この映画ではおとぎ話(ほとんどはグリム童話)からの引用が多く見られるが、実際の話とは多少異なっている。
ジェイクは牛と引き替えに豆を手に入れる(『ジャックと豆の木』)。
鏡の女王は、『白雪姫』(邪悪な女王と魔法の鏡)、『エンドウ豆の上に寝たお姫さま』(積み重ねた敷き布団の上に寝る)、『ラプンツェル』(入り口の無い塔に住み、髪の毛が長い)が組み合わされている。
『赤ずきん』の英雄的な狩人は、映画では邪悪な家来と狼男になっている(悪い狼)。
『ジンジャーブレッド・マン』は、映画では泥の化け物である。
『ジャックと豆の木』のジャックは、兄弟の名前に合わせてジェイクに変えられている。
ヘンゼルとグレーテルは自分たちを「ハンス」、「グレータ」と呼ぶ。
悪魔に取り憑かれた馬を見た少女は、『赤ずきん』が狼を見たときと同じように「なんて大きな耳なの。なんて大きな目なの…」と言う。
いけにえの少女たちは、眠りに落ちるときに指に針を刺される(『眠れる森の美女』)。
いけにえの少女たちの足には、魔法によってガラスの靴が履かせられる(『シンデレラ』)。
狂った老婆は兄弟に赤いリンゴを与えようとする(『白雪姫』)。
カエルにキスをする(『かえるの王さま』)。
酔っぱらったジェイクが、ノームの名前を当てなければならなくなったときの話をする(『ルンペルシュティルツヒェン』)。
キスによって魔法が解け目覚める(『白雪姫』)。
ほかにも次のような引用が見られる。 Rotten Tomatoesによれば、182件の評論のうち高評価は38%にあたる69件で、平均点は10点満点中5.3点、批評家の一致した見解は「『ブラザーズ・グリム』は美しい映像に満ちているが、ストーリーは不自然でぎこちなく、魅惑的とは言い難い。」となっている[4]。Metacriticによれば、36件の評論のうち、高評価は13件、賛否混在は18件、低評価は5件で、平均点は100点満点中51点となっている[5]。
鏡の女王の物語は、「流血の伯爵夫人」と呼ばれたバートリ・エルジェーベトの伝説を彷彿とさせる。
指輪が水の中に投げ入れられると水が凍るシーンは、映画『レジェンド/光と闇の伝説』の1シーンとよく似ている。
少女が靴を打ち合わせるのは『オズの魔法使い』のドロシーのそれと同じである。
作品の評価
出典^ a b “The Brothers Grimm
^ ⇒2005年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
^ “ブラザーズ・グリム