プレデター_(架空の生物)
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 その後デザイン変更にあたり、特殊メイクアップアーティストのスタン・ウィンストンは ジャマイカの戦士の絵を基にしたとしている[1]

後年の映画『プレデターズ』への過程にて、そのデザインは次第に変貌を遂げていくことになる。
特徴
運動能力
地球人類と同じく直立
二足歩行を行う。また、人類よりも遙かに筋力に優れるため、 高木の樹幹や建造物の壁を易々とよじのぼり、それらの間を飛び移ることもできる。
コミュニケーション能力
独自の文字体系を持っており、デジタル書体7セグメントディスプレイに似る。あくまで作中外の設定ではあるが、人類の使用するアルファベット数字に置き換えることができる。   プレデターの使用している文字を、     アルファベット・数字に置き換えたもの。                     人語もある程度は理解し、その気になれば話すこと(それが会話として成立するかどうかは別として)もできるようである。『プレデターズ』では会話こそしていないものの、以前のシリーズよりもはっきりと言語を理解する様子が描写された『AVP』ではジェスチャーで自爆装置の情報を伝えており、感性は人間と共通する部分もある。種族独自のボディ・ランゲージがあり、肩に手を置くのは挨拶、拳を眉に当てるのは承認を意味する[2]。多くの作品において、低い顫動音[3]を頻繁に鳴らしていることが確認できる。戦いの前には戦意の高揚や獲物に対する威嚇のため、雄たけび[4]を上げることもある[2]。また、攻撃されたときに沈黙しているのは、人間に当てはめると悲鳴を上げている状態にあたる[2]。歯をむき出したり、顎を広げて見せるのは闘志の表れとされる[2]。映像作品でプレデター同士の間で明確に言葉による意思の疎通が行われた例はないが、コミックなどの媒体によってはいくつかの単語が登場している。
言語対応一覧[2]

単語意味
kainde amedha硬い肉(エイリアンを意味する)
te'dqiエイリアンの分泌液
thwei血
H'chak慈悲
thei-de死
Dhi'ki-deひん死の眠り
U'sl-kwe最期の休息
Bpi-de最期
Ki'cti-paリスト・ブレイド

身体的特徴

地球外知的生命体の中でもいわゆるヒューマノイドタイプの宇宙人に類別される特徴を備え、身体の基本的レイアウトは地球人と同じである。すなわち、1対の腕、1対の脚部を持つ。手も足も指は5本。筋肉質な体型をしている[5]。別の設定では身長:250cm、体重:115 - 160kgともされている[2]。女性は男性よりやや大きい[2]

頭部における顕著な特徴の1つに、口の部分が挙げられる。顔の下半分には2対4本の爪状口器が、正面から見て四角形を描くように配置されている。これは節足動物の大顎のようにそれぞれ独立して動かすことができる。4本すべてを大きく開く(下の2本は上の2本よりも可動域が大きいため、この状態を正面から見ると、上辺の短い台形を描く)と、その内側に地球人と同様の上下に開く(正確にはと歯茎)が剥き出される、という二重構造になっており、その動きはカニなどの甲殻類を思わせる。地球人のような鼻孔や耳介に相当する部位はない。1作目でも2作目でも、それぞれの主人公に「醜い顔だ」と評されている。

眉に当たる部分には棘状のものが生える。眼窩が大きく、それとは裏腹に目は小さい。頭部の側面から後頭部にかけては黒色で先細りの管が数十本生えており、ドレッドヘアーのようにも見える。これらは意識的に動かすことはできないが、皮膚に生えているだけの体毛ではなく、それぞれが骨格の一部として頭蓋骨に関節を介して接続されている(製作陣からは「ドレッド蟹」と呼ばれていた時期もあった)。

年齢を重ねると、顔面部の棘状物や外顎の牙の本数が増えていく(年長者であるエルダー・プレデター、成人を経ていることが明言されているクリーナーの外見から)。

体表には、爬虫類や水棲生物、昆虫類を連想させる模様や鱗が見受けられる。体色も、黄土や茶、緑、黒など爬虫類に近い色が多い。血液は昼でも強い蛍光を発する緑色で、その理由は基礎代謝に酸素を必要としないためにヘモグロビンを持たないうえ、外敵による攻撃を防御するために胆汁のような成分を含むのではないかと考えられている[2]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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