フローリングと同じく板の側面に差し込むための本実加工を施すものに縁甲板がある[2]。縁甲板は、日本の伝統的な家屋の廊下や壁などに使用される和風の床用木材・フローリング材のことで、元来はヒノキ、杉、松などの針葉樹が使用された。縁側・外廊下の甲板として使われていたことが語源である。近年では、縁側が作られることが少なくなったため、フローリングと同義で使用されることが多くなった。日本農林規格(JAS)では、長さの規定はなく、縁甲板は単層フローリングの一種に該当する。建築業界では一般的に長さ1.8m以上を縁甲板、それ以下の長さのものをフローリングと呼びならわす[7]。縁甲板は単層フローリングの一種にあたるが、業界では、長さ1.8m以上を縁甲板、それ以下をフローリングと呼んでいる[2]。
脚注[脚注の使い方]^ a b c d e f g h i j k l m “資料2 日本農林規格の見直しについて「フローリング」”. 農林水産省. 2018年11月17日閲覧。
^ a b c “貼縁甲板”. 銘林. 2022年4月17日閲覧。
^ “複合フローリングのメリット・デメリットとは??無垢フローリングと比較してみた?”. HAGS (2022年10月13日). 2023年6月22日閲覧。
^ “フローリングでシックハウスにならない床材は?自然素材が有効な理由とは”. 岡恭平/福祉住環境コーディネータ (2020年4月24日). 2023年6月22日閲覧。
^ a b c d e f g h i j k l m n “フローリングガイド 最適な床材選びのヒントに”. 日本フローリング工業会. 2022年4月17日閲覧。
^ “ ⇒無垢フローリングでUNIとはなんですか?”. 大利木材株式会社. 2015年12月10日閲覧。
^ “「 縁甲板(えんこういた)」とは(住宅建築 用語解説)”. TOTO (2022年5月10日). 2023年6月22日閲覧。
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