フジテレビジョン
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

この縁で、フジテレビ本社内にはみずほ銀行(旧富士銀行→旧みずほコーポレート銀行)と三菱UFJ銀行(旧三菱銀行→旧東京三菱銀行→旧三菱東京UFJ銀行)(旧三和銀行→旧UFJ銀行→旧三菱東京UFJ銀行)のATMが2箇所に設置されている[注釈 38]

1980年代に入ると、バラエティ番組を中心に同局の女性アナウンサーをタレント同然に扱う様子が見受けられるようになった。他の民放局でも同様の傾向は見られるが、フジテレビはそれが顕著で、入社以前に何らかの芸能活動を経験しているアナウンサーも多数在籍している(日本のアナウンサー#女子アナウンサーとその背景も合わせて参照)さらには、『ラヴシーン』と題した同局アナウンサーによる朗読劇を企画するなど、いち早く「タレント化」とも言える事業展開を行ってきた。なお1970年代までは女性アナウンサーは契約制であった。また1970年代まではほとんどの年でアナウンサー以外の女子社員の採用を行っていなかった。

NONFIX』や『ザ・ノンフィクション』など質の高いドキュメンタリー番組を多く手掛け、放送関係の受賞歴も多い。

在京キー局中、労働組合の活動状況や対経営側への影響力は最も弱いとされている(民放労連会報・会員コメントより)。これは日経連出身の鹿内信隆の影響が多分にあるとみられる。

社員にはテレビ局の中でも特に政治家芸能人財界人スポーツ選手文化人等のの子弟が多い事で知られている。元社長で副会長の遠藤龍之介遠藤周作の子弟であり、安倍晋三元首相の甥で衆議院議員岸信千世も元社員である。入社式には近年は芸能人が来賓で登場するのが恒例である。伝統的に新入社員の親族が出席する事でも知られていた[79](同書の中で横澤は鹿内信隆の挨拶に立腹し退席しようとしたが、両親が見ているのを思い出して思い留まった事を述べている)。またスポーツ業界から積極的に採用をしていた時期があり、坂井義則上田昭夫藤井辰哉里谷多英らが社員として在籍していた他、東京六大学野球連盟のOB等も在籍した事があった。

芸能事務所では渡辺プロダクションとその系列のイザワオフィスとの結びつきが非常に強く、『ザ・ヒットパレード』や『新春かくし芸大会』、『ドリフ大爆笑』および志村けんレーベルの番組、日曜昼12時台の番組(『クイズ・ドレミファドン!』『ウチくる??』『なりゆき街道旅』など)を長く制作していることで知られる。これら番組エンドロールの企画・制作元は「フジテレビ」ではなく、それぞれ「渡辺プロダクション」「イザワオフィス」となっている。また、系列局のテレビ西日本も同様に渡辺プロダクションの九州支社との結びつきが強く、特に『ゴリパラ見聞録』は全国のFNS系列局やフジテレビのCSで放送され人気を博している。タレント単体では明石家さんまとの結びつきが強く、1978年以来、同局でのレギュラー番組が途絶えたことがない[80]

また、系列局制作のローカル番組でも在阪準キー局の関西テレビから何本か関西ローカル向けのバラエティー番組(『おかべろ』など)を番組購入し、深夜枠で放送している[注釈 39]
制作番組フジテレビ制作の番組については「フジテレビ番組一覧」を参照

制作セクションは2024年現在ドラマ・映画制作センター(旧・ドラマ制作センター→編成制作局制作センター第1制作室、第一制作部。英語ではディビジョン1)バラエティ制作センター((旧バラエティ制作センター→バラエティ制作部→制作局第二制作センター→編成局制作センター第2制作室→編成制作局制作センター第2制作室、第二制作部))、アニメ制作センター[81]、ニュース総局(報道局、情報制作局、スポーツ部)が存在する。名称は組織改編で幾度か変わっている。なお、情報番組センター(旧第3制作部→生活情報局→情報番組センター)はかつて編成制作局の部署で、ドキュメンタリー・情報番組などを作っているが、現在はニュース総局・情報制作局の部署に移管している。また、報道特番についてはFNN系報道特別番組を参照。
制作著作のクレジットについて

基本的に自社制作(第一制作部、第二制作部、情報番組センター)については「制作著作・フジテレビ」[注釈 40]でクレジットされている。

フジテレビ系の制作プロダクションである共同テレビジョンフジ・メディア・テクノロジー(旧社名:八峯テレビ)、FCCを含む外部のプロダクションと共同制作する場合、2010年9月までは「制作・フジテレビ、(プロダクション会社名)」でクレジットされており、プロダクションとフジテレビが著作権を共有するような書き方であったが、同10月以後、フジテレビは「制作」のクレジットのみとなり、外部プロダクションが「制作著作」として表示されるようになった[注釈 41]

ただし一部「制作著作:フジテレビ、制作協力:(外部プロダクション)」とする場合もあるほか、上記フジテレビ系プロダクション各社との共同制作(プロダクション側が制作協力扱いとなるもの含む)については目玉マーク1つを共有する形で2社を並列表記させる場合もある。また、フジテレビONE(CS)の「(新)みんなの鉄道」など、製作著作クレジットに目玉マークを表示しない番組もある。
報道・情報番組フジテレビ・ニュース番組の街頭取材・取材カメラクルー

ニュース総局が全て担当しており、『FNNニュース』、『FNN Live News days』、『Live News イット!』、『FNN Live News α』、『日曜報道 THE PRIME』といったニュース番組を同局内の報道局が制作。『めざましテレビ』、『めざまし8』、『Mr.サンデー(関西テレビと共同制作)』、『ノンストップ!』といった情報番組ワイドショー番組や『教えてMr.ニュース』から現在の『池上彰緊急スペシャル!』に続いている池上彰司会のニュースバラエティ番組は、情報制作局の情報制作センター(旧・第三制作部)が制作している。

フジテレビ以外の系列局の映像には当該系列局名ロゴのテロップが入ったが、2005年4月に廃止された。現在は画面左下に『FNN NEWS』と入り、その横にそのニュースの取材場所などが表示されるようになっている。これはフジテレビ、それ以外の系列局の取材に関係なく表示される。また『とくダネ!』など情報制作センターの番組では、系列局が取材した映像にクレジットが表示されている。

1965年5月1日、NET(現:テレビ朝日)系列の朝のワイドショー、『モーニングショー』に対抗し、NHKの看板アナウンサーだった小川宏を招聘して、『小川宏ショー』をスタート。初代司会陣は小川宏と元TBSアナウンサーの木元教子、当時同局アナウンサーだった露木茂の二人。1968年4月1日、不毛の時間帯とされた平日午後3時枠を開拓したワイドショー『3時のあなた』が放送開始。1984年10月に『FNNスーパータイム』を開始。夕方ニュース戦争の幕開けとなる。

1985年8月12日日本航空123便墜落事故では、翌日にテレビで最も早く事故現場の地上からの映像を伝えた。2003年12月14日イラク大統領サッダーム・フセイン拘束のニュース速報を他局に先駆けて伝え、民放で唯一報道特番を組んだ。

2008年より、毎年大晦日の朝に『大みそか列島縦断LIVE 景気満開テレビ』が放送されている。
スポーツ

すぽると!』(過去には『スポーツLIFE HERO'S』、『S-PARK』など)といったスポーツニュース番組や中継番組全般をニュース総局 スポーツ局が制作している。他局と比較して元アスリートがスポーツキャスターを務める場合も多く幾多のプロ野球OBや森末慎二陣内貴美子舞の海秀平永島昭浩らがキャスターを務めている。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:548 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef