ブリー・ラーソン
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2015年のレニー・エイブラハムソン監督の映画ルーム』で第88回アカデミー賞主演女優賞受賞。

2017年、映画『ユニコーン・ストア』で監督、主演、製作(デヴィッド・バーナドとルーベン・フライシャーと共同製作)を務め、長編映画監督デビューを果たす[15]。ラーソンが監督業に興味を示したことが監督も兼任する切っ掛けとなった[16]

2020年7月2日に、自身の公式YouTubeチャンネルを開設した[17]

2023年には映画『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』にテス役として出演[18]。彼女自身『ワイルドスピード』シリーズへの出演を5年ほど悲願しており、『ファイヤーブースト』への出演を果たした[19]
音楽活動

2005年にミュージシャン、シンガーソングライターとして本格的に音楽キャリアを開始、大手レコードレーベルでデビューアルバムをリリースしたあと、米国中のライブコンサートで演奏した。セカンドアルバムを制作して完成させたが、リリースされなかった。ラーソンはEPをリリースする計画を明らかにしたが、話題にならなかった。彼女はミュージシャンとしてのキャリアを諦めなかったが[20]、新しい曲をリリースしたとき、知れ渡ることはなかった。そもそもラーソンは2003年初頭からシンガーに対する関心をもち始め、彼女の個人ウェブサイトを通じて楽曲を売り込み始めたときに、すでにアルバムをリリースすることに意欲を見せていた。彼女自身の言葉[21]「一緒になれない素敵な2人」について歌っている最初にリークした楽曲「Go Goodbye」、並びに「Invisible Girl」は、カサブランカ・レコード[22]ユニバーサル・レコードを発売元としたうえでレコード契約書に署名して、ラーソンの先行曲となった。どちらの楽曲もマイケル・ビンーコスとクレイグ・バートックの助けを借りたうえで書かれ制作された[23]。 2003年、別の楽曲「Not a Freak」をリーク、ミュージックビデオさえあり、オンライン購入が可能だった[24]

2004年晩春、カサブランカ・レコードの制約事項を原因として彼女のウェブサイトからすべての楽曲を削除、ファーストアルバムの新曲を録音している合間のことであった[25]。彼女は同年10月にアルバムをリリースすることに意欲を持っていた。まだ発売されていなかったデビューアルバムからのファーストシングル「She Said」、折しも彼女の公式ウェブサイトを経由して聞くことが可能であり、12月中にはiTunesで公式に発売され[26][27]、そして翌月に全米のラジオ局に楽曲を送った[28]。2005年に全米で最も売れたCDシングル99番入りしたにも関わらず、SoundScanによるとビルボードホット100シングルセールス上において第31位で最高に達し、エアプレイが低調であったため、米国内で最もかけられた楽曲トップ40入りを果たせなかった。また、2004年10月11日に行われたAOL Sessionsにおけるライブパフォーマンスの模様を収録している[29]。彼女の唯一のアルバム『Finally Out of P.E.』は2005年後半に発売し、米国で約3500枚を売り上げた[30]。発売前にレコードレーベルは「She Said」のミュージックビデオを製作、並びにAOL SessionsでのパフォーマンスのDVDを発売した。アルバム全体は10代のユーザー層に焦点を合わせており、彼女が雑誌『Teen People』主催のロックツアーでパフォーマンスして明らかになったが、ジェシー・マッカートニーとともに続けたツアーはラジオディズニーやラジオ KOLのような子供向けラジオから数多くのエアプレイをかけられた。クリス・アップルバウムが監督を務めた[31]「She Said」のミュージックビデオは退屈しがちなファストフードレストランの労働者が「自分を見つける」ため歌い手を目指す物語を描いている。また、映画『バービーとペガサスの魔法』にクレジットされているサウンドトラック「Hope Has Wings」を歌った。楽曲のミュージックビデオは映画のDVDにボーナス特典として収録されている[32]

2006年、ロサンゼルスを根拠地としたインディペンデントバンドのボーカリストとギタリストのジャック・ブレバーやラミ・パールマンとともに彼女の以前の音楽の作風とは若干異なる映画『Hoot』のサウンドトラック「Coming Around」を書いて録音した[33]

2006年3月1日、ラーソンはロサンゼルスにある有名なViper Roomで新しい楽曲をアコースティックスタイルでパフォーマンスした[34]。演奏した曲は「Dear Universe」、「Powershift」、「Stilts and the Titanic」、「Superstition」、米国の音楽ユニットのインディゴ・ガールズのカバー曲 「Closer to Fine」 そして、彼女のアルバムからの楽曲「"Falling Into History"」。新しい曲からは一曲だけスタジオ録音してリークされたシングル「Stilts and the Titanic」はマイケル・ビンーコスと共同で書き制作した。楽曲は2006年夏にラーソン公式マイスペースでデモ版として視聴、ダウンロードができた。

2008年10月22日、新しい音楽素材や5楽曲を含むEPを録音して、アーティストであるケイトリン・クロスビーの最新アルバムにバッキングボーカルを提供することを彼女の公式MySpaceページでファンに向けて発表した[20]。 EPには楽曲「Ugly」の再録音したバージョンや新しい4曲「Dear Universe」, 「Sharpen My Nails」, 「Arielle」, 「If All Goes Well」が含まれていた[20]

2010年に映画『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』の劇中で「Black Sheep」を披露した[35]
私生活

長年、ロックミュージシャンのアレックス・グリーンウォルドと交際し、2016年5月に婚約。2019年1月に婚約を解消したとの報道があった[36]
フィルモグラフィ
映画

公開年邦題
原題役名備考吹き替え
200413 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ
13 Going on 30シックス・チック不明
スリープオーバー

Sleepoverリズ(吹き替え版なし)
2005プライド・オブ・マディソン/栄光への挑戦
Madisonレーシングガール2日本劇場未公開 
2007童貞ペンギン
Farce of the PenguinsI Need a Z-Pack Penguin声の出演
2009タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑
Tanner Hallケイト
2010ベン・スティラー 人生は最悪だ!
Greenbergサラ日本劇場未公開
スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
Scott Pilgrim vs. the Worldエンヴィー・アダムズ楠見藍子
2011ランパート 汚れた刑事
Rampartヘレン日本劇場未公開不明
ダメ男がモテる本当の理由
The Trouble with Blissステファニー日本劇場未公開(吹き替え版なし)
201221ジャンプストリート
21 Jump Streetモリー・トレイシー石田嘉代(ソフト版)
不明(機内上映版)
2013ドン・ジョン
Don Jonモニカ・マルテロ不明
ショート・ターム
Short Term 12グレイス(吹き替え版なし)
いま、輝くときに
The Spectacular Nowキャシディ
2014ザ・ギャンブラー/熱い賭け
The Gamblerエイミー・フィリップス清水理沙
2015新しい夫婦の見つけ方
Digging for Fireマックス不明
エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方
Trainwreckキム下山田綾華
ルーム
Roomママ / ジョイ・ニューサムアカデミー主演女優賞受賞
ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)受賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 2015主演女優賞受賞[37]第22回全米映画俳優組合賞主演女優賞受賞[38]久嶋志帆


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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