プロゴルファー
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JPGAでも「資格認定プロテスト」の名称でトーナメントプロテストを行っているが、同テストに合格して得られるのはJPGA主催大会(日本プロゴルフ選手権大会など)の予選会出場資格であり、JGTO管轄の大会に関しては別途QTで上位に入らなければツアー出場資格は原則として得られない(ただしJPGAのトーナメントプロについてはQTにおいてシード等が与えられる)。

日本プロゴルフ協会の資格認定プロテストは、2013年に公益社団法人化されたことを受けて、満16歳以上の男子であれば、書類審査を経て、プレ予選大会から受験することができるようになった[3]

男子のシニアツアー(PGAシニアツアー)については、JPGAが実施する予選会に参加して合格した場合にツアーの参加資格を得ることができる。レギュラーツアーと異なり、予選会参加には原則としてJPGAのトーナメントプロであるか、ティーチングプロのうち選考会を通過していることが必要。

女子については、JLPGAが実施するQTに合格した場合にツアーへの参加資格を得ることができる。QTにはJLPGA会員の推薦を受けるなど一定の条件を満たせば一般人も参加可能。(2020年廃止)現在は、JLPGA正会員のみQT出場出来る。JLPGAではQTとは別にトーナメントプロテストも実施している(合格者は男子レギュラーツアー同様、QTのシード権が与えられる)。なおプロテスト合格者のうち1位の者には同年のツアー後半の参加資格が与えられるほか、合格者全員にステップ・アップ・ツアーの出場資格(2年間)が与えられるなど、プロテストの結果とツアー出場資格が一部連動している。

またアマチュア選手としてツアー競技に参加し優勝した場合にも、その後にプロ宣言を行えば優勝した競技に応じてシード権等が有効となる(過去には宮里藍石川遼松山英樹畑岡奈紗古江彩佳がこの形でツアープロに転向している。ただし勝みなみは権利を行使せず、高校卒業後にプロテストに合格してツアープロに転向している)。ツアープロの中でも、ツアー競技においてシード権を獲得しているものは当該ツアーの「ツアーメンバー」と称される。

2005年まではPGAシニアツアーにおいて、50歳以上のアマチュアゴルファーの中で規定の予選会を突破するなど成績優秀な者に対しシニアツアーへの出場資格を与える「シニア認定プロ」制度を設けていた(過去には霍本謙一、古市忠夫、徳永雅洋、辺土名求などの例がある)。
ティーチングプロ

ティーチングプロになるためには、JPGAもしくはJLPGAが実施する資格認定講習会に合格することが必要。

JPGAの場合、実技審査、筆記・面接試験の後、講習会と実技審査(約1年間)を経てB級会員となり、その後1年間の研修期間・A級講習会を経てA級会員となる(なお経過措置として、「C級」が以前からのティーチングプロのためにのみ存在する。一般の人がC級会員になる事は出来ない)。

JLPGAの場合は、合格後まず「ティーチングアシスタント」として研修を積んだ上で、研修会での実技テストで一定以上の成績をクリアするとC級講習会の受講が認められ、以後B級→A級とステップアップする。

アマチュア資格
統括団体

日本の法律では趣味(アマチュア)としてゴルフを行うのに資格は必要ない。また、賞金を受け取る事も違法では無い(賭博に該当する賞金システムは不可。また、適切な税務処理は必要である。)。ただし、アマチュア団体によっては資格を厳格に定めており、一団体である日本ゴルフ協会(JGA)が主催する競技に出場するにはJGAが定めるアマチュア資格が必要になる。以下の記述はJGA内の規則に基づいて書かれた物である。
JGAの定めるアマチュア資格

ゴルフにおいては歴史的経緯から、アマチュア資格を極めて厳格に管理していることも特徴的である。現在、プロテストに合格する・プロ宣言を行うなど自らの意思でプロに転向する以外にも、以下の行為を行ったゴルファーは、アマチュア資格を即時に喪失するとされている。なお2022年にゴルフ規則が改正され、従前に比べ一部規制が緩和されている[4]

ゴルフをプレーして、以下の基準を超える賞金または賞品を受け取ること。

スクラッチ競技の場合、10万円以下の賞金または賞品

ハンディキャップ競技の場合、10万円以下の賞品(賞金の受け取りは一切禁止)

なおドライビングコンテストやパッティングコンテスト等については、それ単体で行われる場合には一切制限がない。一方で通常のゴルフ競技中に行われるドラコン賞・ニアピン賞などは規制の対象となる[4]

ホールインワン賞については従来どおり規制対象外となるが、距離が50メートル以上あることが条件[5]


プロフェッショナルとしてゴルフ競技でプレーすること[4]

ゴルフ技術の指導をして報酬(金額を問わない)を得ること。

特例措置として学校の教員などは勤務時間の50%以下の指導であれば可能。(学校のゴルフ部顧問までプロ扱いになってしまうための対策)[5]

特定のゴルファーを指導するのではなく、一般的な技術論や自分自身のスイングの解説などを書籍・映像等の形で公開し報酬を得ることは可能[4]


ゴルフ場・ゴルフ練習場などにプロフェッショナルとして雇用される、または自身が自営業者としてそれらを経営すること[4]

プロフェッショナルゴルファーのための協会の会員となること[4]

2022年以前の旧規則では「ゴルフの手腕や名声(Golf Skill or Reputation)のあるアマチュアゴルファー」について、その氏名・肖像を宣伝・広告に利用することが禁止されていたが、新規則ではそれが撤廃された[4]
アマチュア復帰手続き

アマチュア規則に違反しアマチュア資格を喪失した者のうち希望するものは、統括団体(日本の場合JGA)に申請を行うことでアマチュア資格の復帰を行うことができる。ただし復帰の回数は生涯を通じて最大2回までに制限される。

また復帰を希望する者は、復帰申請後一定期間(アマチュア規定に反した期間が5年未満であれば1年間、5年以上6年未満の場合は2年間)の待機期間を経る必要がある。待機期間中はアマチュア規則の厳格な遵守が要求されるだけでなく、アマチュアゴルファーに対象を限定した賞を受け取ることができないなど、通常のアマチュアよりもさらに厳しい制限下に置かれる。

6年以上アマチュア規定に反した著名なプレーヤーはアマチュアへの復帰はできない。
脚注^ティーチング・プロ情報参照
^アマチュア資格規則 よくある質問 (PDF) 日本ゴルフ協会、2014年3月24日閲覧。
^トーナメントプレーヤー入会の流れ
^ a b c d e f g2022年 アマチュア資格規則変更 - 日本ゴルフ協会
^ a b2022年のための提案されたアマチュア資格規則 - 日本ゴルフ協会

関連項目

ゴルファー一覧

カテゴリ:各国のゴルファー

ゴルファー

外部リンク

日本ゴルフ協会

日本プロゴルフ協会

日本ゴルフツアー機構

日本女子プロゴルフ協会
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