ブルックリン-バッテリートンネルは、マンハッタン島最南端のバッテリー・パークの手前からブルックリンのレッド・フック(英語版)へと延びている。バッテリー (Battery) とは、このバッテリー・パークのことを指している。ニューヨーク市の初期の歴史において、この場所には防衛のための砲台 (artillery battery) が設置されていた。このトンネルはニューヨーク市の所有であり、メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティの系列機関であるMTAブリッジーズ・アンド・トンネルズ(英語版)によって運営されている。合計4つの換気塔を持ち、二つはマンハッタンに、一つはブルックリンに、もう一つはガバナーズ島に建てられている。これらによって90秒ごとに完全にトンネル内の空気が入れ替わるようになっている。このトンネルはガバナーズ島のすぐ側の水底を走っているが、この島への交通の接続はしていない。
このトンネルには、マンハッタンとブルックリンもしくはスタテン島を結ぶ26の高速バス路線が走っている:MTAバスによるBM1, BM2, BM3, and BM4、およびMTAニューヨーク市交通によるX1, X2, X3, X4, X5, X7, X8, X9, X10, X11, X12, X14, X15, X17A, X17C, X19, X27, X28, X31, X37, X38, and X42である。 このトンネルの建設は、1940年10月28日に始まった。ニューヨーク市トンネル・オーソリティー (New York City Tunnel Authority) 主導のプロジェクトで、起工式にはフランクリン・ルーズベルト大統領も出席した[2][3][4]。ワシントン・ストリートが中心を走っていたリトル・シリア
歴史
2010年12月8日、ニューヨーク州議会はブルックリン-バッテリートンネルの名前を以前の州知事ヒュー・L・ケアリーの名前に置き換える決議を行い[7]、2012年10月22日に公式に改名された[8]。
このトンネルは2012年10月29日にハリケーン・サンディの高潮により水没し、一時閉鎖された[9]。11月13日には、推計86ミリオンガロンの排水および清掃が完了し、再開業した[10]。
州間高速道路478号線詳細は「en:Brooklyn?Battery Tunnel#Interstate 478」を参照
ブルックリン-バッテリートンネルとその前後の出入り口の区間は、未公認州間高速道路 I-478 に指定されている。マンハッタン側ではNY 9A(ウエスト・サイド・ハイウェイ)に、ブルックリン側ではI-278に接続している。 脚注^ “2008 Traffic Data Report for New York State
関連項目
en:Portal:New York Roads
出典
^ a b “ ⇒Brooklyn Battery Tunnel”. MTA Bridges & Tunnels. 2010年3月6日閲覧。