ブダペスト
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これは中産階級のハンガリー人が郊外に転居したことによる[17][70]。ハンガリーの人口に占める外国人の割合は2009年には1.7%のみで、そのうち43%はブダペストに居住し市域人口の4.4%を占めている。ハンガリーに住む3分の2近くの外国人は40歳以下で、ハンガリーに居住しているこの年代の主な目的は雇用である。
宗教

宗派人口%割合
キリスト教1,128,50263.5
カトリック教会808,46045.5
カルヴァン主義224,16912.6
ルーテル教会46,4492.6
東方カトリック教会28,9011.6
その他20,5231.2
キリスト教以外15,439~0.9
ユダヤ教9,468~0.5
その他5,971~0.3
宗派なし347,20919.5
不明、無記入286,58416.1
合計1,777,921100

[71]
行政区画ブダペストの行政区画

ブダペストはローマ数字が振られた23の行政区に分けられている。ブダペストはいずれの県にも属さない県と同格の自治体である。正式名称 Budapest f?varos(ブダペスト首都)から「ブダペスト都」とも訳せる。

ブダペストの区と街区の一覧

ブダペシュト・アグロメレーション(市街地連坦地域、ペシュト県衛星都市の一覧)

ブダペストはペシュト県に属していないが、県庁はブダペストに位置する。

交通

ブダペストの市内公共交通機関は、BKV(ブダペスト交通公社)によって一元的に運行されている。ロンドンに次ぎ世界で2番目に営業を開始した地下鉄であるブダペスト地下鉄や、ブダペスト市電トロリーバスを運行している。4号線および6号線のトラムは、トラム路線として世界一の利用者数で、54mの車両編成は世界最長でもある。旅行者向けの乗車券であるブダペストカードを購入した場合、有効期間(24時間から120時間まで数種類)内であれば、地下鉄・市電・トロリーバスに加えて、バス・郊外電車線を含めた市内公共交通が乗り放題となり、博物館・美術館・温泉などの割引特典も付く。

ハンガリー国鉄 (MAV) は、市内の主要3駅からハンガリー国内や欧州各地に列車を走らせている。

ブダペスト東駅 (Keleti)(ペシュト側)

ブダペスト西駅 (Nyugati)(ペシュト側)

ブダペスト南駅 (Deli)(ブダ側)

郊外電車は、HEVにより運行されている。他には、ブダペスト子供鉄道、王宮に上るケーブルカー (funicular) なども有名である。

リスト・フェレンツ国際空港(旧称:フェリヘジ国際空港)

ネープリゲド長距離国際線バス・ターミナル

ドナウ川を利用しブラチスラヴァ経由でウイーン行きの国際航路もMAHART Passnaveにより運行されている。船着場から市の中心部へは徒歩10分ほど。

ブダペスト西駅

ブダペスト東駅

地下鉄路線

リスト・フェレンツ国際空港

文化ハンガリー国立オペラハウスハンガリー科学アカデミー

パンノニア平原の伝統的な踊りはヨーロッパのダンス文化の中でも類のないもので、バルカン半島と西ヨーロッパ地域の間の独特な境目をなしている。いくつかの正統派のハンガリーの民族舞踊がブダペストで公演されている。ブダペストは世界でも数少ない高校で民族舞踊の授業が行われている都市である。市内には837の様々な歴史的な建造物があり、それらのほとんどはヨーロッパの芸術的な様式を象徴している。クラシカルで類のないハンガリアンアールヌーボーの建築物が占めている。

ブダペストには223の博物館や美術館があり、ハンガリーの歴史や芸術、科学だけでなく世界や欧州の文化や科学の記憶となっている。ハンガリー国立博物館ハンガリー国立美術館ブダペスト西洋美術館、ブダペスト歴史博物館、メメント・パークブダペスト応用美術館は代表的なものである。また、ブダペストには40以上の劇場や7つのコンサートホール、オペラハウスがある。野外の催し物も多くあり、夏には文化的な催しとしてコンサートや豊富な講演がよく歴史的な建物で行われる。大きな劇場として、ハンガリー国立歌劇場やハンガリー国立劇場(英語版)などがある。ブダペストの多くの図書館には他にない独特なコレクションを収蔵しており、国立セーチェーニ図書館は印刷された書籍が登場する以前の歴史的な遺構を保っている。メトロポリタンサボーアービン図書館(英語版)はブダペスト市民の一般教養に重要な役割を果たしている。他の図書館にはハンガリー科学アカデミー図書館、議会図書館、国立外国文学図書館などがある。

シゲトフェスティバル(英語版)はハンガリーでは最大の野外祭典でロックコンサートやDJショーが行われヨーロッパ中でも同様に有名である。春や秋の祭典、ブダペストワイン祭などもよく知られた催しである。ブダペストを訪れた観光客は無料の地図や自分の興味がある情報をBTDMが運営するインフォポイントで得ることができる[72]
ブダペストを舞台にした作品

1906年に出された小説『ポール・ストリート・ボーイズ(英語版)』、1937年の『Journey by Moonlight (en) 』、1957年の『The Bridge at Andau (en) 』、2005年の『ヒストリアン』などの舞台になっている。映画では『暗い日曜日』、『太陽の雫』、『お気に召す儘』、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』が知られている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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