プレデター_(架空の生物)
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また、攻撃されたときに沈黙しているのは、人間に当てはめると悲鳴を上げている状態にあたる[2]。歯をむき出したり、顎を広げて見せるのは闘志の表れとされる[2]。映像作品でプレデター同士の間で明確に言葉による意思の疎通が行われた例はないが、コミックなどの媒体によってはいくつかの単語が登場している。
言語対応一覧[2]

単語意味
kainde amedha硬い肉(エイリアンを意味する)
te'dqiエイリアンの分泌液
thwei血
H'chak慈悲
thei-de死
Dhi'ki-deひん死の眠り
U'sl-kwe最期の休息
Bpi-de最期
Ki'cti-paリスト・ブレイド

身体的特徴

地球外知的生命体の中でもいわゆるヒューマノイドタイプの宇宙人に類別される特徴を備え、身体の基本的レイアウトは地球人と同じである。すなわち、1対の腕、1対の脚部を持つ。手も足も指は5本。筋肉質な体型をしている[5]。別の設定では身長:250cm、体重:115 - 160kgともされている[2]。女性は男性よりやや大きい[2]

頭部における顕著な特徴の1つに、口の部分が挙げられる。顔の下半分には2対4本の爪状口器が、正面から見て四角形を描くように配置されている。これは節足動物の大顎のようにそれぞれ独立して動かすことができる。4本すべてを大きく開く(下の2本は上の2本よりも可動域が大きいため、この状態を正面から見ると、上辺の短い台形を描く)と、その内側に地球人と同様の上下に開く(正確にはと歯茎)が剥き出される、という二重構造になっており、その動きはカニなどの甲殻類を思わせる。地球人のような鼻孔や耳介に相当する部位はない。1作目でも2作目でも、それぞれの主人公に「醜い顔だ」と評されている。

眉に当たる部分には棘状のものが生える。眼窩が大きく、それとは裏腹に目は小さい。頭部の側面から後頭部にかけては黒色で先細りの管が数十本生えており、ドレッドヘアーのようにも見える。これらは意識的に動かすことはできないが、皮膚に生えているだけの体毛ではなく、それぞれが骨格の一部として頭蓋骨に関節を介して接続されている(製作陣からは「ドレッド蟹」と呼ばれていた時期もあった)。

年齢を重ねると、顔面部の棘状物や外顎の牙の本数が増えていく(年長者であるエルダー・プレデター、成人を経ていることが明言されているクリーナーの外見から)。

体表には、爬虫類や水棲生物、昆虫類を連想させる模様や鱗が見受けられる。体色も、黄土や茶、緑、黒など爬虫類に近い色が多い。血液は昼でも強い蛍光を発する緑色で、その理由は基礎代謝に酸素を必要としないためにヘモグロビンを持たないうえ、外敵による攻撃を防御するために胆汁のような成分を含むのではないかと考えられている[2]

また、一部作品(『プレデター・コンクリート・ジャングル(ゲーム)』)では血液に特殊な成分が含まれており、人間が摂取すると虚弱体質の改善、肉体寿命の大幅な延長など様々な効果を発揮するとされている。

細胞構造は(エイリアンと比較すれば)地球人に近く、炭素を基本とした生命である[2]

入浴の習慣は持っていないらしく、作中(『2』)では体臭データを記録したセンサーで感知され光学迷彩中の動きを把握されたことがあるが、彼らと至近距離で対峙した映像作品の登場人物から体臭及び臭いの強さについて言及されたことは一度もなく、狩りの対象に気付かれるほどの体臭を放っているかは疑問が残るが、『ザ・プレイ』において光学迷彩状態のプレデターが接近した際、狼や熊などの野生動物はしきりに周囲の臭いを嗅いでいる描写はある。
身体能力

膂力、脚力、耐久力など、全てにおいて地球人類より遥かに高い水準にある。

人間を片手で掴み上げ投げ飛ばす、獲物の脊椎を道具を使わずに引き抜く、壁面に指を突き立ててよじ登るなどの強力な腕力を持ち、『AVP』シリーズには、エイリアンの二段顎を引きちぎってみせる者や、タックルで石柱をへし折ったりエイリアンをジャイアントスイングで投げ飛ばす者も登場した。『AVP2』に登場したクリーナーは一度に2体のエイリアンの 首を掴み、片手でそれぞれを締め上げるといった荒業を見せつけた。

脚力も極めて強力で、ジャングルの中であるにも拘わらず自動小銃による銃撃を掻い潜り獲物の至近距離に急接近して仕留め得る走力[6]、素脚で樹上まで到達するほどの跳躍力、樹木から樹木、または高層ビルから高層ビルへと跳び回っての移動や、高所から落下しても無事に着地が可能なほどである。『ザ・プレデター』では、アサシンプレデター(アルティメット・プレデター)がクインと対峙したとき、10m以上はあろうかという距離から跳び上がり、一気にクインの背後に着地するほどの跳躍力を披露している。

耐久力に関しては、攻撃されれば血を流しダメージを受けるが、個体差はあれど近距離から撃たれた拳銃弾数発や木材での打撃程度では致命傷にはならない。『2』に登場した個体は、小銃弾数発のかすり傷を受け、さらに至近距離からショットガンによるスラッグ弾の直撃を上半身に数発受けたにも拘らず失神しただけで死ぬことはなく、先のショットガンを床に叩き付けてへし折り、以後も左前腕を切断されながらも応急処置を施しただけで通常に戦闘を続行した。


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