フジテレビ
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2024年4月1日ビデオリサーチから公式発表された同年1月クール[注釈 34]の世帯平均視聴率(関東地区)でゴールデンタイム[注釈 35]において平均世帯視聴率がテレビ東京に抜かれ、開局以来初の最下位となったことが判明した。過去にも1日単位や週単位での平均世帯視聴率において、民放最下位にランクインしたことはあるが、1クール[注釈 36]単位では開局以来初めてとなった[75]

視聴率
1980年代まで

アニメ以外の番組は一部を除いて低迷していたフジテレビは、1980年代初頭に横澤彪を中心とするスタッフらが「楽しくなければテレビじゃない」のスローガンを立て、『THE MANZAI』を筆頭に、「母と子のフジテレビ」から「軽チャー路線」へと移行していき、『オレたちひょうきん族』『笑っていいとも!』『なるほど!ザ・ワールド』『オールナイトフジ』『夕やけニャンニャン』『欽ドン!良い子悪い子普通の子』『とんねるずのみなさんのおかげです』『ねるとん紅鯨団』『志村けんのだいじょうぶだぁ』など80年代を代表する人気番組を量産していった。1982年に視聴率で「民放の雄」といわれたTBSテレビを抜き去り、1993年まで3冠王をキープした。さらにドラマでもシリーズ化され2002年まで続いた『北の国から』や、80年代後半に『抱きしめたい!』『愛しあってるかい!』『同・級・生』などのトレンディドラマが多く作られた。アニメでは『Dr.スランプ アラレちゃん』『うる星やつら』『北斗の拳』『ハイスクール!奇面組』などが人気を集めた。また、1987年に他局のチャリティー番組をヒントに放送された『FNSスーパースペシャル 一億人のテレビ夢列島』が平均視聴率19.9%、瞬間最高視聴率38.1%を記録し、以降夏の風物詩として毎年放送されるようになった。
1990年代

『とんねるずのみなさんのおかげです』『ねるとん紅鯨団』『なるほど!ザ・ワールド』『笑っていいとも!』といった80年代からの人気番組に加え、『夢で逢えたら』『たけし・逸見の平成教育委員会』『料理の鉄人』『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』『ダウンタウンのごっつええ感じ』『HEY!HEY!HEY!』などダウンタウンを筆頭にお笑い第3世代を中心とする番組が若い世代から人気を集め、高視聴率を記録。1994年に日本テレビに視聴率を逆転され、トップの座から陥落したが、90年代後半に『SMAP×SMAP』『めちゃ2イケてるッ!』『奇跡体験!アンビリバボー』『発掘!あるある大辞典』『愛する二人別れる二人』『笑う犬』シリーズがスタートし、いずれも高視聴率を記録しフジテレビの看板番組となった。ドラマは好調で、『東京ラブストーリー』を皮切りに視聴率30%を超えるドラマが1999年までの10年間で12本制作された。さらに『踊る大捜査線』シリーズは映画化されるなど人気を誇った。また、アニメでは『こちら葛飾区亀有公園前派出所』『幽☆遊☆白書』『ONE PIECE』『デジモンアドベンチャー』『頭文字D』が人気を博す。
2000年代

『HERO』『人にやさしく』『空から降る一億の星』などSMAPのメンバーが出演するドラマがいずれも高視聴率を記録し、バラエティも比較的好調だったが、巨人戦や強力コンテンツを持つ日テレの壁は厚く、民放2位になっていたが、2003年に日本テレビ視聴率買収事件が発生し、視聴率が下落したことにより形勢逆転。2004年に日テレを抜き10年ぶりにトップに返り咲いた。これまでの人気番組に加えて、『トリビアの泉』『はねるのトびら』『爆笑レッドカーペット』『ペケ×ポン』『熱血!平成教育学院』『ネプリーグ』『VS嵐』『ホンマでっか!?TV』などがスタートし、高視聴率を獲得した。さらにドラマも、『電車男』『のだめカンタービレ』『プロポーズ大作戦』『ラスト・フレンズ』『花ざかりの君たちへ』『BOSS』といった作品が高視聴率を記録し、ドラマ部門では2012年まで民放トップをキープした。

しかし、順風満帆な功績とは裏腹に、2003年に「王シュレット事件」、2007年に「『発掘!あるある大事典II』納豆捏造事件」という重大なトラブルを起こし、これらを受けて放送基準ガイドラインの改定や勉強会の実施により、番組制作のルールを現場に周知徹底するよう上層部から指示があった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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