ブラッド・ダイヤモンド
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そこでアーチャーとマディーは心を通わせる。村を出たアーチャーは、南アフリカ軍時代の元上官であり、現在は民間軍事会社を率いるコッツィー大佐の部隊に合流する。彼はシエラレオネ政府軍よりRUF殲滅の任務を請け負っており、アーチャーにも参戦を迫る一方で、同様にピンクダイヤを狙っていた。ダイヤの裏取引の証拠をマディーに託したアーチャーは、ソロモンと2人で採掘場を目指す。途中、息子を必死に助けようとするソロモンを見てアーチャーの心は揺れ始める。

採掘場にたどり着くと、アーチャーはコッツィー大佐の部隊に明朝の空爆を依頼する。しかしその夜、ソロモンが抜け出して採掘場に忍び込みディアを探しだすが、すっかり洗脳されたディアは父を「敵だ」と言い、彼は拘束される。翌朝、ポイズン大尉はディアを人質に、ソロモンにピンクダイヤを掘り出すよう迫るが、その時大佐の攻撃ヘリコプターによる空爆が始まる。ソロモンは混乱の最中にディアを助けるため、ポイズン大尉に襲いかかり撲殺、潜んでいたアーチャーは、はぐれたディアを助けようとするが失敗、大佐の部隊が攻め寄せ採掘場は制圧される。アーチャーはソロモンからピンクダイヤを埋めた場所を聞き出そうとするが応じなかったため、大佐はディアを人質にして、無理矢理掘り起こさせようとした。しかし、一瞬の隙を突いてアーチャーが大佐と傭兵達を倒す。ピンクダイヤを掘り出したソロモンとディアを連れて、アーチャーは大佐の追手から逃走する。しかし大佐らを倒した際に被弾しており、衰弱して動けなくなる。覚悟を決めた彼はダイヤをソロモンに渡し、囮となって追手に銃を向ける。

アーチャーは最後に雄大な自然を見ながら衛星電話でマディーに連絡し、ソロモンを助けて欲しいこと、そして別れを告げて息絶える。
キャスト

※括弧内は日本語吹替

ダニー・アーチャー -
レオナルド・ディカプリオ浪川大輔

ソロモン・バンディー - ジャイモン・フンスー乃村健次

マディー・ボウエン - ジェニファー・コネリー浅野まゆみ

ディア・バンディー - カギソ・クイパーズ

コッツィー大佐 - アーノルド・ヴォスルー菅生隆之

コーデル・ブラウン - アントニー・コールマン(家中宏

ポイズン大尉 - デヴィッド・ヘアウッド宝亀克寿

ベンジャミン・マガイ - ベイジル・ウォレス(英語版)(池田勝

ナビル - ジミ・ミストリー(英語版)(杉野博臣

ルパート・シモンズ - マイケル・シーン(家中宏)

ルドルフ・ヴァン・デ・カープ - マリウス・ウェイヤーズ(英語版)(石住昭彦

ウォーカー - スティーヴン・コリンズ小島敏彦

メッド - ンタレ・ムワイン(英語版)(石住昭彦)

キャッチコピー

ダイヤの価値を決める“4つのC”―
color(色) cut(カット) clarity(透明度) carat(カラット)しかし、実は5つめのC<conflict(紛争)>が存在することを、あなたは知る―

「自由」「家族」「真実」―彼らはダイヤにそれぞれ違う輝きを見た。

その他

この映画では、反政府勢力のRUF側にのみ
少年兵が登場するが、実際にはシエラレオネ政府軍も少年たちを兵士にしていた。

ダニーの肩に彫られた刺青は、白人政権時代の南アフリカ防衛軍(英語版)に存在した精鋭部隊、第32大隊の紋章である。

エンドロールではラッパーNASによる、映画の為に作られた楽曲「SHINE ON 'EM」が流れるが、この曲はオリジナル・サウンドトラックには収録されていない。

映画には、実際に南スーダンで少年兵として戦い、その後イギリス人エイドワーカーに救い出されラッパーとなったEmmanuel Jalが参加している。

出典^ a b “Blood Diamond (2006)” (英語). Box Office Mojo. 2010年6月30日閲覧。

関連項目

紛争ダイヤモンド

シエラレオネ

シエラレオネ内戦

革命統一戦線(RUF)

少年兵

南アフリカ

デビアス

外部リンク

公式ウェブサイト (日本語)

公式ウェブサイト (英語)

ブラッド・ダイヤモンド - allcinema

ブラッド・ダイヤモンド - KINENOTE

Blood Diamond - オールムービー(英語)

Blood Diamond - IMDb(英語)










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