ブラックホール_(1979年の映画)
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V.I.N.CENT.とテレパシーで会話ができ、それによってラインハート博士が20年前に警備用ロボット軍団で船を制圧し、乗員たちが脳を破壊されてヒューマノイドに改造されたことを知らされるとデュラント博士に真相を告げ、ラインハート博士に反抗。そのまま捕らわれて警備ロボットによって病院へ連行され、ヒューマノイドに改造されかけたが、手術開始直後にダンとV.I.N.CENT.及びBO.B.に救出される。
V.I.N.CENT.(ヴィンセント)
感情を持った。形式番号LF-396。身長92cm、重量47kg。作業用マニピュレータ4基、レーザーガン2基、ドリル・アーム1基を内蔵。反重力ホバリング装置で宙に浮いて移動する。音声認識装置で地球上のほとんどの言語を話すことができ、特定の人物とのテレパシー能力も持っており、比較的新しい地球の技術で作られたらしく、ラインハート博士のロボットには無い機能を持ち、基本性能も高い。名前は"Vital Information Necessary CENTerized(必要関連情報集中装置)"の略。
BO.B.(ボブ)
倉庫で発見されたボロボロの小型ロボットで、V.I.N.CENT.の旧式モデル。かつてラインハート博士の反乱に抵抗した乗員たちに味方した経緯があったせいか、ラインハート博士に警戒されて修理されること無く各部が破損したままとされてしまい、片方の反重力ホバリング装置は無くなっている。オールドボブとも呼ばれ、アメリカ南部訛りで喋る。ラインハートに開発されたロボット軍団とは異なり、一方的に博士に従う存在ではなかったため、V.I.N.CENT.と意気投合してこれまでの経緯をシグナス号の乗員たちに伝え彼らの脱出に協力する。しかし、出し抜けに放たれたマクシミリアンのレーザー射撃を受け、これまでのダメージの蓄積もあって動けなくなり、覚悟を決めてV.I.N.CENT.に最後の励ましの言葉を送ると完全に機能停止(死亡)する。名前は"BiO-sanitation Battalion"の略。
マクシミリアン
シグナス号の管理やラインハート博士の護衛、警備用ロボット達の指揮をする真紅のロボット。身長193cm、重量115Kg。動力源はラインハート博士の開発した小型シグニウム炉である。V.I.N.CENT.と同様に反重力装置で宙を移動する。レーザーやドリルの付いた6本の腕やロケットブースター・対レーザー装甲を持ち、防御力と攻撃力が非常に高く戦闘に特化した性能を持っておりV.I.N.CENTやBO.B.のレーザー攻撃は全く効かず、一行を執拗に追い続ける。言葉は発しないが意思や感情を持っているものの、外部からの呼びかけに対する反応が鈍く、しばしば命令を無視したかのような行動に出てしまい、その結果として拘束するだけで済ませるはずだったデュラント博士を殺害し、瓦礫の下敷きになって動けなくなったラインハート博士を見殺しにしてしまう。一行の脱出直前まで追い続けるが、至近距離まで近付いた所でV.I.N.CENT.の工作用ドリルで装甲に穴を空けられダメージを受け一時的に機能停止する。ラストシーンでラインハート博士の魂を取り込んで地獄の底に立つ姿が描かれる。
S.T.A.R.主将(スター主将)
レーザーで武装した警備用ロボットの隊長格。おんぼろロボットのBO.B.を馬鹿にしている。訓練中にV.I.N.CENT.と射撃対決をするが、V.I.N.CENT.の放ったレーザーが壁に反射し、胸に当たり行動不能に。名前は"Special Troops/Arms Regiment"の略。
ヒューマノイド
シグナス号でラインハート博士の手足となって働く70台のロボット。銀色の仮面と黒いマントを身にまとった人間のような姿をしており、動作しなくなった仲間をブラックホールに葬り出す宇宙葬までする人間くささを持っている。しかしその実態はラインハートの手によって脳を破壊され意思を奪われたシグナス号の乗組員である。
キャスト

役名俳優日本語吹替
フジテレビディズニー公式版
ハンス・ラインハート博士マクシミリアン・シェル横内正小林修
アレックス・デュラント博士アンソニー・パーキンス野沢那智小川真司
ダン・ホランドロバート・フォスター金内吉男安原義人
ハリー・ブースアーネスト・ボーグナイン富田耕生
チャールズ・パイザー中尉ジョセフ・ボトムズ津嘉山正種宮本充
ケイト・マックレイ博士イヴェット・ミミュー野際陽子小宮和枝
S.T.A.R.主将トミー・マクローリン台詞なし
V.I.N.CENT.の声ロディ・マクドウォール(クレジットなし)鈴置洋孝安西正弘
BO.B.の声スリム・ピケンズ(クレジットなし)竹中直人石井隆夫


フジテレビ版:初回放送1984年4月14日『ゴールデン洋画劇場

ディズニー公式版:製作時期不明。2016年にdTVで配信され、後にDisney+での配信にも使用されている。2022年にはスーパー!ドラマTVで放送された。

ソフト化

日本ではVHSポニー版・バンダイ版)とLDレーザーディスク版)で字幕版で発売され、現在DVD化はされていない。VHS版およびLD版、共に画面左右両端をトリミング・カットした4:3画面で収録されている(劇場公開されたオリジナルフィルムは、16:9シネマスコープサイズ)。ちなみにアメリカではDVD化されている。
リメイク

2009年11月に、本作のリメイク企画が進行中であることを発表。ジョセフ・コシンスキー監督、ショーン・ベイリープロデューサーに迎え、ウォルト・ディズニー配給で「2012年公開予定」とされ、2011年にはヘイデン・パネッティーアの出演が噂されていたが、その後2012年には公開されず、延期になったのか中止になったのかも不明となっている。
脚注^ https://www.imdb.com/title/tt0078869/
^ “The Black Hole”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年7月24日閲覧。
^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)400頁


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