なかでも人気なのがサイン会と撮影会で、舞台はもとより、映画やテレビで活躍する俳優75?80人が交代でこれを務める[9]。いずれも各自が募金者の目の前で個人宛にサインしてくれたり、募金者と一緒にお立ち台の上で記念撮影におさまってくれるのが売り物で、しかもいずれも募金額が手頃に設定されているばかりか、第三者がお立ち台の上の俳優を好き勝手に撮影することもできるとあって、このコーナーは毎年黒山の人だかりとなる[10]。
レッドリボンレッドリボン
今やすっかりお馴染みとなった「思いやりのレッドリボン」(Red Ribbon) だが、その普及にも BC/EFA は一役買っている。1991年のトニー賞で、授賞式に出席する一部の関係者にこのリボンを襟につけて会場に入ってくれないかと働きかけたところ、これが口から口へと伝わり、当日は出席者のほとんどが胸に赤いリボンをかざして会場入りした。その模様が全米に生中継されたことから、レッドリボンの存在は一躍アメリカ中に知れ渡るようになったのである。
こうした経緯から、BC/EFA のロゴはこのレッドリボンをあしらったデザインとなっている。
注^ このように長い名称となったのは、最終的に合同したのが Broadway Cares (直訳:ブロードウェイは世話をみる) というチャリティー団体と Equity Fights AIDS (直訳:演劇組合はエイズと戦う) という基金だったため。改称しようという話も持ち上がったが、「初めて聞く人は必ず聞き返す名前」だったため、逆に覚えてくれるということでこの名称に落ち着いた。
^ 2006年の Broadway Bares (直訳:ブロードウェイは脱ぐ) の ⇒模様。
^ 2006年の Easter Bonnet Competition (直訳:イースター帽競技会) の ⇒模様。
^ Shubert Alley、Broadway と 9th Avenue に挟まれた 45th Street と 46th Street の間にある全長が50メートル程の ⇒小路。ここがグランド・オークションの日には数万人でごった返す。
^ 2006年の目玉は、『レント』の初演当時使われていた「マークとロジャーのロフトの鉄板の扉」という、重さ1トンはあろうかという大型小道具だった。
^ 2006年の目玉デートは、アッシャーだった。ところが落札額は予想額よりゼロ一つ少ないもので、関係者を落胆させた。アッシャーは20代前半にしてヒップホップ界のスーパースターとなった歌手だが、この年は『シカゴ』にビリー・フリン弁護士役で出演していた。通常白人の中年男性が演じる役をあえて黒人青年に振るというこの配役は、当初は奇をてらったものだという見方が大勢だったが、いざ幕が開いてみると、アッシャーのヒップホップをまったく感じさせない正攻法の歌唱力と、存在感では誰にも引けを取らない演技力は、批評家たちの絶賛の的となった。ところがそんな才能あふれるヒップホップの超大物も、懐に余裕がある年配のブロードウェイ支援者たちにとっては無名に近い存在で、これが裏目に出てしまったのである。
^ 2006年の端役出演は、『レント』の第1幕の幕切れと第2幕のカーテンコールで、舞台上に勢揃いした全キャストとともに曲目を合唱するというものだった。
^ 2006年のこの日一日の募金総額は$50万5832ドル (約6070万円) にも達した。
^ 2006年の参加俳優 ⇒リスト。こうした事前発表のリストに飛び入りの「サプライズゲスト」が加わるので、見逃せない企画になっている。
^ 2005年のサイン会と撮影会が始まる前の ⇒模様。すでに長蛇の列ができている。
関連項目
ブロードウェイ
チャリティー
寄付
市民活動
参考文献
⇒BF/EFA 公式サイト
外部リンク
Google Image:BF/EFA のさまざまなグッズや募金活動の模様
表
話
編
歴
HIV / AIDS と共に生きる人々(people living with HIV / AIDS、HIV positive people)
シンボルマーク
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)
疾患・症状
後天性免疫不全症候群(AIDS) - エイズ関連症候群(ARC) - 日和見感染 - カポジ肉腫 - ニューモシスチス肺炎
抗ウイルス薬
HIV-1感染症治療薬 - ジドブジン - プロストラチン
治療法
HAART療法
運動・団体
(アマチュア)世界エイズデー - セーブ・ザ・チルドレン(ジャパン) - AIDS メモリアルキルト/en - 日本国際民間協力会 - アメリカン・エキスプレス・レッド
芸術家 -
芸能家ブロードウェイケアース - マーキュリー・フェニックス・トラスト(フレディ・マーキュリー追悼コンサート)
日本
アクト・アゲインスト・エイズ - 僕たちにできる事
機関・拠点
(医療従事者)国際エイズ学会/en(国際エイズ会議/en) - 国際連合エイズ合同計画
日本
カミングアウト - セーファーセックス(性教育、バグチェイシング) - エイズ孤児 - エイズ・パンデミック/en - サイレント津波 - 静かな緊急事態
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死去
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