ブリッジ・オブ・スパイ
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演 - トム・ハンクス、日本語吹替 - 江原正士[7]アイルランド系アメリカ人の弁護士。ニュルンベルク裁判に検察官として参加したやり手だが最近は刑事裁判から遠ざかり、主に保険関係の裁判を担当している。政府からアベルの弁護の依頼を受け、妻のメアリーに反対されながらも弁護を承諾する。アベルの国に忠誠を誓う意志の強さと人柄を見て、負け戦と言われたアベルの裁判で判決を少しでも軽くしようと手を尽くし、徐々に彼と信頼関係を築く。法を遵守する精神を持ち、CIAに守秘義務の例外だとアベルの発言を尋ねられても応じない。アベルの弁護に熱心に取り組むあまり世間のバッシングだけでなく、CIAやパートナーのワターズからも苦言を呈されるが、屈することなく裁判を最後まで戦い抜く。最後の手段として、将来直面するかもしれない捕虜交換の切り札を残すことを理由に挙げ、死刑の回避を判事に直談判し減刑に成功する。裁判後はCIAの要請で東ベルリンへ向かい、ソ連に拘束されたパワーズをアベルと交換する交渉を行う。しかし助手のフォレスターと同年齢の留学生 プライヤーも逮捕されていることを知り、CIAの意に反して彼の解放をヴォーゲルと交渉する。コーヒーの好みは砂糖2つとミルク入りのネスカフェ
ルドルフ・アベル
演 - マーク・ライランス、日本語吹替 - 佐々木敏[7]ドイツ系ロシア人のソ連諜報員。ブルックリンで画家を装いスパイ活動を行っていたが、極秘に捜査を進めていたFBIに逮捕される。アメリカ政府より恩赦をちらつかされて情報提供などの協力を求められるが、祖国への強い忠誠から断固として拒否する。死を恐れておらず、圧倒的に不利な状況でも冷静さを保つ強固な精神力を持つ。ドノヴァンから不安じゃないのかと尋ねられるたびに、「役に立つか?(Would it help?)」と返す。弁護を担当し自分を救おうと奔走するドノヴァンとの間に次第に友情が芽生えていき、彼と彼の家族に被害が及ぶことを心配する。ドノヴァンが裁判に臨む姿を見て、彼を子供の頃に会ったロシア語で「ストイキー・ムジック(不屈の男)」と呼ばれた男性と重ね合わせる。クラシック音楽を聴くことと絵を描くことが趣味で、画家としての才能は卓越している。
メアリー・ドノヴァン
演 - エイミー・ライアン、日本語吹替 - 八十川真由野[7]ドノヴァンの妻。夫が敵国であるソ連のスパイを弁護すると聞いたとき、アメリカに不利益をもたらす人物を守ることで家族も世間から白い目で見られると猛反対する。ドノヴァンが反対を押し切って弁護を引き受けてからは、彼と家族の身を心配しながら見守る。
トーマス・ワターズ・Jr[注 1]
演 - アラン・アルダ、日本語吹替 - 糸博[7]ワターズ&コワン&ドノヴァン法律事務所に所属するドノヴァンのパートナー。連邦裁判所弁護士会からアベルの弁護士としてドノヴァンが推薦を受けたことを彼に知らせ、アベルをろくでなしと評した上で、敗訴は目に見えているが公平性を上辺だけでも外国に示すことを理由に弁護を受けるようドノヴァンに促す。だが、彼がアベルを必死に弁護するという予想もしなかった事態に困惑し、十分愛国心は示したと彼に自重を求める。
ホフマン
演 - スコット・シェパード(英語版)、日本語吹替 - 大滝寛CIAエージェント。アベルの弁護士であるドノヴァンに接触し、敵国のスパイが何を話しているか法を無視して聞き出そうとするが、法の軽視に嫌悪感を抱いたドノヴァンに非難される。裁判終了後は彼と共にベルリンへ向かい、ソ連との捕虜交換の交渉に付き添う。交換はあくまでパワーズだけで、プライヤーは無視するようドノヴァンに話す。
ウルフガング・ヴォーゲル(英語版)
演 - セバスチャン・コッホ、日本語吹替 - 牛山茂ドイツ人の弁護士。ドノヴァンと東ドイツ政府の司法長官の間で、彼が求めるプライヤー解放の交渉を仲介する。交渉がアメリカに東ドイツの存在を認めさせるいい機会だと話し、アベルとプライヤーの交換を受け入れる。だがドノヴァンがソ連ともパワーズの交換を交渉していることを知り、欺かれたと感じて一旦は交渉決裂を宣告する。
フランシス・ゲイリー・パワーズ
演 - オースティン・ストウェル、日本語吹替 - 今村一誌洋アメリカ空軍中尉。ソ連を偵察するU-2のパイロットとして選ばれ、訓示を受けてソ連へ飛ぶ。偵察開始直後にミサイルで撃墜され、拘束ののちに裁判で禁固10年の有罪判決を受ける。その後もソ連の尋問官から拷問を受け、アメリカの機密情報を言うよう強要される。
フレデリック・プライヤー(英語版)
演 - ウィル・ロジャース、日本語吹替 - 小林親弘アメリカ人留学生。ベルリン自由大学でソ連経済学を学んでいる、イェール大学の大学院生。ベルリンの壁の建設が進行している状況を見て、東ベルリンに住む教授の娘で自分の恋人の女性を連れて逃げようとしたとき東側の秘密警察に逮捕される。
ジョー・マーフィ
演 - ジェシー・プレモンス、日本語吹替 - 新城健パワーズの同僚である空軍中尉。彼とともにパイロットの秘密保全検査を受け、パワーズの出発を見送る。捕虜交換の際、パワーズの本人確認を請け負った。
アレン・ダレス
演 - ピーター・マクロビー(英語版)、日本語吹替 - 小島敏彦CIA長官。
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