ブラック・ウィドウ_(映画)
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この項目では、2021年の映画について説明しています。1987年の映画については「ブラック・ウィドー」をご覧ください。

ブラック・ウィドウ
Black Widow

監督ケイト・ショートランド
脚本エリック・ピアソン
原案ジャック・シェイファー
ネッド・ベンソン(英語版)
原作スタン・リー
ドン・リコ(英語版)
ドン・ヘック(英語版)
『ブラック・ウィドウ』
製作ケヴィン・ファイギ
製作総指揮ルイス・デスポジート
ヴィクトリア・アロンソ
ブラッド・ウィンダーバウム
ナイジェル・ゴステロフ
スカーレット・ヨハンソン
出演者スカーレット・ヨハンソン
フローレンス・ピュー
デヴィッド・ハーバー
O・T・ファグベンル(英語版)
オルガ・キュリレンコ
ウィリアム・ハート
レイ・ウィンストン
レイチェル・ワイズ
音楽ローン・バルフ
撮影ガブリエル・ベリスタイン(英語版)
編集リー・フォルサム・ボイド
マシュー・シュミット(英語版)
製作会社マーベル・スタジオ
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公開 2021年7月8日[1]
2021年7月9日[2]
上映時間133分
製作国アメリカ合衆国
言語英語
興行収入 $183,651,655[3]
9億4942万円[4]
$379,631,351[3]
前作MCU
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年)
次作MCU
シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年)
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『ブラック・ウィドウ』(Black Widow)は、マーベル・コミックに登場する同名キャラクターをベースにした、2021年アメリカ合衆国スーパーヒーロー映画。監督はケイト・ショートランド、脚本はエリック・ピアソン、主演はスカーレット・ヨハンソン。「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズの24作目であり、「マルチバース・サーガ」の一作目。

COVID-19パンデミックの影響を受けて、2021年7月9日の劇場公開と同時に、Disney+プレミアアクセスでの同時配信公開も行われた。日本での劇場公開は配信よりも1日早い2021年7月8日となった。
ストーリー

幼くしてロシアのエージェントとなったナターシャ・ロマノフは、妹分にあたるエレーナ・ベロワ、スーパーソルジャーで父親役のアレクセイ・ショスタコフ/レッド・ガーディアン、そして母親役のメリーナ・ヴォストコフ/ブラック・ウィドウと共に、ある任務のためオハイオ州で仲の良い家族を演じてきた。1995年、任務を終えた彼らはS.H.I.E.L.D.の追っ手を振り切り、キューバへと逃げ込む。この日、3年間演じてきた偽装家族はバラバラになった。

それから長い年月が経った2016年。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で起きたアベンジャーズ分裂事件に伴い、ナターシャはソコヴィア協定に違反した者として、米国務長官サディアス・ロスをはじめ世界中から追われる身となっていた。友人メイソンに頼み、ノルウェーのセーフハウスで隠伏する予定だったナターシャだったが、同時期に妹分であったエレーナから送り付けられた合成ガスを狙うタスクマスターに襲撃される。ナターシャは目にした相手の動きをコピーするタスクマスターに敗走するものの、合成ガスを守り切り、送り主であったエレーナとブダペストで再会する。

ナターシャは、かつて自分が在籍していたレッドルームはまだ壊滅しておらず、殺害したはずのドレイコフがレッドルームの支配者として健在であったことを知ると、どこにあるか分からないレッドルームの所在地を求め、メイソンから譲り受けたヘリコプターに乗り込む。かつて父親役を演じ、今は投獄されているアレクセイの脱獄を手助けするが、アレクセイも情報は掴んでおらず、サンクトペテルブルク郊外にいるかつての母親役メリーナのもとを訪ねる。期せずして、かつての偽装家族は再び集うこととなった。

メリーナは自身の居場所をドレイコフに伝え、ドレイコフのエージェントがナターシャたちを空中に浮かぶレッドルームへと連れ去った。S.H.I.E.L.D.の技術でひそかにナターシャと入れ替わっていたメリーナがアレクセイとエレーナを解放し、ナターシャはドレイコフと対峙する。そこでタスクマスターの正体が、かつて苦渋の決断で犠牲にしたドレイコフの娘、アントニアであることを知る。そしてフェロモンによるロックを用いて自身に手出しできないようナターシャをはじめとしたウィドウたちを操っていたドレイコフは、慢心して自らの手の内を明かした結果ナターシャの反撃を受け、更にメリーナの暗躍でエンジンを一基落とされてしまい、レッドルームからの撤退を余儀なくされる。

ナターシャは戦闘の末にウィドウたちをマインドコントロールから解放し、更に世界中のウィドウたちの情報を入手、アレクセイとエレーナがタスクマスターを無力化して、崩落するレッドルームからの脱出が始まった。アレクセイとメリーナは脱出し、エレーナは決死の行動で逃走するドレイコフを殺害、ナターシャはエレーナを救出した後にタスクマスターと最後の空中戦を繰り広げる。戦闘後、ナターシャが解毒用の合成ガスをタスクマスターに使用し、ついにタスクマスターはアントニアとしてドレイコフから解放された。

長い戦いが終わり、自身を追うサディアス・ロスの部隊を視認したナターシャは、エレーナに合成ガスを預け、残るウィドウたちを救うように言う。そして家族に別れを告げ、もう一つの家族を救うべく一人また逃亡の旅に向かう。

それから2週間。ナターシャはメイソンからクインジェットを受け取ると、いまだ拘束されているアベンジャーズを解放するため、飛び立った。

ポスト・クレジット・シーン。『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界。ナターシャの墓を訪れたエレーナは、ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ伯爵夫人に遭遇する。ヴァレンティーナは、ナターシャの死にクリント・バートンが関わっていると告げ、彼を殺害するよう言い渡す。
登場人物・キャスト
メインキャスト
ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ
演 -
スカーレット・ヨハンソン、日本語吹替 - 米倉涼子[5][6]レッドルーム出身の元暗殺者で、元“S.H.I.E.L.D.”のエージェント。アベンジャーズの創立メンバーでもある敏腕スパイ。“アベンジャーズの内乱”での一件からロスによってに指名手配され、逃亡生活をはじめたところに、“妹”であったエレーナから送られてきた“レッドダスト”とタスクマスターからの襲撃をきっかけに、かつて暗殺したと思っていたドレイコフとレッドルームが健在であることを知って、レッドルームを壊滅させることを決意する。
少女時代のナターシャ・ロマノフ
演 - エヴァー・アンダーソン、日本語吹替 - 平山真滉[6]詳細は「ブラック・ウィドウ (ナタリア・ロマノヴァ)#MCU版」を参照


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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