壌を作るなど、人類に労働を強いる宗教といえる。
ヴェルナー・ゾンバルト - 後継者に指名した歴史学派経済学者。代表作に『ブルジョワ』。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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