フランク・ザッパ
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職業

シンガーソングライター

マルチプレイヤー

作曲家

バンドマスター

作家

担当楽器

ボーカル

ギター

ベース

シンクラヴィア

シンセサイザー

キーボード

ピアノ

ドラムス

パーカッション

活動期間1955年 - 1993年
レーベル

ビザール

ストレート

ディスクリート

ザッパ

バーキング・パンプキン

ライコディスク

共同作業者

ザ・マザーズ・オブ・インヴェンション

キャプテン・ビーフハート

公式サイトフランク・ザッパ公式サイト

フランク・ヴィンセント・ザッパ(Frank Vincent Zappa、1940年12月21日 - 1993年12月4日)は、アメリカ合衆国シンガーソングライターマルチプレイヤー作曲家編曲家バンドマスターである。イタリア系アメリカ人。また生涯を通じて、アメリカ政府、共和党、キリスト教右派(キリスト教原理主義者)、検閲、音楽産業などを批判して、アメリカの問題点をきびしく指摘し続けた。支持政党は民主党。大統領選挙出馬が実現した場合は、民主党、もしくは独立系無所属での立候補の可能性もあった。青年期までカトリック信者だったが、後に無宗教となった。

1960年代の半ばから52歳で病没する90年代前半まで、前衛的なロックを演奏し、ツアーもこなしながら多数のアルバムを発表し、ロック・ミュージックとポピュラー音楽が表現可能な領域を拡大した。すなわち、前衛ロック、現代音楽ジャズ・ロッククロスオーバー、構築的な電子音楽、などのジャンルのポピュラー音楽的翻案に先鞭をつけ、なおかつR&Bドゥーワップブルースサイケデリック・ロック[注釈 1]ハード・ロックプログレッシヴ・ロックブルース・ロックフリー・ジャズレゲエディスコなどの音楽を取り入れた多様性を確保した作風を示した。その功績は広く認知され、1988年にはグラミー賞のベスト・インストゥルメンタル・パフォーマンス部門を受賞した。

ローウェル・ジョージ[注釈 2]ジョージ・デュークテリー・ボジオエイドリアン・ブリュー、ウォーレン・ククルロ[注釈 3]スティーヴ・ヴァイ、マイク・ケネリーなど、後年著名となったミュージシャンを数多く輩出した。多くの作品を発表した上に、自作曲の再演やリアレンジも積極的に行った。その活動の活発さゆえ未発表テイクやライヴ音源が膨大に残されており、没後30年近く経った現在も、遺族によって年に複数の「新作」が発表されるほどである。

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第45位、2011年の改訂版では第22位。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第71位。
来歴
生い立ち

フランク・ヴィンセント・ザッパ[注釈 4][9][10]は1940年12月21日、メリーランド州ボルチモアで、フランシス・ヴィンセント・ザッパ(Francics Vincent Zappa、1905年 - 1973年)とローズ・マリー・ザッパ(Rose Marie Zappa、1912年 - 2004年)の第一子として誕生した。彼の祖先にはシチリア島イタリアギリシャアラブフランスアイルランド、そしてドイツと様々な土地の出身者がいた。母方の祖母はシチリア系人とフランス人の血統で祖父はナポリ出身のイタリア人。父方はギリシャ人とアラブの血統で、父親のフランシスはシチリア島のパルティニーコで生まれ、子供の時に移民船に乗ってアメリカに来た。両親は家で子供達[注釈 5]が理解できないようにイタリア語で会話していたという[11]

フランシスは科学者で数学者でもあり、ザッパが生まれた時にはメリーランド州エッジウッドにあったアメリカ陸軍の兵器工場[注釈 6]に気象学者として勤務し[注釈 7][12]、一家はエッジウッドの陸軍官舎に住んでいた[13][14][注釈 8]1951年12月に一家はザッパの喘息療養のためカリフォルニア州サンフランシスコから100マイル南のモンタレーに転居した[15][16]。フランシスの仕事の都合で、一家はその後、ポモナエルカホンサンディエゴを転々とし、ザッパは15歳の時までに合計6つの学校に通った。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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