ブリストル( Bristol[ヘルプ/ファイル]; [?br?st?l])は、イギリス西部の港湾都市。サウス・ウェスト・イングランドにある単一自治体であり、シティ・ステータスを持つとともに単体で典礼カウンティを構成する。ロンドンから西に169キロ、カーディフから東に71キロの位置に所在する。
人口46万人、隣接地域も併せると約72万人と推定される。これはイギリス全体で8番目に人口が多く、サウス・ウェスト・イングランドで最も人口の多い都市である。サマセット(南西及び南)とグロスタシャー(北東及び東)の両カウンティに接し、南東には歴史的な都市バース(サマセット)があり、北にはグロスター(グロスタシャー)が位置する。エイボン川に沿って形成されており、それが流入するブリストル海峡に北側で接している。 紀元40年ごろ、現在のブリストルの西側に古代ローマ人が築いたアボナという港がブリストルの基礎となった[2]。アボナは温泉地バースとの物資取引に使用されていた。5世紀以降のアングロ・サクソン時代にブリストルは都市として形成されていった。もともとはエイボン川の河口から最も近い架橋可能な位置だったことから、「橋のある場所」を意味するブリグストウ(古英語: Brycgstow)と呼ばれていた[2]。 10世紀にブリストルは商業港として栄え、11世紀初頭にはアイルランドとの羊毛貿易の中心地となった。11世紀後半のノルマンコンクエストの時代には、グロスター伯ロバートによってブリストル城
歴史
13世紀には交易量の増大によって船舶の停泊に不足を来すようになったため、1240年代にフロム川の合流点の付け替えを含む当時国内で類を見ない大規模な港湾拡張工事が行われた。工事によって港の容量は2倍に増加し、ブリストルの発展の基盤となった。
13世紀から18世紀の後半に産業革命でリヴァプール、バーミンガム、マンチェスターの急成長が始まるまで、ロンドンに次ぐ都市、ヨーク、ノリッジと並ぶトップ3の都市であった。ブリストルは1155年にロイヤル憲章を送られ、1373年に典礼カウンティに格上げされた。
14世紀には造船業や毛織物工業が盛んになり、ヨーロッパや近東に輸出された。1497年、イングランド王ヘンリー7世の命でイタリアの航海者カボット親子がブリストルの港から新大陸探検に出発した。