フリードリヒ・ニーチェ
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NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」において、この書に含まれた箴言の一つが、ヒロインが修行するレストランの名前の由来とされている[注 14]
『ツァラトゥストラはかく語りき』詳細は「ツァラトゥストラはこう語った」を参照

『ツァラトゥストラはかく語りき』は、ニーチェの主著であるとされており、またリヒャルト・シュトラウスに、同名の交響詩を作曲させるきっかけとなった。なお、ツァラトゥストラとは、ゾロアスター教(拝火教)の開祖ザラスシュトラの名前のドイツ語形の一つであるが、歴史上の人物とは直接関係のない文脈で思想表現の器として利用されるにとどまっている。
その他

この節の加筆が望まれています。


善悪の彼岸

道徳の系譜

『偶像の黄昏』

『ヴァーグナーの場合』

『アンチクリスト』(『反キリスト者』;独語Der Antichrist)

この人を見よ

『ニーチェ対ヴァーグナー』

力への意志』(ニーチェの死後、遺稿を元にエリーザベトが編集出版したもの。長らくニーチェの主著と見なされていた。)

作曲

ニーチェは、専門的な音楽教育を受けたわけではなかったが、13歳頃から20歳頃にかけて歌曲ピアノ曲などを作曲した。その後、作曲することはなくなったが、ヴァーグナーとの出会いを通して刺激を受け、バーゼル時代にもいくつかの曲を残している。「生涯で70を越す楽曲を作曲したそうである」[26]。作風は前期ロマン派的であり、シューベルトシューマンを思わせる。彼が後にまったく作曲をしなくなったのは、本業で忙しくなったという理由のほかに、自信作であった『マンフレッド瞑想曲』をハンス・フォン・ビューローに酷評されたことが理由として考えられる。

現在に至るまで、ニーチェが作曲家として認識されたことはほとんどないが、著名な哲学者の作曲した作品ということで、一部の演奏家が録音で取り上げるようになり、徐々に彼の「作曲もする哲学者」としての側面が明らかになっている。彼の作品は、すべて歌曲かピアノ曲のどちらかであるが、四手連弾の作品の中には『マンフレッド瞑想曲』交響詩『エルマナリヒ』など、オーケストラを念頭に置いて書かれたであろう作品も存在する。また、オペラのスケッチを残しており、2007年にジークフリート・マトゥスがそのスケッチを骨子としてオペラ『コジマ』を作曲した。

ニーチェ音楽関連年譜

マンフレッド瞑想曲

ニーチェ作品集

新作オペラ『コジマ』

著作

『音楽の精神からのギリシア悲劇の誕生』(『
悲劇の誕生』)(Die Geburt der Tragodie aus dem Geiste der Musik,1872)

『反時代的考察』(以下の論文所収)(Unzeitgemasse Betrachtungen, 1876)

ダーヴィト・シュトラウス、告白者と著述家」(David Strauss: der Bekenner und der Schriftsteller, 1873)

「生に対する歴史の利害」(Vom Nutzen und Nachteil der Historie fur das Leben, 1874)

「教育者としてのショーペンハウアー」(Schopenhauer als Erzieher, 1874)

「バイロイトにおけるヴァーグナー」(Richard Wagner in Bayreuth, 1876)


『人間的な、あまりにも人間的な』(Menschliches, Allzumenschliches, 1878)

『曙光』(Morgenrote, 1881)

『悦ばしき知識』(Die frohliche Wissenschaft,1882)

ツァラトゥストラはかく語りき』(Also sprach Zarathustra, 1885)

善悪の彼岸』(Jenseits von Gut und Bose, 1886)

道徳の系譜』(Zur Genealogie der Moral, 1887)

『ヴァーグナーの場合』(Der Fall Wagner, 1888)

『ニーチェ対ヴァーグナー』(Nietzsche contra Wagner, 1888)

『偶像の黄昏』(Gotzen-Dammerung, 1888)

『アンチクリスト』(あるいは『反キリスト者』)(Der Antichrist, 1888)

この人を見よ』(Ecce homo, 1888)

遺稿集には

力への意志』(遺稿。妹が編纂)(Wille zur Macht, 1901)

『生成の無垢』(遺稿。アルフレート・ボイムラー編)(Die Unshuld des Werdens, Alfred Kroner Verlag in Stuttgart, 1956)


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