1992年、ロバート・レッドフォード監督による伝記映画『リバー・ランズ・スルー・イット』で主役の弟ポール・マクリーンを演じた[27]。この作品でのピットの演技はキャリアを築き上げたと評価された[28]。
1993年、ロードムービー『カリフォルニア』でジュリエット・ルイスと再共演。連続殺人鬼のアーリー・グレイスを演じた。また、犯罪映画『トゥルー・ロマンス』ではフロイドを演じた[29]。その年彼はShoWest賞の明日の男性スター賞を受賞した[30]。
1995年、ピープル誌が選ぶ「最もセクシーな男性」に選ばれる。 1994年はピットのキャリアの大きなターニングポイントとなった。映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』では吸血鬼のルイス・デ・ポアント・ドゥ・ラック
批評的成功
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の後は『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』(1994年)に主演し[33]、移民のウィリアム・ラドロー大佐(アンソニー・ホプキンス)の息子のトリスタン・ラドローを演じた[34]。この作品により初めてゴールデングローブ賞主演男優賞候補に挙がった[35]。映画自体のレビューは賛否あったものの[36]、ピットの演技は好評を得た[37]。
1995年、犯罪スリラー映画『セブン』で連続殺人鬼(ケヴィン・スペイシー)を追う刑事を演じ、モーガン・フリーマンやグウィネス・パルトローと共演した[38]。ピットは同作をすばらしい映画と言い、自分の演技の幅が広がったと語った[39]。この作品は批評家からも評価され、『バラエティ』は彼の演技をベストとし、ピットが「ねばり強く精力的な刑事」を体現したことを好評した[40]。『セブン』は全世界で3億2700万ドルを売り上げた[25]。
『セブン』の成功の後、テリー・ギリアムのSF映画『12モンキーズ』に出演。作品の評価とともにピットの演技も好評を得て[41]、本作でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞[35]、アカデミー賞助演男優賞にも初めてノミネートされた[42]。
翌1996年、法廷ドラマ『スリーパーズ』に出演[43]。映画は賛否両論であった[44]。1997年の映画『デビル』ではハリソン・フォードと敵対するIRA暫定派テロリストのローリー・ディヴァニーを演じ[45]、アイルランド訛りの英語を披露した[46]。