プレデター_(映画)
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キャメロンは節足動物の下顎を参考にすることを提案した[7]。これが後にプレデターを象徴する特徴となる。
配役

シルバーとゴードンは最初に、主演でアーノルド・シュワルツェネッガーに出演依頼をする。エリート特殊部隊に真実味を持たせるため、シルバーとゴードン、共同製作のジョン・デイヴィスは巨体の俳優を探す。『ロッキー』でアポロ・クリードを演じたカール・ウェザースがディロン役の候補に挙がる。元プロレスラーで特殊部隊に所属していたジェシー・ベンチュラはその体格からブレイン役に選ばれる。そして人種のバランスのため、ネイティヴ・アメリカンのソニー・ランダムとリチャード・チャベス、『コマンドー』でシュワルツェネッガーと共演した、アフリカ系アメリカ人ビル・デュークが起用される。ジョエル・シルバーの大ヒット作『リーサル・ウェポン』の脚本を書いたシェーン・ブラックも出演し、さらに若手だったマクティアナンの手助けをした[4]。出演者は軍事訓練を受け撮影した。

当初のプレデター役だったジャン=クロード・ヴァン・ダムの時は、武道を活かした忍者風の怪物のアイデアが出ていた[4]。しかしシュワルツェネッガーやウェザース、ベンチュラといった肉体で知られる俳優が多く出演するためさらに脅威的な登場が必要だった。加えて、ヴァン・ダムが上記のスーツの不満を申し出たため、この案は没となった。その後ヴァン・ダムは降板し、ケヴィン・ピーター・ホールが選ばれる[4]。ホールは 218cm の身長があり、ちょうど『ハリーとヘンダスン一家』のビッグフット役を終えたところだった[8]。そしてプレデターの声はピーター・カレンに依頼される。カレンは1976年の『キングコング』で喉を痛めたため初めは消極的だったが、マスクを外したプレデターを見て引き受けた。彼はプレデターのデザインがカブトガニを連想させると述べている[3]
音楽

音楽は、1985年に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で成功を収めたアラン・シルヴェストリが担当した。『プレデター』は彼がはじめて担当する大作アクションだった。彼はアクションとサスペンスを強調した音楽の他に、リトル・リチャードの歌「ロング・トール・サリー」を使用した。この歌はジャングルへ向かうヘリコプターのシーンで流れている。他にも、ブービートラップを脱出したプレデターを追うマックが、歌詞の一部を口にしている。シルヴェストリは続編も担当し、『エイリアン』と『プレデター』シリーズで2作品を担当した、唯一の作曲家となった。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ ハリウッド映画で中南米の国家として複数の作品で使用されており、他には『コマンドー』や『ダイ・ハード2』などがある。
^ 初期のモンスターのデザインは、大きな黄色い目に犬のような頭を持つ不恰好な生き物だった。

出典^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)460頁
^UPDATED! Shane Black and Fred Dekker working on new Predator film
^ a b “ ⇒Prime Directive: An Exclusive Interview with Peter Cullen”. The Digital Fix (2006年8月18日). 2010年8月7日閲覧。
^ a b c d Haufrect, Ian T (2001年). “If It Bleeds, We Can Kill It”. 20th Century Fox 
^ “ ⇒Roy Murphy: Geoff Murphy interview”. Murphyroy.com. 2011年7月19日閲覧。
^ “ ⇒公開時幻となったプレデターに出てくる赤いクリーチャーの秘密”. gigazine. 2015年5月23日閲覧。
^ “映画『ザ・プレデター』公式 on Twitter”. Twitter. 2018年8月9日閲覧。
^ “ ⇒Predator”. Rotten Tomatoes. 2008年1月30日閲覧。

関連項目

チェーンガン - 本作の日本語版ではガトリングガンをこう呼んでいたが、実際にそういう兵器も存在する。

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