1960年代には、イギリスにアメリカから多くのブルースのレコードが輸入され、同国でブルース・ロックのブームが起きた。その流れの中で、ローリング・ストーンズ、フリートウッド・マック、クリーム、アニマルズなど、ブルースに影響を受けたバンドが多く登場し、ブルース・ロックが隆盛となった[19]。 日本の歌謡曲の中には、楽譜がブルース形式でなくとも、タイトルに「ブルース」の付く曲が多く存在する(例:「別れのブルース」「昭和ブルース」など)が、メロディや編曲はアメリカの黒人由来のブルースとは異なる。 日本において本来の意味でのブルースの流行の端緒として、1960年代後半から1970年代前半にブルース・ブームが起こったとされる。1971年、B.B.キングが初来日を果たす。1973年にスリーピー・ジョン・エスティスの「スリーピー・ジョン・エスティスの伝説(The Legend of Sleepy John Estes)」がオリコン・チャートに食い込むヒットとなった。1974年、「第1回ブルース・フェスティバル」開催。同フェスティバルは第3回まで開催され、エスティスを始めロバート・ロックウッド・ジュニア&エイセズ 上記ブームを受け、京都、大阪を中心にウエスト・ロード・ブルース・バンド、憂歌団、ブレイクダウンなど、ブルース・バンドが登場。日本の独自のブルース・シーンが形成されていく。
代表的なブルース・アーティスト
戦前ブルース(デルタ、カントリー・ブルース)
ジェシー・フラー
チャーリー・パットン[20]
ブッカ・ホワイト
ブラインド・レモン・ジェファーソン[21]
ブラインド・ブレイク[22]
ブラインド・ウィリー・マクテル
ブラインド・ウィリー・ジョンソン(ゴスペル・ブルース)
ベッシー・スミス
レッドベリー
ロバート・ジョンソン
シカゴ・ブルースバディ・ガイ
アイク・ターナー
アルバート・キング
アール・フッカー
ウィリー・ディクソン
エルモア・ジェームス
オーティス・スパン
オーティス・ラッシュ
サニー・ボーイ・ウィリアムスンII
J.B.ルノア
ジミー・リード
ジョン・リー・フッカー
ハウリン・ウルフ
ハウンド・ドッグ・テイラー
バディ・ガイ
ヒューバート・サムリン
フェントン・ロビンソン
マジック・サム
マディ・ウォーターズ
マット・マーフィー
リトル・ウォルター
スワンプ・ブルース
スリム・ハーポ[23]
テキサス・ブルース
アルバート・コリンズ
T-ボーン・ウォーカー
フレディ・キング
ライトニン・ホプキンス
ファンク・ブルース
ジェイムズ・コットン
ジュニア・ウェルズ
リトル・サニー
1980年代以後のアーティスト
ケブ・モ
ロバート・クレイ
ジャンプ・ブルース
ルイ・ジョーダン
ジャズ・ブルース
チャールズ・ブラウン
パーシー・メイフィールド
フィービ・スノウ
その他
ギター・スリム
クラレンス・"ゲイトマウス"・ブラウン
スヌークス・イーグリン
スリーピー・ジョン・エステス
タジ・マハール
ナッピー・ブラウン
ビッグ・ビル・ブルーンジー
B.B.キング
ボビー・ブランド(ボビー・ブルー・ブランド)
ロバート・ロックウッド・ジュニア
日本のブルース・シーン
日本のブルース・ミュージシャン
吾妻光良
有吉須美人
ウエスト・ロード・ブルース・バンド
大木トオル