プレデター_(架空の生物)
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それぞれの氏族において独自のしきたりを持っているが、名誉の掟と呼ばれる掟により固い紐帯を誇る[2]

『プレデターズ』では、プレデターの中にも人類の人種に相当する複数の種族が存在するという設定が追加されている。
階級

プレデターは狩りの中で、氏族に対し己の強さを常にアピールしなければならない。氏族の中における評価は最も新しい狩りにおける功績が反映される。階級を上げるため、時には仲間同士で戦うこともある。また、上位の者ほどより上質の装備を使い、良いポジションで狩りに挑むことができる[2]
長老
氏族のリーダー。狩りに対し絶対的な権力を持ち、狩りは必ず長老の立会いの下に行われる。直接狩場には赴かず、宇宙船に残り監視役としてふるまう。長老は狩りが「できない」のではなく、「しない」のだという暗黙の了解がある[2]
まだ血を見ぬ者
狩りの未経験者[2]
血塗られた者
最初の獲物の血で自らに刻印を刻んだ者。通常刻印はリーダーの手でなされるが、不在の場合は本人が自ら刻む。刻印は氏族によって違うため、その者が属する氏族を判別できる[2]
悪しき血
名誉の掟に背き、誇りを失った者を指す。敵に捕らえられその傀儡とされた者もこれに含まれ、このような者が出た場合は かつて所属していた氏族から粛清を行うための戦士が遣わされる。
人間との関係

人間に対する考え方は氏族によって違い、高度な技術力によって武装した人間を「至高の獲物」として捉えている者たちがいる。そのため彼らは武装している人間のみを襲い、非武装の人間を獲物としない。一方で人間を知性のある生物として尊敬し、狩りの対象としない氏族もいる。だが多数の氏族にとって、人間は脆弱であるがゆえに獲物とみなされない存在である[2]

紀元前2000年ごろ地球に飛来し、人類に建築技術を与え神として崇められた。神殿を建造させ、100年ごとに成人の儀式のために地球を訪れ、エイリアンの宿主となる生贄を求めた。しかし、あるとき繁殖しすぎたエイリアンによって敗北し、全てをリセットするため自爆装置を用い南極の文明を消滅させた(『AVP』)。

狩りの対象でしかなかった人間との関係はシリーズを追うごとに濃くなっており、『AVP』においては友情にも近い人間との意思の疎通がなされている。コミュニケーションは可能で、同『AVP』においてスカー・プレデターがレックスに対し、すぼめた指を開いて爆発を表現したり、『ザ・プレデター』では、フジティブ・プレデターが自身に銃を向けるクインらに対して人質を盾にしながら人差し指を下に向け、銃を降ろすよう命令したり、アサシン・プレデターは地球人のパソコンを使用して地球人の言語をもって狩りを宣言した。

同じく『ザ・プレデター』では、地球温暖化に乗じて地球への移住を目論む氏族にとっての駆逐対象と見なされているが、その一方で優秀と認めた地球人を、進化(本編中では「アップグレード」と称している。)させるため、遺伝情報(脊髄液)を採取する標的としている。また同シリーズでは、フジティブ・プレデターによって、アサシン・プレデターらの地球侵攻に対抗するためのバトルスーツ「プレデターキラー」が提供されている。
エイリアンとの関係

エイリアンは彼らにとって価値の高い獲物であり[2]、その頭蓋骨はトロフィーに値する。

狩りのためにまずクイーンを捕獲し拘束する。電気刺激で強制的に卵を産ませ、これを遠隔操縦の機械で他の惑星へ植えつけ、エイリアンが繁殖したところで狩りを行う[2]。候補とされる惑星は水、大気、宿主となる生物の存在などによって決定される[2]

卵は厳格に選別されているが、基準は不明。奇形およびクイーンが誕生すると予想される卵を排除しているという説もある[2]

エイリアンとの戦いにおいては瘢痕文身の処置を伴う場合もあり、エイリアンの死骸から絞り出した酸で自身の顔に文様を刻む事もある。
戦利品

獲物の頭蓋骨と脊柱(あるいはそれに該当する部分)をトロフィーとして収集する習慣を持つ。映画作品ではその対象は果敢に抵抗してきた獲物に限られ、『プレデター』ではビリー、『2』ではジェリーとキング・ウィリー、『プレデターズ』ではスタンズがその憂き目にあった。収集した頭蓋骨は、彼らの宇宙船の内部に陳列されている。

『2』で登場した陳列棚のなかにはエイリアンそっくりの頭蓋骨がある。

また、収集するに及ばない獲物をワイヤーやツタなどを用いて逆さに吊るし上げ、さらに皮を剥ぐ事もありこれらは示威及び相手の混乱を誘う為の行為である。
音声擬態

獲物である人間達のセリフをしばしば真似たり、録音して戦闘時に利用することもある。『プレデター』では狩猟対象者をおびき寄せるために、その仲間の「来いよ」という声を真似たり笑い声を真似た。『2』では子供がプレデターに話しかけてきた、「キャンディー食べる?」という言葉を狩猟対象に対して発言しており、プレデター・ハンターがいたく気に入ったのかは不明だが、麻薬ギャングの1人の発した「災難と思って諦めな」を殺戮対象を仕留めようとする際に計2回発言している。
決闘

獲物の力を認め己の命を賭して戦うべき相手と認識した場合は各種武装、及びマスクを捨て去り[7]、プラズマ・キャノン等による“狩り”ではなく、腕のリストブレイドのみによる“原始的な決闘”を挑む(『プレデター(ウォーリア)』、『AVP2(ザ・クリーナー)』)。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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