スカーロッティはアイアンマンとジェームズ・ローディと共に破壊活動家に対して働くために送られるが、アイアンマンに反抗する[15]。スパイダーマンのヴィランであるライノと共に、盗んだ武器をハマーに返さないスコーピオンを倒した[16] 。
スカーロッティは犯罪者としてのアイデンティティを放棄すると決め、結婚して子供を持った。スカーロッティは金の不足によって再びやむを得ずアイデンティティを得て、結果彼は暗殺者のターゲットになった。アパートに戻るとき、その暗殺者は妻を殺した。ブラックラッシュとしてのスカーロッティは暗殺者を見つけて殺し、永遠にブラックラッシュとしてのアイデンティティを捨てると誓う[17]。しかしながらスカーロッティはスタークのライバルによって雇われ、アップグレードした服と新しい武器と共にウィップラッシュに戻る。ウィップラッシュは機能停止中のアイアンマンと遭遇して戦うが、数週間後にアイアンマンの新型のアーマーの暴走によって殺される[18]。
シビル・ウォーの間、ウィップラッシュとブラックラッシュと呼ばれる2人の新しいヴィランが現れるが、どちらもマーク・スカーロッティとは関係が無い。そのふたりは強制的にサンダーボルトに編成された[19]。 ジャスティン・ハマーの提供によりブラックラッシュは防弾服を着ており、また弾丸から向きをそらしたり、堅くしてヌンチャクや棒高跳のポールとして使えるサイバネティックスで制御された1組のチタニウムのムチを持っている。またブラックラッシュは兵器袋の中に、反重力ボーラと、彼の長手袋から電気エネルギーを解放するネクロ・ラッシュを含むさまざまな装置を入れて持ち運んでいる。スカーロッティは研究技師であり、大学で兵器工学者として設計している。 この並行世界では、ビジネスマンのマーク・スコットが軍事の契約法のために彼の会社のウィップラッシュを通してトニー・スタークと競争している[20]。 映画『アイアンマン2』に先駆けて発売された『Iron Man Vs. Whiplash』では、ウィップラッシュことアイヴァン・ヴァンコとトニーの出会いが詳細に描かれている。また、名前がアントン・ヴァンコに変更されている[21]。 MCUの『アイアンマン2』では、ミッキー・ロークが、スターク一家に恨みを持つイワン・アントノヴィッチ・ヴァンコ/ウィップラッシュ(Ivan Antonovich Vanko / Whiplash)[22]を演じる。 ヴァンコ/ウィップラッシュはロシア人ヴィランのクリムゾン・ダイナモ ロシア人物理学者兼エンジニアで、アントン・ヴァンコの息子。生年月日は1968年2月15日[注釈 1]。トニー・スターク/アイアンマンの父親であるハワード・スタークに対する怨恨をアントンから聞いて育った。ソ連時代にプルトニウムをパキスタンに売ったことで有罪判決を受け[22]、15年間刑務所に服役した経歴を持つ。 全身にロシア文字のタトゥーが彫られた屈強な肉体[注釈 2]が特徴で、口数は少ないがロシア語訛りの英語とロシア語で会話する。大抵のことにも全く動じず[注釈 3]、爪楊枝を口に咥えていることが多いが、厳つい外見とは裏腹にキバタンを飼育して可愛がっている。 父親から伝授された抜群の機械工学の技術だけでなく、生身でも自身と同等の体躯を持つ者たちをまとめて容易く殺害できる高い格闘戦能力と、トニーがパラジウムの毒素に侵されていることを見抜くほどの鋭い洞察力を持ち、さらにコンピューターのハッキング技能にも長けているなど、多彩な男である。
パワーと能力
他のバージョン
アルティメット・マーベル
Iron Man Vs. Whiplash詳細は「en:Whiplash_(comics)#Anton_Vanko」を参照
MCU版
キャラクター像
能力
ウィップラッシュ・アーマー(Whiplash Armor)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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