ブルジュ・ハリファ
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以下は、各階の明細である[16][40]

階用途

階別の間取り図[41]
160-163機械室
156?159通信・放送
155機械室
139?154オフィス
136?138機械室
125?135オフィス
124屋外展望台「At the Top」
123スカイロビー
122レストラン「At.mosphere」
111?121オフィス
109?110機械室
77?108居住区
76スカイロビー
73?75機械室
44?72居住区
43スカイロビー
40?42機械室
38?39アルマーニ・ホテル(スイート)
19?37アルマーニ・ホテル
17?18アルマーニ・ホテル
9?16アルマーニ・ホテル
1?8アルマーニ・ホテル
Groundアルマーニ・ホテル
Concourseアルマーニ・ホテル
B1?B2駐車場、機械室

304室のホテルはその1/4がアルマーニの運営で、15階から30階を占める[2][42]。オープニングは2010年3月18日になったが[43][44]、諸事情により営業は同年4月27日にずれ込んだ[45]。オフィススペースは3月から提供された[46]

43階と76階のスカイロビー(英語版)はプールを備えている[47]。44階から72階と77階から108階までは個人用住居が占め、デベロッパーによると募集開始から8時間で予約が埋まったという。ホテルと住居以外の場所はほとんどがオフィスであるが、122階から124階にはレストラン、スカイロビー、屋内外の展望台がある。入居は2010年2月から開始と計画された[47][48]

ブルジュ・ハリーファは、常時35,000人が滞在できるよう考えられた[36]。エレベーターは57基、エスカレーターは8基設置された[16]。エレベーターは1基当り12-14人が搭乗可能で、最大昇降速度は600 m/min = 10 m/s (33 ft/s)[36]。当初、世界初の3重のデッキを備えたエレベーターが考えられたが、最終的にダブルデッキに落ち着いた[19]。内部には、展望台へ向かう利用者を退屈させないためLCDディスプレイが備え付けられている[49]。階段は、1階から160階まであり、段数は2,909である[50]

建物のグラフィック・デザインはドバイに本拠を置くBrash Brands社が制作した。同社は他にも、国際展開のイベントや通信、ビジターセンターの企画なども行った[51][52]
展望台デッキ展望台デッキからの眺め

屋外展望台は「At the Top」と名づけられ、2010年1月5日にオープンした[53]これは452 m (1,483 ft) にあり、世界で3番目、屋外にあるものとしては2番目に高い展望台である[54]。この展望室へはブルジュ・ハリファから直接入る事は出来ず、隣接するドバイ・モールで受付を済ませて、そこから地下道でここに昇るエレベーターに移動する。この展望台デッキには、Behold Telescope という拡張現実機器が備わっている。これはモントリオールのgsmprjct°社が開発したもので、現在の全周風景を眺めることや、異なる時間や天候下での風景を見ることもできる[55]。混雑を防ぐため、日時指定したチケットは75%の割引で販売されている[56]

電源の故障によってエレベーターが途中で止まり45分間にわたり客が閉じ込められたトラブルの後、2010年2月8日から展望台の公開が一時中止された[57][58]。2月14日のバレンタインデーに間に合わせて再開されるという噂もあったが[59]、結局閉鎖状態は同年4月4日まで続いた[60][61][62]
水供給設備

ブルジュ・ハリファに供給される水道水は1日当たり平均94万6000Lにのぼり、長さ100 km (62 mi) の水道管が通されている[36][63]。これの他に、213 km (132 mi) の消火用水供給ラインと34 km (21 mi) の空調用冷却水ラインがある[63]
空調設備

ブルジュ・ハリファには、外気よりも冷えた清浄な空気が供給されるシステムがある[64]。最も稼働が高まる時期には、1日当たり13000 tの製氷に匹敵する能力を発揮する[63]。システムに生じた結露水は集められ、地下駐車場のタンクに一時貯蔵される。このシステムから、年間6800万Lの水が[65]周囲の公園を潅水する用水として利用される[36]
防災設備

ブルジュ・ハリファは高い気密性を備えた数箇所に分けられる。空調機つきの退避階が35階毎にあり、火災発生の際には階段を歩いてここへ一時避難する[16][66]
緑地

ブルジュ・ハリファの周囲には面積11 haもの公園が囲うようにある。この設計は造園家集団のSWA Group が担当した[67]。ここにはドバイ・ファウンテンと同じくWET designers社が設計した[68]水をあしらった6つの施設、庭園、ヤシの街路樹や花で飾られた木などがある[65]
窓の清掃

総数24,348、面積120,000 m2 (1,290,000 sq ft) に上る窓ガラス[69]の清掃は、40、73、109階の屋外3箇所に設けられた水平方向のレールと縦の動きに使う頑丈なワイヤーで1,500 kg (3,300 lb) のゴンドラを動かしながら行う。109階以上と27階以下の箇所はつり柱(英語版)から下げる一般的なかごを使う。しかし尖塔の最上部は、高さや強風をものともせずロープにぶら下がって作業をする専門家を雇わなければならない[70]。特にトラブルがなくとも、ビルの外面すべての清掃には36人を投入して3-4ヶ月かかる[71]

清掃用無人機械は27の段上とガラス尖塔部分に設置される。このシステムはオーストラリアのメルボルンで開発され、費用は800万オーストラリアドルかかった[71]。設置工事はオーストラリアのCox Gomyl社が獲得した[69]
開業ドバイ・ファウンテン
セレモニー

ブルジュ・ハリファは2010年1月4日に開業した[72][73]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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