アラバマ州との州境に近い海抜105 mのブリトンヒル(Britton Hill)が、フロリダ州の最高地点であり、これはアメリカ合衆国50州の最高地点の中では最も低い[4]。オーランドから南の地域は概して低く平坦である。ただしフロリダ州は意外に平坦ではなく、半島中部西海岸のクリアウォーターなどいくつかの場所では海抜15 mから30 mの起伏がある。また、概して海岸線から40 km 以上離れたフロリダ州の中部と北部内陸の大部分は、海抜30 mから76 mの起伏が続く丘陵地帯をなしている。レイク郡にある海抜95 mのシュガーローフ山(Sugarloaf Mountain)が、フロリダ半島での最高地点である[5]。
国立公園局によって管理されている地域は以下の通りである。
ビッグサイプレス国立自然保護地域(英語版)(オキーチョビー湖近郊)
ビスケーン国立公園(Key Biscayne近郊)
カナベラル国立海岸(英語版)(ニュースムーナ海浜とタイタスビルの間)
サンマルコス砦(セントオーガスティン、ナショナル・モニュメントと国家歴史登録財に指定されている)
デ・ソト国立記念碑(英語版)(ブレイデントン))
ドライ・トートゥガス国立公園(キーウエスト)
エバーグレーズ国立公園(フロリダ州南部)
カロリーヌ砦国立記念碑(英語版)(ジャクソンビル)
マタンザス砦国立史跡(英語版)(セントオーガスティン)
ガルフアイランド国立海岸(英語版)(ガルフブリーズ近く)
ティムクアン生態および歴史保護地域(英語版)(ジャクソンビル)
アメリカ合衆国農務省森林サービスの管轄下にある地域は以下の通りである。 フロリダ州の州境は大西洋に始まり、セントメアリーズ川に沿って西、南、さらに北に蛇行する。セントメアリーズ川の水源からはほぼ真西、やや北向きに直線が引かれ、ジョージア州からのフリント川とアラバマ州/ジョージア州州境をなすチャタフーチー川の合流点に至る(ウッドラフ・ダムができてからはこの地点はセミノール湖の底になっている)。ジョージア州との州境はそこからチャタフーチー川に沿って北に上がり、北緯31度線でアラバマ州との西に向かう州境になり、ペルディド川に至ってこの川を南に下り、ペルディド湾からメキシコ湾に至る。
アパラチコラ国立の森(アパラチコラ川東岸)
チョクトーハッチー国立の森(ナイスビル近く)
オカラ国立の森(フロリダ州中部)
オセオラ国立の森(フロリダ州北東部)
「フロリダ州の州立公園(英語版)」も参照
州境
気候フロリダキーズで満開のホウオウボクの木、フロリダ州南部が熱帯にあることを示すもの。「フロリダ州の気候
フロリダ州の気候は州内のどの部分も大洋から遠く離れてはいないという事実で幾らか和らげられるものである。オキーチョビー湖から北では温暖湿潤気候であり、湖から南の海岸ではフロリダキーズを含み、まさに熱帯気候である[6]。州内で最高気温が 100°F(38℃) を超えるのは希だが、夏季は 90°F(32℃) 台となるのが普通である。
晩秋から冬にかけてのフロリダ州は時として寒くなり、強風が吹き、全州に渡って比較的低温になる。州北部や中部での最高気温は 40°F台 - 50°F台 (4℃ - 15℃)、最低気温は 20°F台 - 30°F台 (−7℃ - 4℃) になることがあるが、南部では氷点下になることが希である。フロリダ州中部や北部では11月末から冬に掛けて紅葉が普通に見られる。フロリダ州では降雪はほとんど見られないが、主要都市では少なくとも年1回程度の降雪がある。北部では少し頻度が高い。
フロリダ州における過去最高気温は1931年6月29日、モンティチェロでの 109°F(43℃) である。過去最低気温は1899年2月13日、タラハシーから40 kmの所で記録した −2°F(−19℃) である。7月下旬の平均最高気温は 90°F台(32℃ - 35℃) であり、1月下旬の平均最低気温は北部での 40°F台(4℃ - 7℃) から南部での 50°F台半ば(13℃) まである。
フロリダ州の四季は気温よりも降水量で決定されている。春から夏は暑く雨が多い。秋から冬は温暖のち冷涼で、比較的雨が少ない。フロリダ州中部や北部では11月末から冬にかけて紅葉が見られる。
フロリダキーズは完全に海に取り囲まれているので、温度の変化が少ない。