1883年8月に開通したヴォルクの電気鉄道がビーチの内陸側に沿ってパレス・ピアからブラック・ロックまでを走っており、この鉄道は現存する世界で最も古い電気鉄道[注 1]として有名である。また1896年から1901年まで海上を走行するブライトン・アンド・ロッティンディーン海岸電気鉄道が運行された。
文化
ビーチ夏のケンプタウン・ビーチ
ビーチが最も目玉となる観光施設であり、砂浜に沿ってバー、レストラン、ナイトクラブ、およびゲームセンターが立ち並んでいる。砂浜の内陸側にもアトラクションが多数あり、時折誤って「ロンドンの海岸線」とも呼ばれる。ロンドンから日帰りで行けるビーチリゾートとして人気で、夏には多くの人が訪れる。
イギリス国内にはほとんどない公式のヌーディストビーチがケンプタウン (Kemptown) 地区南東部分に指定されており、大都市近郊に存在している点でも珍しいと言える。
1964年には兼ねてから対立が続いていたモッズとロッカーズの集団乱闘騒ぎに端を発する暴動が起きた。映画「さらば青春の光」でも言及されている。
1978年にブラック・ロック地区にあった屋外水泳プールが取り壊され、それ以来海岸線の最も東に位置する地区はヨーロッパ最大級のマリーナとして大規模に開発されている。しかしながら、プール自体があった場所はスケート・パークと落書きの壁を除いて空き地のままであり、海岸線西側に位置するホーヴ地区にあるキング・アルフレッド・レジャーセンターのような、高層ホテル建築を中心とする更なる再開発が市民とメディアの間で議論されている。 ブライトンはレヴェラーズ 政党による年次大会を中心として、ブライトンでは数多くの会議も開催されている。また、スポーツやレジャー施設の種類も豊富で、中でもサイクリングやモータースポーツが盛んであるため、毎年ロンドン-ブライトン間のレースが開催されている。 ブライトン・フェスティバルは毎年5月に開催される芸術祭である。ブライトン&ホーヴ市のいたるところで、子供たちによるパレードなどの行列、大規模な花火、映画や音楽やヴィジュアル・アートを目にすることができる。このフェスティバルの以前からの特徴として「オープン・ハウス」というコンセプトがあり、これは画家や職人などの芸術家の工房や家を一般開放し、芸術家やその同業者の作品を見てもらったり販売したりする活動である。
ナイト・ライフとポピュラー音楽
公式行事
ブライトン・フェスティバル詳細は「ブライトンフェスティバル」を参照
博物館および美術館ブライトン・ミュージアム・アンド・アートギャラリー「en:List of landmarks and buildings of Brighton and Hove
ブライトンには市立ブライトン・ミュージアム・アンド・アートギャラリーやブース自然史博物館、漁業博物館、おもちゃと模型博物館など、数多くの博物館や美術館がある。私立の画廊も数多く、その一部は海岸沿いにあるアーチを利用して設置されている。中には絵画の展示・販売をカフェやバーで行っている場合もある。
劇場と映画「en:List of films set in Brighton」も参照
ブライトンの劇場には最近規模を拡張したコメディア (Komedia) やシアター・ロイヤル (Theatre Royal) がある。マールボロ・シアター (Marlborough Theatre) やナイチンゲール・シアター (Nightingale Theatre) といった小規模な劇場もいくつかあり、両者はともにパブの2階に位置し、マイナーだが魅力的な作品を上演している。
また、ブライトンは映画産業とのかかわりも深く、デューク・オブ・ヨーク映画館 (Duke of York's Picturehouse) は1910年9月22日以来長い歴史を持つ。
レズビアン、ゲイ、両性愛およびトランスジェンダーのコミュニティ「en:LGBT community of Brighton and Hove」も参照
ブライトンはLGBTコミュニティの多い街であり、LGBTを援助する団体や、関連する「シーン・ショップ」、バー、ナイトクラブなどが数多くある。よって、ブライトンはしばしば「イギリスにおける同性愛者の首都」とも呼ばれる。
毎年8月にはプライド・パレードが開催されており、数多くの参加者と観衆がブライトンに足を運んでいる。 ブライトンには、信仰および人種、民族的な点からのマイノリティを援助する団体が数多くある。市当局も多様性を促進させる寛容な政策をとっている。 ブライトン大学があり、学生が多く住んでいる。また、近くのファルマーにはサセックス大学もある。 プロサッカークラブのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCが本拠地を置く。1983年にFAカップ決勝まで進出した。2017-18シーズンからプレミアリーグに昇格した[3]。日本代表の三笘薫が所属している。ホームスタジアムはファルマー・スタジアム(アメリカン・エキスプレス・コミュニティ・スタジアム)。同スタジアムはラグビーワールドカップ2015で試合会場の一つとなり、南アフリカ対日本戦などが行われた。 ロンドンからブライトンへのアクセスは主に鉄道と高速バスの2種類がある。 鉄道の場合、ブライトン駅まではロンドン中心部のヴィクトリア駅から約51分、またはロンドン・ブリッジ駅から約1時間である。列車はいずれもゴヴィア・テムズリンク・レールウェイによって運行されており、ヴィクトリア駅発着列車は「サザン」ブランドを、ロンドン・ブリッジ駅発着列車[注 2]は「テムズリンク」ブランドを用いている。 高速バスは、ナショナル・エクスプレス
民族性
教育
スポーツファルマー・スタジアム
交通「en:Transport in Brighton and Hove」も参照
姉妹都市
ディエップ(フランス共和国 ノルマンディー地方 セーヌ・マリティーム県)
レイキャネースバイル(アイスランド共和国 南西アイスランド地方)
関係者
出身者
「Category:ブライトン出身の人物」も参照
オーブリー・ビアズリー - イラストレーター
マーティン・ライル - 天文学者(1974年ノーベル物理学賞受賞)