フクちゃん
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大阪朝日新聞にも数日遅れで掲載された。何度か改題されたほか、作者の事情で連載を打ち切っていた時期もあった。セリフはすべてカタカナ書き。おじいさんの着物の柄は途中からアルファベットから算用数字に代わった。

養子ノフクチャン(1936年10月1日 - 1937年7月31日) - 夕刊掲載。

末ッコゴロチャン(1937年8月1日 - 1937年12月31日) - この作品から朝刊掲載。近所の友達・ゴロちゃんが主人公のスピンオフ作品。しかしフクちゃんも頻繁に登場しており、内容はほとんど変わりがなかった。

フクチャン部隊(1938年1月1日 - 1939年7月6日) - 朝刊連載。主役をフクちゃんに戻す。

コドモ指南アラクマ道場(1939年7月7日 - 1939年12月31日) - 朝刊連載。主役にアラクマを据えたスピンオフ作品。アラクマ主宰の「アラクマ道場」でフクちゃん達が稽古に励む。

ススメ! フクチャン(1940年1月1日 - 1941年12月31日) - 朝刊連載。再度主役をフクちゃんに戻す。

フクチャン実践(1942年1月1日 - 1942年12月18日) - 朝刊連載。ネタの多くが戦時下向けに。最終回は「みんな海外に行く時代」「ここも狭い」とフクちゃんがコマを飛び出し、ここで一度打ち切られる。

ジャバノフクチャン(1942年6月23日 - 1942年8月23日) - 7月22日までは挿絵が描かれた海外レポート。同年8月1日に3コマ物の漫画になり、ジャバ(ジャワ島)で原住民と共に暮らすフクちゃんが描かれた。

フクチャン従軍記(1942年9月8日 - 1942年9月13日) - 再び挿絵が描かれた戦時レポートに。

フクチャンかへる(1942年9月15日 - 1942年9月20日) - ジャバから日本へ帰るフクちゃんを描いた4コマ。

フクチャン(1942年9月22日 - 1943年12月31日) - 朝刊連載。再びフクちゃんを主役に据えた通常の4コマに戻る。

フクチャン大東亜コドモカイギ(1944年1月1日 - 1944年1月2日) - 2日間掲載の短編漫画。大東亜共栄圏下の子供達が会議する。日本代表はフクちゃん。

フクチャンレンセイノ巻(1944年1月4日 - 1944年1月29日) - フクちゃん達も練成を行うことに。1月18日までは朝刊に、1月19日より夕刊に掲載された。最終回は戦闘機に乗り、そのまま下記「ソラノ巻」に改題された。

フクチャンソラノ巻(1944年1月31日 - 1944年3月4日) - 夕刊連載。戦闘機に乗ったフクちゃんの活躍を描く。「疎開」する名目で打ち切られた。


防衛新聞(1945年4月18日 - 1945年5月8日 以降不明)

防衛フクチャン[8]


共同通信配信(1946年 - 1947年[3]

フクちゃん - 『夕刊とうほく』[3]ほか、全国16紙に掲載。


面白倶楽部(1948年1950年

フクチャン活躍 → フクちゃん


天馬(1949年

タイトルは「フクチャンの野球」「フクチャンの拳闘」など、その都度変わった。


サンデー毎日1950年9月 - 1951年9月)

デンスケ★フクちゃん - 横山作の『デンスケ』と共演させた作品。


毎日新聞1956年1月1日 - 1971年5月31日

フクちゃん - 朝刊連載。全5543回。最終回を描いたペンは長谷川町子に贈られた。


たのしい一年生(1956年9月号 - 1958年12月号)

フクちゃん


単行本

[1][9][10]

描き下ろし作品を含む。フクちゃんの登場する絵本については横山の項を参照。

江戸ッ子健ちゃん(中央公論社 1936年)

フクちゃん 1・2(朝日新聞社 1937年)

フクチャン部隊 1 - 6(朝日新聞社 1938年 - 1940年)

ゴロチャン(朝日新聞社 1938年)

フクチャン部隊傑作集(朝日新聞社 1940年)

ススメ・フクチャン 1 - 5(朝日新聞社 1941年 - 1942年)

フクチャンブタイ 1・2(東栄社 1942年 - 1943年)

フクチャン・ヨイコ(東栄社 1943年)

フクチャンノオウチ(鎌倉文庫 1945年)

フクチャンマンガ(漫画社 1945年)

フクチャンキヨチャン(漫画社 1946年)

ポケットフクチャン(漫画社 1946年)

FUKU-CHAN(タカラクラブ 1946年) ※英訳版

フクチャンブック 1 - 4、特集号(鎌倉文庫 1946年 - 1948年)

フクチャン・サーカス(イヴニング・スター社 1946年)

フクチャン傑作集(福書房 1947年)

新版フクチャン(福書房 1947年)

新篇フクチャン(フレンド社 1947年)

フクチャン(三光社 1947年)

ニコニコフクチャン(萬人書房 1947年)

フクチャンニッキ(中京新聞社 1947年)

フクチャンABC(民風社 1948年)

フクチャン(南潮社 1948年)

フクちゃん 大とくいの巻(鶴書房 1949年)

ホームラン王フクチャン(子供マンガ新聞社出版局 1949年)

フクチャンのまめターザン(光文社 1949年)

はりきりフクチャン(鶴書房 1949年)

ともだちフクチャン(児童文化社 1949年)

フクちゃん(鶴書房 1949年)

フクチャンの捕鯨船長(ロマンス社 1949年)

フクちゃん物語(子供マンガ新聞社出版局 1950年)

フクちゃん にこにこの巻(鶴書房 1952年)

フクちゃん 1 - 3(トッパン 1954年 - 1957年)

新作フクちゃん(文陽社 1956年)

江戸ッ子健ちゃん(小学館 1957年)

フクちゃん 1・2(麦書房 1959年)

漫画フクちゃん全集(講談社 1970年)

さよならフクちゃん(毎日新聞社 1971年)

フクちゃん(講談社漫画文庫 1976年)

フクちゃん 1 - 16(奇想天外社 1980年 - 1983年)

フクちゃん 1 - 3 (小学館のテレビ絵本 1982年) - 後述のテレビアニメ版のスチルを利用したフィルムコミック

江戸ッ子健ちゃん(奇想天外社 1982年)

江戸ッ子健ちゃん(中央公論社 1992年)

実写映画

1936年(昭和11年)12月に、『江戸っ子健ちゃん』を原作とする実写映画『江戸ッ子健ちゃん』が公開された。フクちゃんシリーズの最初の映像化作品で、フクちゃんを演じたのは子役時代の中村メイコだった[1]『江戸っ子健ちゃん』でデビューした中村メイコ
劇場用アニメ

第二次世界大戦中、
松竹動画研究所によりアニメーション映画『フクチャンの奇襲』(1942年)、『フクチャンの増産部隊』(1943年)、『フクチャンの潜水艦』(1944年)の3作品が制作される。原作者の横山自身も脚本や演出に関わった[11]。兵器の描写が従来の漫画映画と比べてリアルなものとなっている[12]

横山隆一主宰の「おとぎプロダクション」製作による1962年(昭和37年)公開の長編オムニバスアニメーション映画『おとぎの世界旅行』の中で、『ロケット・フクちゃん』として登場している[1]

ラジオドラマ

1957年(昭和32年)に、文化放送でラジオドラマ『フクちゃん』が放送された[1]。キヨちゃんの声[13]は竹尾智晴(中尾隆聖)が5歳で演じ、彼のデビュー作となった。
テレビアニメ

フクちゃん
ジャンル
ファミリー・一般向けアニメ
アニメ
原作横山隆一
シリーズディレクター藤みねお
脚本松岡清治
音楽筒井広志
アニメーション制作シンエイ動画
製作テレビ朝日電通、シンエイ動画
放送局テレビ朝日系列
放送期間1982年11月2日 - 1984年3月27日
話数全71話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

1982年(昭和57年)11月2日から、テレビアニメ版『フクちゃん』がテレビ朝日系で放送開始。アニメーション制作はシンエイ動画、1回2話放送で全71回142話。


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