フランス
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歴史的にはデカルトモンテスキュールソーサルトルといった哲学者やマリ・キュリーパストゥールといった科学者、モネセザンヌゴーギャンクールベドラクロワといった芸術家の故国もしくは活躍の舞台であり、また百年戦争フランス革命ナポレオン戦争といった歴史的事象の主要な舞台であった。
国名エッフェル塔はパリおよびフランスのシンボルで、1889年にパリで行われた第4回万国博覧会のために建造された。

正式名称はフランス語で、Republique francaise(レピュブリク・フランセーズ)。通称、France(フランス)。略称はFR。

日本語の表記はフランス共和国[1]で、通称フランス。政体第五共和政にちなんでフランス第五共和国と呼ばれる場合もある。また、漢字による当て字で仏蘭西(旧字体:佛蘭西)、法蘭西(中国語表記由来)などと表記することもあり、仏(佛)と略されることが多い。

公式の英語表記はFrench Republic、通称はFrance、国民・言語・形容詞はFrench。

国名の France は、11世紀の『ローランの歌』までは遡って存在が資料的に確認できるが、そこで意味されている France はフランク王国のことである。一方で987年に始まるフランス王国[3] に、France という名前が用いられているが、これは後代がそのように名づけているのであって、その時代に France という国名の存在を認定できるわけではない。また中世のフランス王は REX FRANCUS と署名している。France は中世ヨーロッパに存在したフランク王国に由来すると言われる。その証左に、歴代フランス王の代数もフランク王国の王から数えている(「ルイ1世」「ルイ16世」を参照)。作家の佐藤賢一は、ヴェルダン条約でフランク王国が西フランク中フランク東フランクに3分割され、中フランクは消滅し、東フランクは神聖ローマ皇帝を称したため、フランク王を名乗るものは西フランク王のみとなり、フランクだけで西フランクを指すようになった、と説明している[4]ドイツ語では、直訳すればフランク王国となる「Frankreich(フランクライヒ)」を現在もフランスの呼称として用いている[注釈 3]。多くの言語ではこのフランク王国由来の呼称を用いているが、ギリシャ語では現在でも古代ローマ時代の地名である「Γαλλ?α(ガリア)」を用いている。
歴史詳細は「フランスの歴史」を参照

フランスの歴史

この記事はシリーズの一部です。
先史時代(フランス語版、英語版)
古代

ガリア人 · ガロ・ローマ人 · フランク人

中世

フランク王国 
メロヴィング朝481–751
カロリング朝751–987
西フランク王国 
フランス王国 
カペー朝987–1328
ヴァロワ朝1328–1498

近世

ヴァロワ=オルレアン朝1498–1515


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