フリードリヒ・ニーチェ
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フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ
Friedrich Wilhelm Nietzsche1882年の肖像
生誕 (1844-10-15) 1844年10月15日
プロイセン王国、レッツェン・バイ・リュッケン
死没 (1900-08-25) 1900年8月25日(55歳没)
ドイツヴァイマル
時代19世紀の哲学
地域西洋哲学
学派大陸哲学
ドイツ観念論
形而上学主意主義
Weimar Classicism
反基礎付け主義
実存主義
研究分野美学
倫理学
形而上学
ニヒリズム
心理学
存在論

事実と価値の区別
価値の理論
悲劇
無神論
主意主義
反基礎付け主義
歴史哲学
主な概念アポロとディオニュソス
超人
ルサンチマン
力への意志
「神は死んだ」
永劫回帰
運命愛Amor fati
畜群
チャンダラ
「最後の人間」
遠近法主義
君主-奴隷道徳
価値の再評価
肯定
影響を受けた人物

古代ギリシャ哲学フョードル・ドストエフスキーヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテラルフ・ワルド・エマーソンヘラクレイトスヨハン・ゴットフリート・ヘルダーバーナード・デ・マンデヴィルブレーズ・パスカル、フリードリヒ・ヴィルヘルム・リッチュル、アルトゥル・ショーペンハウアーバールーフ・デ・スピノザリヒャルト・ワーグナーコジマ・ワーグナーヨハン・ヨアヒム・ヴィンケルマン釈迦など

影響を与えた人物

テオドール・アドルノロラン・バルトジャン・ボードリヤールジョルジュ・バタイユアルフレッド・アドラージョーゼフ・キャンベルエミール・シオランジル・ドゥルーズジャック・デリダユリウス・エヴォラミシェル・フーコージークムント・フロイトニコス・カザンザキスマルティン・ハイデッガーカール・ヤスパースカール・グスタフ・ユングニック・ランドアンソニー・ルドヴィチ、ヘンリー・ルイス・メンケン、アイン・ランドライナー・マリア・リルケジャン=ポール・サルトルレオ・シュトラウスナシム・ニコラス・タレブバーナード・ウィリアムズムハンマド・イクバール、ネイサン・フロイデンソール・レオポルド二世、リチャード・アルバート・ローブ、ダンヌンツィオ三島由紀夫埴谷雄高生田長江柄谷行人など

署名
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フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(: Friedrich Wilhelm Nietzsche, 1844年10月15日 - 1900年8月25日)は、ドイツ・プロイセン王国出身の思想家であり古典文献学者。ニイチェと表記する場合も多い。
概要

現代では実存主義の代表的な思想家の一人として知られる。古典文献学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・リッチュル(英語版、ドイツ語版)に才能を見出され、スイスバーゼル大学古典文献学教授となって以降はプロイセン国籍を離脱して無国籍者であった[1][2]。辞職した後は在野の哲学者として一生を過ごした。随所にアフォリズムを用いた、巧みな散文的表現による試みには、文学的価値も認められる。

なお、ドイツ語では「ニーチェ」(フリードリヒ [?fri?dr?c] ヴィルヘルム [?v?lh?lm] ニーチェ [?ni?t??])のみならず「ニーツシェ」[?ni?ts??]とも発音される[3]
生涯
少年時代

ニーチェは、1844年10月15日火曜日にプロイセン王国領プロヴィンツ・ザクセン(Provinz Sachsen - 現在はザクセン=アンハルト州など)、ライプツィヒ近郊の小村レッツェン・バイ・リュッケンに、父カール・ルートヴィヒと母フランツィスカの間に生まれた。父カールは、ルター派の裕福な牧師で元教師であった。同じ日に49回目の誕生日を迎えた当時のプロイセン国王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世にちなんで、「フリードリヒ・ヴィルヘルム」と名付けられた。なお、ニーチェは後にミドルネーム「ヴィルヘルム」を捨てている。

1846年には妹エリーザベトが、1848年には弟ルートヴィヒ・ヨーゼフが生まれている。しかし、ニーチェが4歳の時(1848年)8月、父カール・ルートヴィヒは近眼が原因で足元にいた小犬に気付かず、つまづき玄関先の石段を転げ落ちて頭を強く打ち付けた。ニーチェ5歳の時1849年4月30日にこの時の怪我が原因で死去した。また、それを追うように、1850年には2歳の弟ヨーゼフが、歯が原因とされる痙攣によって病死[4]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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