フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー
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YouTubeと外務省のページで視聴が可能[3]

2008年9月、クルト・ベック党首の突然の辞任に伴い党首職を代行。また2009年ドイツ連邦議会選挙でSPDの連邦首相候補となることが内定した。総選挙直前の2009年8月に、2020年までに失業対策の為400万人の雇用創出、環境保護の推進、就学率の向上、男女同権などを掲げた「ドイチュラント・プラン」を発表するが、翌月の総選挙ではSPDは歴史的大敗を喫した。自身はブランデンブルク州の選挙区から出馬して初めてドイツ連邦議会に議席を獲得した。9月29日、SPDの連邦議会議員団長(院内総務)に選出された。第2次メルケル内閣が成立した10月28日に副首相・外相を離職した。

2013年ドイツ連邦議会選挙で大連立による第3次メルケル内閣が成立すると、外相に復帰した。同時に連邦議会党議員団長職を辞任した。



連邦大統領日本の安倍晋三首相と(2019年10月23日)フィンランドサンナ・マリン首相と(2022年4月8日)

2016年6月、ヨアヒム・ガウク連邦大統領が高齢を理由に再選の断念を表明した後、第3次メルケル内閣の与党を構成するドイツ・キリスト教民主同盟(CDU)、バイエルン・キリスト教社会同盟(CSU)およびドイツ社会民主党(SPD)の3党は、シュタインマイヤーを統一候補として、次期連邦大統領を選出する連邦会議に臨むことを決めた。このためシュタインマイヤーは、2017年1月27日に外相を辞任し、連邦大統領候補として同会議の審判を受けることとなった[1][4]。2017年2月12日に連邦会議で行われた投票では931票を獲得し、左翼党のクリストフ・ブッターウェッゲ(ドイツ語版)(128票)、ドイツのための選択肢(AfD)のアルブレヒト・グラーザー(ドイツ語版)(42票)を下して、連邦大統領に当選した[5]

2018年2月6日から7日にかけて日本を公式訪問した。2017年3月の大統領就任以降初の来日であり、東アジアで初の訪問国となった。6日に安倍晋三内閣総理大臣と、翌7日には天皇と会談を行った[6]

2019年10月22日の即位礼正殿の儀に参列し、翌23日には迎賓館赤坂離宮で安倍内閣総理大臣と会談を行った[7]

2022年2月13日の連邦会議で行われた大統領選挙で1,472人中1,045票を獲得し再選された[8]

2022年ロシアのウクライナ侵攻が始まるとドイツはウォロディミル・ゼレンスキー政権を支援。シュタインマイヤーはバルト三国ポーランドの首脳らとともにウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領との会談を計画したが、ウクライナ側から拒否された[9]。これはシュタインマイヤーが外相時代に親ロシア派として外交を進めてきたことを問題視したためとも報道された[10]
家族シュタインマイヤーと夫人のエルケ・ビューデンベンダー(2011年ベルリン国際映画祭にて)

行政裁判所判事の夫人との間に1女がある。ベルリンに住居を持ち、ベルリン=ブランデンブルク=シュレージシェ・オーバーラウジッツ福音主義教会福音改革派教会に属している[11]。2010年8月、病気の夫人に自らの腎臓を移植した。自身も司法試験受験直前の1980年に角膜移植を受けた経験がある[12]
脚注[脚注の使い方]
注釈^ シュタインマイアーとも表記される。

出典^ a b連邦大臣の解任と任命 - 連邦大統領府 (Entlassung und Ernennung von Bundesministern - Der Bundesprasidialamt) (ドイツ語) - 2017年1月27日
^ CDUとCSUは姉妹政党で、連邦議会では統一院内会派(CDU/CSU)を組んでいる。CSUはバイエルン州のみで活動する地域政党で、同州以外では候補および政党リストは出さないため、CDUと競合はしない。
^ “独仏外相「歌手デビュー」”. MSN産経ニュース. (2007年11月10日). オリジナルの2007年11月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20071111181328/http://sankei.jp.msn.com/world/europe/071110/erp0711100909001-n1.htm 2022年9月25日閲覧。 
^ドイツ大統領にシュタインマイヤー外相内定:朝日新聞デジタル - 2016年11月14日
^ “ドイツ新大統領にシュタインマイヤー氏選出”. 日本経済新聞. (2017年2月12日). https://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040010_S7A210C1000000/ 2017年2月12日閲覧。 
^ フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー連邦大統領 日本訪問
^ 令和元年10月23日 即位礼正殿の儀参列者との二国間会談等(6) 。令和元年 。総理の一日 。ニュース 。首相官邸ホームページ
^ “Steinmeier erneut zum Bundesprasidenten gewahlt”. ディー・ツァイト. (2022年2月12日). https://www.zeit.de/news/2022-02/13/steinmeier-vor-zweiter-amtszeit-als-bundespraesident 2022年2月14日閲覧。 
^ “ウクライナがドイツ大統領のキーウ訪問を拒否 広がる波紋”. 毎日新聞 (2022年4月14日). 2022年4月14日閲覧。


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