2002年にはドリームワークスのアニメ『スピリット』のサウンドトラックを発表。映画の興行的な不振もあってさほどの話題にはならなかったが、本作は彼が初めて手がけたサウンドトラックで全米40位、全英8位を記録した。
2004年には、6年ぶりとなるアルバム『ルーム・サービス』をリリース。これは、長いワールド・ツアー中に制作され、すべての楽曲が世界各国のホテルの室内で録音されているユニークなアルバムである。また、プライベートでも仲が良く、前年に急逝したマイケル・ケイメンへの追悼の意も込められている。全英4位、全欧州で1位を記録している。
デビュー25周年の2005年は、総括的ベスト・アルバム『アンソロジー』(2枚組)をリリース。全米65位、全英30位となっている。
2008年には11作目のアルバム『11』をリリース。全11曲(日本盤は1曲ボーナストラックあり)、欧州11都市でプロモーションツアー11公演、と「11」尽くしの作品となった。カナダ、スイスで1位を獲得。
2010年2月12日、バンクーバーオリンピック開会式にネリー・ファータドとともに登場し、「Bang the Drum」をデュエットした。
2022年2月15日、公式インスタグラムのプロフィールにて、公式YouTubeチャンネルの開始を発表した。2018年10月にアダムスとジム・ヴァランスが作詞作曲したミュージカル『プリティ・ウーマン』のキャスト・レコーディングがリリースされた後、アダムス自身が歌った16曲を自身のYouTubeチャンネルで発表した[4][5][6]。 2009年、1990年の映画『プリティ・ウーマン』のブロードウェイ・ミュージカル版の制作をディズニーに持ちかけた。しかし長年進展せず、7年後再び話を持ちかけるとプロデューサーのポーラ・ワグナーに紹介され、演出家のジェリー・ミッチェルと引き合わされた。アダムスはジム・ヴァランスを誘って2年間かけて作詞作曲を行ない、2018年3月に楽曲は完成した。2018年8月、ブロードウェイで『プリティ・ウーマン』が開幕し、2020年2月13日、ロンドンのウェスト・エンドで開幕した[7]。
ミュージカル『プリティ・ウーマン』
ディスコグラフィカナダの殿堂 "Canada's Walk of Fame"詳細は「ブライアン・アダムスのディスコグラフィ」を参照
Bryan Adams(1980年)
You Want It, You Got It(1981年)
Cuts Like a Knife(1983年)
『レックレス』(1984年)
Into the Fire(1987年)
Waking Up the Neighbours(1991年)
So Far So Good(1993年)
18 til I Die(1996年)
On a Day Like Today(1998年)
Spirit: Stallion of the Cimarron(2002年)
Room Servive(2004年)
11(2008年)
Get Up(2015年)
ultimate(2017年)
Shine A Light(2019年)
Pretty Woman - The Musical(2022年)
So Happy It Hurts(2022年)
Classic(2022年)
日本公演
1983年 11月1日 渋谷公会堂、3日 日本青年館、4日 大阪御堂会館
1985年 10月27日 大阪城ホール、28日 大阪フェスティバルホール、30日・31日・11月1日 日本武道館
1988年 1月29日 横浜文化体育館、30日 静岡産業館、31日 名古屋レインボーホール、2月2日・3日 大阪城ホール、5日・6日・7日・9日・10日 日本武道館
1989年 12月31日 東京ドーム(ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースと共催)
1990年 1月1日 東京ドーム(同上)
1992年 2月21日 仙台市体育館、23日 横浜アリーナ、25日 名古屋レインボーホール、27日 広島サンプラザ(風邪のため休演)、28日・29日 大阪城ホール、3月2日・3日・4日 代々木オリンピックプール、6日 日本武道館
1993年 2月8日 日本武道館
1994年 2月16日 大阪城ホール、18日・19日・20日 日本武道館
1997年 3月5日・6日 日本武道館、7日 名古屋レインボーホール、9日 マリンメッセ福岡、11日・12日 大阪城ホール、14日 横浜アリーナ、15日・16日 日本武道館
2000年 6月15日・16日 日本武道館、17日 名古屋市公会堂、19日 Zepp Fukuoka, 20日・21日 大阪厚生年金会館
2005年 4月23日 日本武道館、25日 Zepp Osaka, 26日 大阪厚生年金会館、27日 日本武道館
2012年 2月13日 大阪城ホール、14日 名古屋センチュリーホール、15日・16日 日本武道館
2017年 1月23日 大阪市中央体育館、24日 日本武道館
2023年 3月4日 仙台サンプラザホール、6日 大阪城ホール、7日 日本武道館、8日 Zepp Nagoya
脚注[脚注の使い方]
出典^ Connolly, Amanda (2018年9月18日). “Here’s why Canadian rock star Bryan Adams wants politicians to change copyright laws
^ “ブライアン・アダムス