プレデター_(架空の生物)
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機械技術にも明るいのか、執務クルーのプラズマキャノンを自身の右肩へ増設したり、照準が破損したプラズマキャノンにパーツを追加し手持ちのハンドガンのような形態へ改修してみせた[21]。イレギュラーな戦闘を経験したことからなのか、他のプレデターの装備を自分のものとして使用したり、破損した自身の装備を改造、危険だとわかっているにも関わらずエイリアン相手に至近距離で戦闘を行うなど状況判断能力が優れている。これまで登場したプレデター達とは桁外れの戦闘力を誇り、肉弾戦において奇襲以外ではエイリアン(プレデリアン以外)を寄せ付けなかった。身体能力で勝るプレデリアンとも優れた戦闘技術により互角に戦っており、戦闘中にインナーマウスを引きちぎる荒業も見せている。だが作中においてはプレデリアンに不意討ちされることが多く、エイリアン抹殺に苦戦を強いられ本来の目的を果たし切れなかった。最後はプレデリアンに決闘を挑み、互いに組み討ちとなり瀕死の状態に陥るが、最後は軍の可変威力型核爆弾B83の爆発に巻き込まれ消滅した。なお、このプレデターは他のプレデターとは異なり感情の変化が顕著に表れている。死亡した執務クルーに対し、死を悲しむ、もしくは冥福を祈るような場面がある他、自らの奮闘もむなしく、倒しても倒しても現れるエイリアンの驚異的な繁殖能力によって劣勢に追い込まれていくにつれて、怒りが増していく描写が見られる[22]。「これまでに登場しなかったベテランプレデターを登場させたい」という監督のストラウス兄弟の意向により、前作のボツ案なども含め様々なデザインが模索された。
バーサーカー(ベルセルク)・プレデター『プレデターズ』に登場。前作までに登場していたプレデター達とは異なる種族であり、身体的特徴やプロテクターのデザインにかなりの違いがある。外見的に共通する特徴として、網状の服を着ていない、リストブレードが二枚刃ではなく一枚刃である、皮膚に鱗がある、などが挙げられる。性質や嗜好、流儀も異なっており、罠で獲物を生け捕りにする、動物を使う、首を刎ねる、どこかへ狩りに行くのではなく獲物を自らの狩り場に放つなど、これまでのプレデター達には見られない行動を多くとっている。
ミスター・ブラック・プレデター
プレデター一味のリーダー。体格はクラシックプレデターよりも大柄で、全身に黒い鱗があり、髪は先端が赤くなっている。素顔は他のプレデターより顎が突き出ていて額が赤く、目つきも釣り上がっていて、よりグロテスクな顔になっている。仲間であるファルコナー・プレデターとドッグハンドラー・プレデターは素顔を見せていないため、素顔が他のプレデターと違うのはこの個体だけなのか、彼ら全員がそうだったのかは不明。また4本の爪状口器は下の2本の可動域が通常のプレデターよりも大きいため、巨大な台形を描いている。装着するヘルメットには何らかの生命体の下顎骨格が飾られている。岩の塊を粉砕するほど強力なプラズマキャノンを装備しており、頭突きでプレデターのヘルメットをぶち砕くなどパワーも強い。対立するクラシック・プレデターと戦闘し勝利。その後ロイスらに迫るが、ロイスの手榴弾を用いたトラップに引っ掛かり、ヘルメットを損傷。加えて火による撹乱によってロイスに翻弄されるが、ヘルメットの心音センサーを起動させプラズマキャノンによってロイスを追い詰める。しかしイザベルの銃撃に撃たれた隙を突かれてロイスに滅多切りにされ、最後は自身が殺害したクラシック・プレデターと同様首を切断されて死亡した。ネカ社のプレデターズ アクションフィギュアでの名称はBerserker(バーサーカー)。こちらの設定によれば、エイリアン狩りの儀式を最年少で制覇した経歴の持ち主である。
ファルコナー・プレデター
『プレデターズ』に登場。ファルコナーとは鷹匠の意。その名の通り、鳥類を模した小型偵察機を装備しており、帰還すると自動で肩に着陸、収納される。マスクは他の2体のように他生物の骨格などの装飾物はなく、マスク下部は直線的で装甲板のような角ばったデザインになっており、鳥の嘴をイメージしたようにも見える。体色は緑色。髪は赤褐色。同作に登場するプレデターの中では唯一プラズマ・キャノンを装備しておらず、武器はリスト・ブレイドのみとなっている。日本刀を手にした日本人ヤクザのハンゾー(戦いの直前におけるハンゾーの行動は、『プレデター』劇中のビリー・ソールのものに近い)と1対1で戦い、相討ちで死亡した。劇中ではハンゾーとの決闘の際に光学迷彩を解き正面から挑む、吹き飛ばしたハンゾーに追撃せず起き上がるのを待つ等、正々堂々とした勝負を行っている。ネカ社のプレデターズ アクションフィギュアでの名称はFalconer(ファルコナー)。こちらでは、前述した鳥型偵察機について、生きた鳥をサイボーグ化したという設定になっている。
ドッグ・ハンドラー・プレデター
『プレデターズ』に登場。ドッグ・ハンドラーとは犬の訓練士の意味。その名の通り、プレデターの猟犬を操る役目を携わり、人間でいう犬笛と同じように音声で猟犬を指揮し、獲物を追いたてる。マスクの左目部分に大きな傷があり、顎部には猟犬のものと思しき牙が2本前方へ向かってついている。他の2体と服装が異なっており、胸当てがない代わりに上半身に犬の鎖を巻いている。髪はクラシック種同様黒だが、一部が青緑になっている。彼のプラズマキャノンは、人体を一発で粉々にできる威力を持つ。単身でアジトに侵入し、ノーランドをプラズマ・キャノンで殺害し、次にニコライを殺そうとするが、ニコライが所持していたクレイモア対人地雷などによる自爆に巻き込まれ爆死。ネカ社のプレデターズ アクションフィギュアでの名称はTracker(トラッカー)。(フィギュアなどでは、こちらの名称の方が多い。)
クラシック・プレデター『プレデターズ』に登場。1作目に出てきたプレデター・ウォーリアーと同じデザインをしているが、マスクが破損している。ミスター・ブラック・プレデター率いるプレデター達によって柱に縄で縛り付けられ、獲物を誘き出すための囮にされていた。後にロイスに船の場所を教えるかわりに縄をとかれ、周囲に放置してあった装備を装着し、ガントレットを使ってロイスに船の場所を教え、自動航行装置によって地球へ帰還させようとする。しかしそこに現れたミスター・ブラック・プレデターと戦闘になり、死闘の末に首をリスト・ブレイドで切断され死亡。船はミスター・ブラック・プレデターの遠隔操作で爆破されてしまう。ロイスに対しては言葉こそ返さなかったが、猟場の惑星と太陽系のホログラフィを連続して表示させており、ロイスが地球人であることや、そこへ帰りたいという意思を理解していた。ネカ社のプレデターズ アクションフィギュアでの名称はClassic(クラシック)。
フジティブ・プレデター『ザ・プレデター』に登場。遺伝子交配によって人のDNAが組み込まれたハイブリッドで、だからかどうかは不明だが、地球の植民地化を図るプレデターの一派を阻止するべく、対プレデター用のパワードスーツを地球に提供するべくやってきた。過去作と違い、地球人を助けるために地球にやってきてはいるがその行動理念は慈愛などによるものではないらしく、地球に墜落すると近寄った米兵に攻撃をかけて殺害後、吊るしたり、スターゲイザーに捕縛された際は脱走時に周辺の武器を持った人間を徹底的に殺害している等、獰猛さは変化していない。本作において映像作品としては初めて地球人の銃器を強奪して使用するシーンがある他、自身の爪を使って人間を殺害している。素顔はウォーリアーとクラシックに似ている。アサシン・プレデターの追撃を受けながら地球にやってきたが墜落後に現地に居合わせた米軍特殊部隊であるクイン達と交戦し、宇宙船のOSデバイスとフェイスマスクを奪われた挙句に失神に追い込まれ、スターゲイザーに捕縛される。その後、スターゲイザーの施設を脱走。施設にあった他のプレデターのフェイスマスクの逆探知機能を使い、奪われた装備をクインの息子であるローリーが所持していることを突き止め、奪還に動くもアサシン・プレデターに捕捉され、交戦するも圧倒的な能力差になすすべもなく、殴打で顔面を潰されて死亡。さらに脊椎を引き抜かれるという完全たる敗北を喫する。その後、パワードスーツを積んだ宇宙船もアサシン・プレデターに爆破され、フジティブの目論みは失敗したかに思われたが、事前に組み込んでいた安全機能によってパワードスーツは脱出させられており、無事に地球人の手に渡った。
アサシン(アルティメット)・プレデター『ザ・プレデター』に登場。異種族との遺伝子交配によって生み出された新しいプレデター。通常のプレデターの2倍近い身長を持ち、外骨格生物の遺伝子から体皮を硬質化させる能力を持つ。硬質化すると銃弾はおろかプレデターのリスト・ブレイドさえ通じず、逆にへし折られてしまうほどで、他にもプラズマキャノンの直撃を受けてもほとんどダメージを受けないなど、圧倒的な堅牢さを誇る。身体能力も強力でフジティブ・プレデターのプラズマキャノンの砲弾を発射後に回避する反射神経を持ち、片腕でフジティブを放り投げ、パンチ1発で顔面を砕いて殺害している。噛みつきで人間を殺害するなど過去に登場するプレデターとは一線を画す能力を持つ。また、ヘルメットを着用せずにサーモグラフィなど電子デバイスを視覚投影していることからなにかしらのインプラントを施されている模様。装備は両腕部に集中しており、プラズマキャノンも腕部に装着されている。プレデターズに登場したものとは別種の猟犬を二匹つれている。この他、車をハッキングして使用不能にするなど、電子機器の扱いにも長けている。
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